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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

検証プロファイリング 大阪市鶴見区父娘ハンマー殺人未遂事件

It must be the times when “Father having a daughter is the hardship”(「娘を持つ父親はツラいよ」の時代)!

東仙坊、娘なるものを持つ世の父親たちにメチャクチャ同情している。
とにかく、その感情のコントロールは娘がいくつになっても複雑で大変だろうな…とふと思った瞬間、なぜか自分のそばにいた3人の娘を持つ父親のことを想い出していた。
今ごろ彼らはどうしているのだろうか?と想像してみて、自然に苦笑していた。
1人はヒョンなことから一緒に住むようになった彼女の父親…。
こんな男のために家族を棄てるのか?と泣かれて、すっかり困惑させられたことを昨日のことのように思い出すが、まもなく40年以上も前のこと。
もう亡くなっているだろうな?と思いつつも、その肝心の彼女の顔を想い出せないことに、ビックリ。
1人は戦友かのように長くつき合っていた同級生のヤツ…。
10代で2人の娘を持っていたのだから、今ごろはきっと孫だらけのはず。
そして、その孫も成人しているかも?
「こんなオトコとは別れろ!」と怒鳴り込みに行って、その長女から「このヒト知らないヒトです」と警察に言われ、器物破損の現行犯で留置場。
引き取りに行ったときのヤツの顔も昨日のことのように思い出すが、その娘たちの顔をなぜか想い出せなくて、ビックリ。
もう1人はその聡明さに畏敬の念を覚えていた兄と同い年の先輩…。
兄にあれだけ孫がいるのだから、きっと彼も孫だらけのはず。
そんな彼がどうしても娘が欲しいとわざわざ50歳を過ぎて持った娘。
きっと今ごろその娘のボーイフレンドのことで、イヤ恋人のことで日々半狂乱になっているに違いない?
なぜなら、彼の聡明さに太刀打ちできるヤングマンなどこの世に存在しないうえ、彼が信頼できるヤングマンなど世界中にいないはずだから。
それで、ついついもし自分に娘がいたらと思い浮かべ、ある元部下のことを想い出している。
今ごろ元気でいるのか? 本当に自分のやりたいことをやっているのか? 意地になってムリをしていないか? バカなヤツラとどうやって渡り合っているのか? どんなヤツとつき合っているのか?
ヤバい…。
そういう風に考えると、オプティミティックにはなれないことに気づいて、ブルー。
ヨカッタ、ヨカッタ、娘など持たなくて…。
心底そう思わさせられる、実に不快な事件が起きた。

■大阪市鶴見区父娘ハンマー殺人未遂事件

●現時点で知り得る限りの事件の概要

11月26日午後11時35分ごろ、大阪市鶴見区諸口の市営住宅12階に住むアルバイト(?)の41歳女性から「元交際相手のオトコが自宅にきて、ハンマーで殴られた」と110番通報。
大阪府警鶴見署員駆けつけると、その玄関先で64歳父親がオトコにハンマーで殴られ、止めに入った女性も同じくハンマーで殴られ、部屋から引きずり出されようとしたが、他の部屋から人が出てきたので、慌ててオトコが現場から逃走したとか。
また、「オトコは女性と2週間前まで交際していた40代オトコ。それなのに、『会いたい』などという内容のメールが数回送ってきたり、仕事帰りに車で後をつけたりしたので、警察へのストーカー相談も考えていた」と被害女性が証言。
ともあれ、2人は病院に搬送され、父親は手術を受け重傷、女性は全治1週間の軽傷だったとか。
そこで、警察はそのオトコの行方を殺人未遂犯として追跡。
すると、11月27日午後5時ごろ、大阪府門真市内の集合住宅でオトコを無事確保。
大阪府警鶴見署に逮捕されたオトコは、東大阪市稲田上町に住む、職業不詳(?)、佐々木崇秀(42歳)なるハンマーストーカー。
「女性がケガをしたのは階段から転び頭を打ったからではないか? 殺すつもりはなかった。別れたつもりはない」とか「2人に謝りたい」とほざいているとか。
ちなみに、被害女性は無職の父親と17歳長男との3人暮らし。
そして、長男は幸運にも(?)外出中だったとか。

●東仙坊がプロファイリングする娘を持つ父親の悲哀

①この不運にも娘の元彼にハンマーで突然殴られ重傷を負った父親、64歳で無職ということはリタイア、年金?
それでいて、無念にも妻に先立たれてしまったのか? 今や定番の離婚なのか? とにかく、すでに(?)伴侶がいないご様子?
そこへ、娘が大きな孫を連れて出戻ってきてしまったようなのだから、複雑で面倒。
おそらく微妙な年齢になった娘のラブライフに口を出せないだけでなく、娘の方も一切口を出させないはず。
だからこそ、妙齢のバツイチ娘(?)がどんなオトコとどんな風につき合っているかどうかなど、何も知らなかったに違いない。
そうでなければ、常軌を逸した時間に見たこともないオトコが訪ねてきて、簡単に玄関を開けることはなかったのでは?
例えそこそこの格闘技を身につけていたとしても、ドアスコープ越しにオトコをチェックしたはずでは?
もしくは、最低限でもドアチェーンをかけておくべきだったのでは?
もちろん、逆に娘がつき合っているオトコと知っていたからこそ開けてしまった可能性もないワケじゃないが…。
どうあれ、この辛うじて一命を取り留めた父親と娘の間に、娘の最新のラブライフにおける話し合いなど間違っても皆無だったはず。
少なくともこれまた微妙な年ごろである孫を気にして、なおさら話し合うことなどなかったはず。
それゆえ、64歳の父親が玄関を開けてしまうという愚を犯したのもやむを得ないのでは?
その意味で、17歳の孫はそんな時間にどこで何をしていたのか?
それもまた、この一家のある意味の問題ではなかったのか?

②東仙坊、微妙な年齢の女性のリピドーの高まり是認派。
旅の恥はかき棄てかのように、ある程度のツマラナイオトコに引っかかるのも仕方がないとかなりの太っ腹。
とりわけ、24歳で子どもを産んでしまった女性がそのエストロゲンの分泌のセルフコントロールがかなり難しいことも百も承知。
それでも、知り合って3週間でもうイヤだと思うようなオトコを選ぶのはやはりナンセンスなのでは?
そもそも、その女性の気持ちをすぐに感じないような鈍感なオトコの何を捉えたのか?
いやいや、どこに魅了されたのか?
いやいや、ハナから目を瞑った部分があったのでは?
どちらにしても、すぐに「別れたつもりはない」とストーカーになるようなオトコは、それだけのオトコでしかなかったのでは?
もっとも、逆も真で、そんなオトコとネンゴロになってしまう女性の方もそれだけのオンナでしかない面があるのでは?
その結果、自分の家族の命まで脅かされるようでは責任が相当あるのでは?
それで、どうしても気になることが2つ。
1つは、40歳も過ぎたのなら、もうイヤだ、別れる! 二度と会いたくないし、二度と連絡しないで!的別れ方は、かなり幼稚なだけでなく、必要以上に相手を感情的にしてしまうのでは?
それなりのオトコと判断した段階で、自己嫌悪と自責の念に駆られながらも、巧妙な別れ方を考案すべきなのでは?
その意味では、どっちもどっちと言えるのでは?
2つ目は、被害者宅とハンマーストーカー宅とハンマーストーカーが発見された場所の3ヵ所が直線で3km以内という近場でのイージーな関係ということ。
それって、出会いはイージーでも別れがかなりリスキーになるのは当然では?
イージー・ミーティングはリスキー・リビング・アパートだと思うが…。
どうあれ、この被害女性、自分がオトコ運が悪いとなどと自己弁護していないで、本当にオトコを見る目がないということに自己反省を徹底的にすべきなのでは?
そうでないと、息子の教育にも悪いのでは?
えっ、何で張本人の卑怯で卑劣なハンマーストーカーのことをもっと責めないのか?って?
こんな女心を40歳を過ぎて全く理解できないようなクソッタレについて、モノを言う気にもならないが…。
それにしても、我が日本に、こんなハンマーストーカーのような情けなくてみっともないオトコのなんと増えてしまったことか?

③東仙坊、娘を持つ父親の役割って、そんなにないと言わざるを得ない。
あえて言うなら、どんな娘であろうと、何があっても、命を懸けて娘を守ることぐらいのはず。
その意味で、今、ハンマーで殺されかけた重傷の父親が何を考えているのか?
そして、たった一人の自分の味方である母親を守れなかった長男が何を考えているか?
なぜか、その2つのことがメチャクチャ気になるのだが…。

It must be a duty of father to protect any daughter at the risk of life(どんな娘でも命懸けで守るのが父親の役目)!
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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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