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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

検証プロファイリング 東京世田谷60代夫婦無理心中事件-2

It must be impossible that true child care is by own all family, because each of family is so selfish like this(こんなに家族がそれぞれにジコチュウでは本当の子育てなど不可能)!

■東京世田谷60代夫婦無理心中事件

●現時点で知り得る限りの事件の時系列的概要

①昨年12月2日午前10時過ぎ、大阪府大阪市中央区の駐車場(?)で、オトコが飛び降り自殺しているを発見。
その所持していたIDから、東京都世田谷区船橋に住む、職業不詳(?)、金子文雄(66歳)と判明。
また、そばにオトコの子どもに宛てたと思える「おわびのしようがない。けじめはつける」とのメモ。
②大阪府警が、そこで自宅に連絡するも、応答ナシ。
そのために、長女(32歳)を探し当て連絡。
そして、長女が自宅と母親の携帯電話に連絡するも、応答ナシ。
やむを得ず実家に長女が向うも玄関は施錠。
しかし、12月2日午後4時ごろ、まだ実家の鍵を持っていた長女が家に入り、2階の寝室のベットの上で、母親(62歳)が仰向けに血だらけの状態で倒れているのを発見。
母親の顔には激しく殴られた痕があり、かたわらにバール。
そこへ、やってきた長男(30歳)が「母が亡くなっている」と110通報。
警視庁成城者が駆けつけ、ほぼ無理心中と確定。
そうなると、夫婦のプライバシーということですべてが片づけられるのか、以後、一切の情報もナシ。
もちろん、司法解剖の結果も未公表。
何もかもが、蚊帳の外…。
現場、小田急線千歳船橋駅から約600mほど、小田急線経堂駅の西約1㎞のマンションや戸建て住宅の並ぶ住宅街。
妻の顔には殴られた痕が数ヵ所あり、死後数日が経過したとみられているということと夫婦だけの2人暮らしだったということが、最終情報。

●東仙坊がプロファイリングするこの事件が象徴する我が国の家庭の現状

①66歳と62歳の老夫婦で、別居する32歳長女と30歳長男がいるということは、すでに祖父母である可能性も高い。
どうあれ、全部で何人の子どもと孫がいるかもわからないが、結婚して30年以上であることは間違いない。
そんな長年連れ添った妻の顔をバールで撲殺するとは、夫に相当の動機、強い殺意があったあったと考えざるを得ない。
無論、所詮、他人同士の結婚。
その2人の間にどんな確執があったのか?は、想像の域を超えない。
人間が1人として同じ人間がいないように、夫婦も千差万別。
誰にも理解できない何かが2人の間にあったことは確実。
そして、残虐非道に撲殺したことで、そこの愛情のカケラが微塵もないことも確実。
つまり、突然、ガンと宣告された妻を見るに忍びなくてというような動機ではないことだけは、間違いない。

②では、表面上は仲睦まじく一緒に犬散歩をしていたという2人に何があったのか?
考えられる動機を、2人暮らしの60過ぎの老夫婦ということで挙げてみたい。
1)夫に若い愛人がいることが妻にバレてにっちもさっちもいかなくなった?
ありうるが、それなら流行の熟年離婚をするか、巧妙に資産を持って愛人のところへ逃げればいいだけ。
2)全くその逆で、すでにsexレスなことに不満を持っいた妻が若い情夫とつき合っていたことを知ってしまった?
これもかなりありうる。
62歳では性的欲求もまだまだかなり強いはず。
この場合、日本のほとんどのオトコどもはみっともないことに自分のことを棚に上げ一方的に逆上しがち。
3)夫婦の老後の生活のために準備していた貯金を夫婦のどちらかがヒマを持てあまし、黙ってギャンブルやショッピングや孫に遣い過ぎて取り崩してしまった?
どうだろう?
その残虐な殺害方法、一瞬のうちで妻との30年以上の夫婦生活、30歳を超えた子どもたちやカワイイ孫たちとの関わり、妻の62年の人生、自分の66年の人生、何もかもに「back space」か「delete」とボタンを身勝手に押したことを考慮すると、そのくらいが動機では?
まさか、子どもや孫と同居できないことかそのプレゼントのこと、自分たちの旅行の行き先か食事のことで、そんな殺し方をできないのでは?
どちらにしても、口ゲンカで終わらなかったことに、空恐ろしさを覚えるのは、東仙坊だけではあるまい。
どうあれ、この老夫婦が日本中にゴロゴロいる典型的な外面いい夫婦の仮面夫婦であったことは間違いないのでは?
とにかく、どう考えても、今、我が国の家庭の中で、とっくに大事な何かが喪失してしまっていると思うが…。
そして、この2人の子どもや孫たち(?)は、一体どんな気持ちでこの正月を迎えたのか?
それを考えると、本当に罪深い夫だと思わないか?
 
実は、この事件をあえて取り上げたのには、重要なワケがある。
我が大甘政府が、年明け早々、子育て支援策について今年度に約5千億円を投入し、保育所整備などを加速し、安倍晋三政権が重視する女性支援を後押しするのが狙いと言い出したからに他ならない。
何でも、4月開始の「子ども・子育て支援新制度」を実行し、保育園の新設のほか、幼稚園や保育園を統合した「認定こども園」への補助や保育士の処遇改善などを進め、2017年度までに待機児童の解消を目指すなのだとか。
というのも、厚生労働省の調査では、新制度に沿って各自治体が保育所を整備しても、2017年度に0~2歳児で保育の受け皿が約5万人分不足する見通しなのだとか。
実は、東仙坊、こんな世相なのに子どもを産む奇特な(?)女性だけをとにかく優遇しようとする行政の姿勢に抵抗がある
一体どこに有能な保育士や幼稚園教師がいるのか?
それより何より、これだけロクでもない子育てを満足にできない親たちになぜ物質的にばかり甘やかすのか?
どうせ誰も言わないだろうから、東仙坊、言わざるを得ない。
こんな世の中に子どもを産むことなどできないと断腸の思いで意識的に出産しない女性だって、いっぱいいるのでは?
この世界の一体どこに本物のユートピアや本物のパラダイスがあるの?
そもそも、物質的に甘やかすからこそ、本物の親に成長しないのでは?
本気で子育てで苦労するからこそ、自分たち自身が逆境に強い忍耐強い人間に成長し、子どもに忍耐や修養を教えられるようになるのでは?
なぜ、ここまで「児童虐待」が増え続けているの?
それも、「心理的虐待」、「身体的虐待」、「ネグレクト」、「性的虐待」と何でもあり。
そして、最も多いのが、言葉による脅しや無視といった「心理的虐待」というから、ハナから親の資格ナシなのでは?
実際、2013年度児童相談所への虐待相談対応件数計7万3802件のうち、「心理的虐待」は2万8348件と全体の約38%
また、兄弟姉妹間で差別的な扱いをしたり、子どもの目の前で家族に暴力をふるうDVなども「心理的虐待」に含まれるとか。
ちなみに、2番目が、殴る蹴る激しく揺さぶる「身体的虐待」で2万4245件約33%
3番目は、炎天下の自動車内に乳幼児を放置したり、食事を与えないなどの「ネグレクト」で1万9627件約27%
最後は、東仙坊、最も憤怒させられる「性的虐待」。
もっと詳しく言おう。
厚生労働省集計の児童相談所虐待対応件数は、被虐待者の対象を「18歳未満」。
そこで、被虐待者を「0~3歳未満」、「3歳~学齢前」、「小学生」、「中学生」、「高校生・その他」の5つに区分すると、2013年度最多は小学生で2万6049件約35%
それに、3歳~学齢前1万7476件約24%、0歳~3歳未満1万3917件約19%を加えると、な、な、なんと全体の4割超
しかも、虐待加害者側をみると、実母が4万95件約54%で最多
実父2万3558件約32%の約1.7倍。
実母が再婚した相手や内縁の夫などを含めた「実父以外の父(?)」も4727件約6%。
さらに言うと、2003年7月~2013年3月、児童虐待で死亡した子どもは546人
そして、生後1ヶ月未満111人と2割
そのホシは母親が101人91.0%
そのうち、実母19歳以下が28人、「望まない妊娠だった」74人
実父に関しては、所在不明が大半、年齢すら不明が77人69.4%
こんな現状なのに、なぜこんな母親になるべきではないとしか言えないオンナどもに子どもを産ませるの?
これもそれも、机上で少子化で大変だ! 大変だ!、国難だ!とバカ騒ぎする無能な官僚どものバカさ加減が問題なのでは?
昨年の出生数は約100万1千人で戦後最少だったとか、団塊ジュニア世代に第3次ベビーブームは到来しなかったとか、出産可能な年齢の女性が減れば出生数の大幅増は望みにくいとか、昨年の婚姻数は戦後最少の64万9千組だとか、このままでは年間50万人を下回ることになり100年後には25万人にも達しないとピントのずれた戯言自体が問題なのでは?
どうだろう?
多くのヤングレディが、この人の子どもがどうしても欲しいとか、この美しい国で子どもを育ててみたいとか、なぜ思わないのか?
その答えは、単純明快なのでは?
そんな気持ちにさせてくれる男が本当に少ないことが一番の問題なのでは?
ようは、モラルやハートのある魅力的な男がいないのでは?
すべては心の未成長が原因なのでは?
第一、そうでもなければ、結婚して子どもまで産んだ女性がなぜ簡単に別れるの?
東仙坊、日本人を必要以上に恐れたUSAの思惑だったのでは?と本気で疑っているのだが…。
どうあれ、修養をオロソカにした戦後教育の失敗の結果なのでは?
いくら安倍晋三政権が「2060年に1億人程度維持」との政府目標を掲げたところで、「身体的虐待」、「性的虐待」、「ネグレクト」、「心理的虐待」を受ける子どもばかりが増えて、どうするの?
長期ビジョンで合計特殊出生率を2020年に1.6程度、2030年に1.8程度、2040年に人口が一定となる2.07が達成されると道筋を示したところで、何になるの?
そもそも、子育てを物質的に支援したところで、子どもがハッピーになるの?
いい加減、もうわかるべきでは?
本気で子育てに勤しんでいる女性は、とにかく人に頼らず自分で我が子を何が何でも自分で育てるという心身ともに強い意志を持っていると思うが、どうだろう?
どちらにしても、子育て支援にばかりに税金を投じるということは、子どもを作らずに必死で社会貢献をしている女性たちへの新たな差別に繋がるのでは?
1月5日、高知県警土佐署は、同居する義理の82歳母の両手足を粘着テープで縛って暴行し殺害したとして、高知県いの町枝川の介護士前原美和子(49歳)を逮捕。
何でも、1月3日午後11時ごろ、「オムツを替えようとしたら暴れたのでやった」と自宅居間で義母の手足を粘着テープで縛って顔を殴ったというから、何をかいわんや。
夫(54歳)が1月4日夕に帰宅した際、母に意識がないのに気づき119番。
ちなみに、一家は、姑殺し、義母、夫、娘の4人暮らし
どうだろう?
メチャクチャ皮肉な蛮行だと思わないか?
とにもかくにも、「児童虐待」を阻止するためにも、お金ではないのでは?
無論、東仙坊、これに憤怒するのは、そのために自分のわずかな年金がさらに減少することからなどではない。
また、先に早く増やしてあげるべき介護士の給料をなかなか上げないからでもない。
子育てや結婚が経済的な問題かのように決めつけることが問題と言いたいだけ。
そもそも、本当に現代社会の腐り方、世界のカオスを真剣に考えたら、子どもを産まない決断をする女性の方がよっぽど人間的なのでは?

Only abuse remains to children when we don't let I let a parent become independent together and make mind and body patient(心身ともに親を自立させ忍耐強くさせないと、子どもたちには虐待しか残らない)!

検証プロファイリング 東京世田谷60代夫婦無理心中事件-1

None of the cause of the declining birthrate being human by a distortion of the education after the war and there being few young people who grew up(少子化の原因は、戦後教育のヒズミで人間的に成長したヤングが数少ないことがすべて)!

正月、昔から日本中で家族の絆を確かめ合うとき…。
家を離れていた人たちも帰省し、普段ないがしろにしていた絆を再確認するとき…。
それは日本人にとって、家族こそが何はなくとも自然に結束できる唯一無二のコミュニティだから。
しかし、それはもはや遠い昔の話。
それはそうである。
今や、母親は子育てや子どもの食事一つ作ることを面倒臭がり、父親は妻に食事一つ文句も言えず事前に妻と子どもたちからアポイントを取って外食に行くだけ。
核家族化はすでに完璧に日本中に広がっていて、一家団欒など夢のまた夢。
それはそうだと思わないか?
とっくに家族は単なる個の集団。
それも、自分の思い通りにならないとガマンができないジコチュウの集まり。
とにかく、干渉されることを忌み嫌うのだから最悪。
おかげで、働こうともしないみっともない子どもが増えただけでなく、生活保護に甘える大バカどもばかりが増殖。
どうせ誰も言わないだろうから、東仙坊、言わざるを得ない。
生活保護受給者が増加した理由は、経済悪化などではなく、家族の崩壊。
その結果、金あまりの親どもが母さん助けて詐欺に引っかかりまくる皮肉。
これもそれも、情けない親が、家というものはそれぞれに違うという認識すら持てず、世間並みのアベレージであればいいと勘違いし、子どもに人生や社会生活での解答を教えられず、いろいろあっていいから好きなようにしてあげると子どもに媚びたことが原因。
どうあれ、それをリアルに象徴するのが家庭内殺人の増加。
昨年12月29日午前1時50分ごろ、千葉市中央区の自宅アパートで、27歳妻を包丁(刃渡り約16cm)で刺し殺害しようとしたとして、千葉県警千葉中央署は、殺人未遂で、自称(?)千葉県茂原市に住む、無職(??)、29歳夫(???)を現行犯逮捕。
妻は左胸に全治2~3週間のケガを負い(?)、自ら110番通報。
命に別条はないというから、とにかくラッキー(?)では?
何でも、2人は離婚を巡って口論となり、夫が「別れたくなかったので、腹が立って刺してしまった」というから、メチャクチャ勝手。
1月3日午前4時40分ごろ、大学寮から帰省して埼玉県富士見市水谷の自宅で寝ていた弟の大学生(20歳)の胸などを「殺そうと思って刺した」と包丁で刺し手殺害した、アルバイトの兄、福田未来(22歳)を、埼玉県警東入間署が、殺人で現行犯逮捕。
極めつけの家庭内殺人事件は、その判決が意味深な2つ。
1つ目は、昨年6月7日午前3時ごろ、東京都八王子市南大沢の自宅で、 64歳父親が1階で寝ていた警備会社アルバイトの28歳三男を刺殺した後、同居する妻と長女(三男の妹)にも何も告げず、午前9時55分ごろ警視庁南大沢署に自首した事件。
その裁判員裁判の判決が、昨年11月21日、東京地裁立川支部であり、な、な、なんと父親に懲役3年執行猶予5年(求刑懲役6年)が下ったとか。
矢数昌雄裁判長は、「被害者の人生を断ったことは正当化されないが、相当やむを得ない部分があったと言わざるを得ない。被告は、被害者の人生の岐路で、父親として懸命に関わってきた。家族を守ろうとしていたアナタが、最終的には家族に最も迷惑をかけることをした。これからは、もっと家族に相談するよう、自分の考えを変えるようにして下さい(???)」。
何でも、約10年前、三男は都立高2年のとき、精神の障害(発達障害?、パーソナリティ障害?)と診断された。
それでも、通信制高校に移るなどし、浪人生活を経て大学にも進学。卒業後はガス会社に就職。
ところが、 「自分をコントロールできない」と悩む三男、仕事がうまくいかず、職を転々。
そして、一昨年夏ごろから家族への言動が荒くなり、次第にDV開始。
三男を友だちのような存在(?)と感じ自分が一番の話し相手だった(?)と思い込む父親は、独り苦悩。
昨年5月下旬、三男が母親を蹴り肋骨を骨折させて、「これから外に行って人にケガさせることもできる」と豪語。
父親は、警察、病院、保健所にも相談を重ねた。
すると、病院は「警察主導の措置入院をさせるべきな」、警察は「被害届を出さないくらいでは、措置入院には該当しないので?」と返答。
父親は、「三男は自分が犯罪者になることを恐れていた(?)。家族がそうさせることはできなかった(??)。警察に突き出すことは、三男を犯罪者にしてしまうこと。その後の報復を考えると、それはできませんでした(???)」とさらに苦悩。
昨年6月6日、父親は1人で病院に行き、主治医に三男の入院を相談。
ソーシャルワーカーを紹介されたが、入院については、あくまでも警察主導の措置入院を勧められた(?)。
午後8時半、妻から「誤って三男のアルバイト先の仕事道具を洗濯してしまい(?)、三男が『殴る蹴る以上のことをしてやる』と怒鳴っている」とメール受信。
父親は急いで帰宅し、暴れる三男を目にして、110番通報。
駆けつけた警察官に、父親は再度、措置入院を懇願。
三男は、この日、両親の顔を殴るなど、いつも以上に暴力。
しかし、三男は警察官がきてからはすっかり落ち着いた様子になったので、「措置入院にするのは難しい」と警察官は消極的。
それはそうだと思わないか?
基本的に家族内の出来事、DVの被害届け出も出さなきゃ、警察だって対応のしようがないはず。
警察官が帰ると、三男は就寝し、父親はフロに入ったのだとか。
そして、「三男は『今度は刃物を使うから覚悟しろよ』と言っていた。今度は刃物を振り回すと思った。私は逃げられても、妻は膝が悪いので逃げられない(?)。私には、妻と娘を守る義務がある。もう3回も警察に相談した。警察や病院で対応できることには限度があるが、暴力を受ける側は悠長なことは言っていられない。私は夫として、父として、こうするしか思いつきませんでした。それに仮に3人で逃げても、三男は私の勤務先を知っている。職場に怒鳴り込んでくる(?)。ガマンの限界を超えている」
そこで、64歳の会社員、石井正郎は息子のうちの一人である三男の胸を包丁で一突き…。
そして、その血を流し続ける三男と添い寝したとか。
ちなみに、判決後、父親は、「今から思えば、三男を家族への暴力行為で訴え、世の中の仕組みの中で更生の道を歩ませるべきでした。三男の報復が怖くても、三男のことを思えば、そのように考えるべきでした」とやっと反省。
母親も、「私は三男と心中しようと思ったが、できませんでした。警察などに何回も入院をお願いしても、できなかった。どうすればよかったか、私にはわかりません」とおっしゃられているとか。
ついでだから、家から出ている長男と二男のコメント、一緒に暮らしていた長女のコメントも聞いてみたくなるのは、東仙坊だけではあるまい。
根本的に家族が崩壊していると思うが、どうだろう?
2つ目は、昨年3月26日、埼玉県川口市西川口のアパートで、73歳夫と77歳の妻の高齢夫婦が殺害され現金8万円やキャッシュカード4枚が強奪された事件。
そして、事件当日にその夫婦のキャッシュカードで現金1万8千円を引き出した窃盗で4月29日に逮捕された、東京都葛飾区に住む、2人の孫で解体工、少年(17歳)を強盗殺人で再逮捕。
すると、その少年が、「殺害したことに間違いない。金を借りに行ったら断られたため殺した。お金が欲しかった」と自供したうえ、「祖父母の殺人について母親と話し合いがあった。母親から指示された」と主張。
そこで、その夫婦の二女で少年の母親である立川千明(42歳)なるマザー・ビッチを、強盗殺人現場のアパートの室内には行っていないもののカードなどを奪う行為について少年と共謀していたとして、強盗で逮捕。
どうあれ、その少年の裁判員裁判の判決が、昨年12月25日、さいたま地裁であり、18歳になった少年に懲役15年(求刑無期懲役)の判決。
もっとも、少年の弁護士松山馨弁護士は、「少年が『自分みたいな存在をつくっちゃダメだ』と言っていた」とコメントしつつ、即刻控訴しているのだが…。
ここで、その少年の生い立ちをざっとプロファイリング。
埼玉県さいたま市内で生れ、親子3人で暮らすも、父母が小学校就学前に離婚。
引き取ったマザー・ビッチはホストクラブに通い続け、金欠状態。
そして、マザー・ビッチは元ホストのオトコと再婚し、一時は3人で静岡で暮らす。
しかし、日雇い仕事で義父に収入がある日は3人でラブホテルに宿泊し、仕事がない日は公園で野宿。
そんなとき、疲れて立ったまま眠りかけ、義父に殴られ、前歯を4本を喪失したとか。
義父とマザー・ビッチとの間に妹ができると、義父は就職し、会社の寮で生活。
2~3ヶ月間は静岡の小学校に通ったこともあったが、小学4年からほとんど学校に未通学。
すると、今度は、マザー・ビッチが1ヵ月間家に帰らなかったときもあり、義父と妹と3人暮らししたことも。
少年は、「自分は捨てられたと思った」とか。
その後、住民票を残したまま、4人は埼玉に戻ったが、少年はまさに「居所不明児」。
そうして、少年がマザー・ビッチと義父の指示で始めたのが、親類らへの金の無心。
実父の伯母などは「中学の野球部に入ったので道具を買う」などと借金を求められ、4年間で4、500万円を振り込んだとか。
すると、今度は義父が2012年冬に失踪。
当時16歳だった少年は、埼玉県の塗装会社で働き始めたとか。
しかし、母親の命令で給料の前借りを繰り返すばかり。
少年は逃げるように転職。
金が尽きた直後、事件が起きたとか。
そのうえで、栗原正史裁判長の判決理由を精査してみよう。
「母親が『殺してでも借りてこい』と迫っても強盗殺人を指示する意図はなかった。祖父母から金を借りるよう執拗に言ったが、殺害を指示した事実はない。借金を確実にさせるための追い込みの言葉にすぎなかった。母親の供述にはウソはあるものの、強盗殺人を指示していないという点で信用できる。祖父に借金を断られ、強い殺意を持って、落ち度もない祖父母を殺害して金品を奪ったことは間違いない。強盗殺人を決意し実行した責任は重大。祖父母の殺害を思いとどまることも十分にできたはず。保護処分が社会的に許される事情があるとは認められない。原則通り刑事罰を科するのが相当である。しかしながら、母親の極めて不適切な養育で不遇な生活を強いられたこと、母親の浪費癖により小中学校にも満足に行かせてもらえなかったこと、母親に逆らわない性格傾向となり、『殺してでも』などという言葉で、母親に祖父母からの借金を執拗に迫られ追い詰められたことも、また事実である。母親に『殺してでも』という強い言葉で祖父母からの借金を執拗に迫られ、最終的には本人が殺害を決断しているとは言え、母親の養育や母親の言動に大きく左右されたものだという点は十分に考慮すべきだ。そのうえ、反省の態度も示しており、無期懲役に処すべきだとまでは言えない。君がおじいさん、おばあさんを手にかけてしまったのは、お母さんにも原因がある。周りに大人がそろっていたのに、誰かが少年を助けられなかったのか?」
ちなみに、この事件での強盗と窃盗罪に問われたマザー・ビッチ、9月、同じくさいたま地裁で懲役4年6月の刑が確定しているとか。
また、少年法規定により、事件当時18歳未満の(17歳だった)少年に死刑を科すことはできないため、最高刑は無期懲役。
懲役15年は少年法に基づいて少年に科せる有期懲役の上限。
どうだろう?
我が日本の未来は本当に洋々なのか?
ユングは、「無意識のなかに個人的心理には帰することのできない独特の障害があるヒトがいる。非個人的現象は、常に夢における神話的なモティーフとして現れるものである。その神話的モティーフを『元型』と名づける。原始性、暴力、残虐さ
抑鬱と落着きのない狂躁の兆し。どこかヒトびとが『金髪の野獣』を安からぬ眠りから揺り起こそうとしている。その爆発もありえなくはない」とリスキーな集団心理に結びつきやすい傾向への不安を予言していた。
実際、我が日本人が義理と人情に弱いのは、イエやムラなどの地縁、血縁という人間関係によって構成される傾向が強いから。
それゆえ、個人というよりは集団に依存して生きる傾向も強くなる。
そう、我が国古来の美徳であった家族の絆などとっくに崩壊しているのである。
だからこそ、あえて東日本大震災後に取り上げられたのでは?
フランスの自由、平等、博愛じゃないけど、ないからこそ声高に叫ばれるのでは?
核家族化などとっくのとうに蔓延し切ってしまっているはず。
都市と地方との格差や富裕層と貧困層という二極化など、グローバル化を受け入れたときに、とっくのとうに覚悟していたはず。
人間の心を培うという教育本質の目標を棄てた戦後教育を受け入れた段階で、モラル崩壊など予見できたはず。
世界は今なおいくら平和を叫んだところでテロや戦争がなくなるワケもないはず。
えっ、家庭内の孤独化が問題だって?
えっ、人間関係の希薄化が問題だって?
心身ともに鍛えられていない人を見る目を養ってない幼稚な人間である以上、そんなことは必然なのでは?
人間にとってたった一つ大切なことは、人間性を失わずにどう生きるかということなのでは?
どうあれ、2012年、平成以降の22年分(1989~2010年)の重大犯罪を中心に、初めて家庭内事件が占める割合などを調査した結果によると、各年の1年間に発生した殺人事件のうち家庭内事件が占めた割合は1989年が39.9%。
その後、微増傾向が続き、2010年に初めて過半数の52.3%。
つまり、家庭内犯罪が、全体の半分を超えたというのである。
もちろん、「身内のモメゴトを外に出すのは恥ずかしい」という考え方が以前より薄れ、警察に持ち込まれることが増えたこともあるに違いない。
けれども、やはり、一番の問題は子どもに修養一つ叩きこめない情けない親が増えたせいなのでは?
もっとも、それはある意味でいい傾向とも言えること。
なぜなら、それだけ他人を巻き込む卑怯で卑劣な蛮行が減っているということを意味するからでもある。
また、それは単に「総殺人数の中の家庭内殺人比率」。
ということは、日本の総殺人件数は、戦後初めて1000件を下回り2013年8.8%減の939件。
2012年USAでの殺人件数が月平均12500人というから、たったの0.6%。
仮にUSAの家庭内殺人率が日本の半分としても、39150人。
それに対し、我が日本は490人。
USAのたった1.3%。
つまり、いくら家庭内殺人が増えても我が国の方が、USAに比べはるかに安全で、家庭内殺人さえも少ないと言えるはず。
そう考えると、殺人が家庭内に集約されていくことは、ある意味いい傾向とも言えるのでは?
日本人らしく「人様に迷惑をかけない」のだから…。
さて、そんななか、あまりにも悲しくて寂し過ぎる家庭内殺人がある。
そう、やっと今回の本題。
ついついイントロが長すぎて、ゴメンナサイ…。

There is just a domestic murder case to symbolize current family collapse(現在の家族崩壊を象徴する家庭内殺人事件がある)!

To be continued...











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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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