I suppose this asshole wanted to actually consist of "Joker" like "Bane"(この大バカは、本当は「Joker」よりも「Bane」のようになりたかった)!
■コロラド・オーロラ無差別銃撃大虐殺事件
●東仙坊がプロファイリングする、チョーショック・ホームズの犯行の動機
②チョーショック・ホームズは、高校を優秀な成績で卒業すると、カリフォルニア大学リバーサイド校に入り、学位を取って卒業している。
そして、「Ph.D.(Doctor of Philosophy:博士課程)取得のために、コロラド大学の最先端医療チーム「Anschutz Medical Campus(アンシュッツメディカルキャンパス)」の一員になっている。
そこで、学校近くのコロラド大学メディアカルセンター学生専用集合住宅の800平方フィートの部屋、年間2万6000ドルも連邦政府補助金を無償提供されながら、「neuroscience(ニューロサイエンス:神経科学)」の研究していたのである。
それが、この6月、めったいにない自主退学をし、無償研究員になっていたというから、これこそが、犯行動機に直結していると確信するのは、東仙坊だけではあるまい。
仮に、言われているように口頭試験に落ちたことが原因だとすると、チョーショック・ホームズの挫折感と屈辱感は生半可なものではなかったはず。
もっとも、典型的な未熟なジコチュウであるチョーショック・ホームズこと、そんな挫折を素直に受け入れず、どこまでもジコチュウらしく自分の突出した能力を理解しない大学が、世の中が間違っている、悪いのは自分じゃない!自分以外のすべてが悪い、間違っている!と決めつけていたに違いない。
それもこれも、サンディエゴとは明らかに違って、このメチャクチャ都会的ではないドンヨリとしたオーロラの街が「ゴッサム・シティ」のように腐っているからだと決めつけたに違いない。
そして、この街を自分が浄化してやる、自分の優秀さを理解しない田舎者の街に目にもの見せてやると逆恨みしたに違いない。
どちらにしても、本音で話ができるようなソウルメイト的ガールフレンドがいなかったことが、事件の背景にあったことだけは、間違いない。
それにしても、このチョーショック・ホームズ、これを機に何でドロップアウトとして、それこそたった一度の人生、ヒッピーのように、あるいはボヘミアンのように、もう一度自分を見つめ直そうとしなかったのか?
それこそが、今のヤングの本質的問題だと思うが…。
③チョーショック・ホームズのように、単に学業成績がいいだけのヤングの最大の欠陥は、オリジナリティーに欠けるところ…。
何かをプランするに際し、イマジネーション力とクリエイティビティーが不足すること。
実は、これこそが現在のUSAの深刻な問題で、ブレインを世界中からヘッドハンティングをするハメになっているのでは?
ともあれ、バカなプライドをグジャグジャにされたチョーショック・ホームズが考えたことは、自暴自棄になって酒やギャンブルに溺れることでもなく、心機一転放浪の旅に出ることでもなく、コミュニティ社会へのリベンジ。
それも、自分が幼稚に置換している「The Dark Knight(暗黒の騎士)」に変身することでのリベンジ。
だからこそ、「The Dark Knight Rises(暗黒の騎士、飛翔)」のプレミア上映会に間に合わせたと思うが…。
ところで、ボサボサの髪の上の部分をピンク、下の部分をオレンジに髪を染め、無精ヒゲを生やし、「I'm the Joker(ワタシはジョーカー)」とほざいたチョーショック・ホームズだが、その恰好は、黒い弾道ヘルメット、脚ノド急所に黒い防護具、黒い戦闘用手袋、黒いガスマスク、黒いズボン、黒ずくめで、まるでvillain(ビィラン:極悪人)」の「Bane(ベイン)」。
この矛盾に、情けなくてみっともないチョーショック・ホームズの本質があるのでは?
確かに、「ジョーカー」も、「べイン」も、プライドが高く、大胆不敵で傲岸不遜、残忍かつ冷酷で、極めて高度に洗練された頭脳を持つ天才的な頭脳派的知能犯。
しかし、その2人に安易に同化するウヌボレこそ、チョーショック・ホームズの致命的な人間的欠陥。
にもかかわらず、用意周到な下準備を重ね、ゲーム感覚で劇場型無差別テロ活動を計画し、オーロラの街を混乱に陥れるとは、言語道断。
いくら金には一切興味がなく固有の組織を持たないとはいえ、派手で奇抜な策を弄し、自分をおちょくりないがしろにしたと殺人を犯すとは、まさに人でなし。
情状酌量の余地は、一切ナシ。
さて、東仙坊、「Badman」チョーショック・ホームズが「Butman」をコピーした動機は、徹底的に鍛え上げられた肉体を持ち、「ラーズ・アル・グール」の遺児「タリア」と愛し合う「ベイン」になりたかったからだと確信している。
けれども、スキンヘッドもマスクも好きじゃなかった。
そこで、仕方なく「ジョーカー」をマネしていると、いつのまにか心地よくなっていた。
緑がかった長めの整髪されていない金髪、目の周りのクマ、引き裂かれた赤い大きな口…。
そのうちに、自分と「ジョーカー」の区別がつかなくなっていた。
ただし、その「ジョーカー」とは、「ダークナイト(2008年)」の撮影後、急性薬物中毒で急逝しながら「アカデミー助演男優賞」を受賞した、「ヒース・レジャー」バージョン。
それはそうだと思わないか?
オーストラリア・西オーストラリア州パースで、レーサー兼鉱山エンジニアの父親、フランス語教師の母親の間に生まれ、11歳のときに両親が離婚。
そんなどこか哀愁に溢れたヒース・レジャーが、「セックス・ピストルズ」の「ジョニー・ロットン」をモチーフに、「怪鳥人間バットマン」の「ジョーカー、シーザー・ロメロ」、「時計じかけのオレンジ」の「アレックス、アレキサンダー・デ・ラージ」を意識して演技していたというから、味があるのも当たり前。
それなのに、軽佻浮薄に勘違いして、その気になるなんて、一体どこまで未熟なチョーショック・ホームズなのか?
どうだろう?
こんな軽い動機で、ヤケクソの殺人ゲームをしただけなのでは?
どうあれ、これが学歴偏重社会が生む弊害だと思わないか?
その意味で、このコロラド・オーロラ無差別銃撃大虐殺事件は、我が国のイジメに繋がるところがあると思うが…。
I think the place where the essence does both indiscriminate shooting terrorism and the bullying for a game sense must be the same(無差別銃撃テロもイジメも、ゲーム感覚でやっているところが同じ本質)!
What of USA where shooting terrorism happens is only this that the Japanese integrally longs in(これだけ銃撃テロが起きるUSAの何に日本人は一体憧れるのか)?
■コロラド・オーロラ無差別銃撃大虐殺事件
東仙坊、なぜこの事件を面倒なのに取り上げたのか?
それは、USAを模倣して、学歴偏重主義を取り入れ、わざわざ心の芯を溶かしてしまっている愚を是正したいから。
我々の日本人は、生まれながらにバランス感覚のある「恥の文化」に基づく、他者への思いやりの精神を持っているはず。
にもかかわらず、ナンセンス極まりない学業の成績で人間をランク付けする風土が出き上がりつつあるから。
そんな成績のよさ何かが、人間形成において一体何の役に立つのか?
それを明確に証明してくれたのが、このチョーショック・ホームズだと痛感したからなのだが…。
この事件発生からわずか約2週間後、8月5日午前10時30分ごろ、USA中西部ウィスコンシン(Wisconsin)州オーククリーク(Oak Creek)のシーク教寺院で、オトコが銃を乱射し、6人が死亡し、3人が重体とる銃撃事件がまた発生した。
警察は緊急通報を受けて現場へ急行。
警官1人が銃撃を受けて負傷したが、別の警官が撃ち返し銃撃戦になった末、オトコも射殺されたというから、壮絶。
何でも、事件は礼拝前、信者が集まり始めたころ、教会のキッチンにオトコが押し入り、ターバンをした男性ばかりを狙い銃を乱射し始めたというから恐ろしい。
犠牲者のうち4人は寺院内、射殺されたオトコを含む3人は屋外で発見。
ちなみに、オトコは防弾ベストは着用していなかったという。
また、シーク教とは、1500年前後にインド北部から始まった宗教で、世界に信者約2500万人いて、約70万人が米国に在住しているというから、驚き。
男性はヒゲとターバンが特徴で、ヒンドゥー教徒やイスラム教徒と混同されることもあるため、9.11以降、宗教に対する差別や偏見などが原因で起こる「憎悪犯罪」の標的となることが多発。
ミルウォーキーのシーク教徒コミュニティーは、昨年、教徒が経営するガソリンスタンドや店舗で強盗事件が増加していると、警察や州当局に届け出ていたというから、そのへんが原因か?
なお、事件の起きたオーククリークの寺院の信者は、350~400人(?)。
生存者の信者の1人は「怒っているものは誰もいない。ただ、困惑しているだけだ。無差別な行動なのか? 外見のせいで私たちが狙われたのか?」というから、
ところで、そのオトコは、腕に9.11のタトーを入れたアメリカ陸軍元兵士、ウェイド・ペイジ(40歳)。
1992年4月に陸軍に入隊し、ノースカロライナ州などで心理作戦専門家として勤務していたが、職務上の非行を理由に、1998年10月に除隊処分。
どうやら、典型的な白人至上主義者で、シーク教を嫌って犯行に及んだというから、唖然。オバマ大統領は、「このような悲劇がなぜ数多く起こるのか、我々は深く自分の魂を見つめ直して反省すべきだし、暴力を減らすための追加的な措置を検討する必要がある。アメリカ国民は、他者への差別的な態度を認めるべきではない。どんな宗教を信じていても、どこからやってきた人であっても、お互いに尊重し合うことがとても重要なことだとアメリカ国民は再認識してほしい」というコメントを出しているが…。
どうだろう?
思わず、今こそ我々日本人を少し見習うべきでは…と言ってみたくなるのは、東仙坊だけではないと思うが…。
●東仙坊がプロファイリングする、チョーショック・ホームズの犯行の動機
①チョーショック・ホームズは、カリフォルニア州サンディエゴのアッパーミドルクラスの閑静な住宅で、学歴のある両親と妹とともに、その長男として何不自由のなく育っている。
しかも、子どものころから学校の成績がずば抜けてよかったのである。
そんな子どもが将来どうなるのかは自明の理では?
そうでなくても、USAは露骨な格差社会。
チョーショック・ホームズがいくら典型的な唯我独尊、いわゆるジコチュウでも、誰も彼にとやかく言う人は皆無だったはず。
というのも、「成績がいいから何なんだよ。オマエイヤなヤツだな」と言ってくれるような率直な友人などできるワケもなかっただろうし、「生きる歓びは、机の上でどうこう空想ばかりしているより、人と深く関わること、直に熱く人と接触すること」と諭してくれるような人間が周りにいるワケもなかったはずだから。
それこそが、格差社会の一番の問題なのでは?
USAという国の根幹的欠陥は、ヘタすると同じ生活レベルのヒトとだけしかつき合わないこと、あれだけ広い国なの極端に視野が狭くなってしまうこと。
もっとも、チョーショック・ホームズはチョーショック・ホームズで、明らかに自分よりも劣る友人と遊ぶより、一人でゲームに夢中になっていたはず。
とにかく、わずらわしいコミュニケーションとか、リレーションシップの構築などは、チョーショック・ホームズにとって、全く無縁、無用の長物だったはず。
どうあれ、チョーショック・ホームズは、メチャクチャいわゆる人間的にイヤなヤツだったに違いない。
そう感じざるを得ない根拠は、24歳なのにガールフレンドの匂いが全くしないということ。
もちろん、ゲイという可能性もある(?)。
しかしながら、ドキドキ、ハアハアするような本物の恋愛を経験してさえいれば、アートに目覚めたり、ファッションにこだわったり、一気に人間が人間として覚醒し、他人への思いやりを強く持つようになったはず。
そうなると、自分の生活空間に飾るものも、コミックのヒーローや好きなタレントのポスターから、アーティステックなものに変わるか、何も飾らないシンプルなものになったはず。
その点からも、自分の部屋に「バットマン」のマスクを置き、そのポスターをいっぱい貼っていたチョーショック・ホームズの人間性熟度は、相当低かったと思うが、どうだろう?
どちらにしても、チョーショック・ホームズの人間的未成熟こそが、この残虐非道な事件の最大の動機に繋がったことだけは間違いない。
In USA of severe gap-widening society, the people should conclude everyday life every the class(厳しい格差社会のUSAでは、そのクラスごとに人々は日常生活を完結している)!
To be continued...
When a brutal barbaric act happens, an imitation criminal shall come out immediately
in the world(残忍な蛮行が起きると、すぐ模倣犯が出てくるのは、世界中一緒)!
■コロラド・オーロラ無差別銃撃大虐殺事件
●東仙坊がプロファイリングする、この事件の不可解な点
⑥東仙坊、この事件でもっとも不可解と感じているのが、現場になった映画館「Century Aurora 16」、そして、そのバットマンの新作「Dark Knight Rises(ダークナイトライジング)」の映画製作者たちの事件後の対応…。
確かに、その映画館で悲劇の舞台になったこともある。
その言語道断の銃撃犯チョーショック・ホームズが映画の中の狂人「joker(ジョーカー)」を名乗ったこともある。
でも、ここまでいろいろ反応すると、ついつい何でも訴訟社会のあの国のこと、ハナから責任逃れをしようとしているのでは?と勘繰りたくなるのは、東仙坊だけではないと思うが…。
1)映画館「Century Aurora 16」は、不運にも犠牲になった人々の家族に、この衝撃的な事実を通告するという「the agonizing process(苦痛を与えるプロセス)を始める準備に追われている。
それを聞いて、東仙坊、それは警察の仕事ではないんだと、ビックリ。
2)「The Dark Knight Rises」の映画監督クリストファー・ノーランは、「savage(ゾッとするほど残忍)」で「appalling(ビックリするほど恐ろしい)」事件と非難。
「映画館は私にとってマイホーム。そして、誰かがそのような耐えられないほど野蛮な方法でその純真で希望に満ちた場所を荒らしたということに、大きな衝撃を受けている。我々の誰もが言うことができない、この罪のない被害者に対するぞっとするような犯罪への我々の感受性を十分に表すことは誰にもできない。しかし、我々の考えは彼らと彼らの家族とともにあります」と、早々と声明を発表。
3)「The Dark Knight Rises」のキャストたちも、共同で「アメリカ社会が今後、本格的な銃規制に動いていくのかはわからないが、こういった形で奪われる命が1人でも減ることを切に願うとともに、身を挺して愛する人を守った人々がいたことを忘れないようにしたい」と哀悼のコメント。
4)配給元であるワーナー・ブラザーズは、映画「The Dark Knight Rises」のパリのプレミア上映を中止を発表。
また、予見できる将来の「豊富な注意から」の見地から、今までとは違うセキュリティシステムをせざるを得ないとの見解。
5)AMCシアターズチェーンは、今後、人を不快にするコスチュームや顔をカバーしているマスクでの入場を禁止するし、例えイミテーションやオモチャの武器の携帯も許可しないと発表。
ついでに、ニューヨーク市警本部長も、「コピーキャット銃撃を防止するために、この映画の上映館を徹底的に見張る」と公表したから、アングリ。
どうだろう?
どこかウソっぽい対応ばかりでも、すぐやるだけまだ我が国よりマシかも…。
⑦東仙坊、この史上最悪のジコチュウヤングによる劇場での劇場型無差別テロ事件後、我が国同様、お偉い先生方がいろいろなご託宣を述べているが、最も興味を持ったのが、ジョージ・ワシントン大学メディカルセンターの行動科学と精神医学の助教授、アミル・アフカミ博士のコメント。
「罪人よりも罪人の家族などに目が向く社会病質が顕著」
あるレベルで殺人者とその家族に共犯関係があるとみなす思考体系がある。
もしくは、少なくとも二次的な罪があるとか、人の血を流させる環境のようなものを作っているとか捉える考え方がある。
それ自体が、罪人の家族に大きな負荷になる。
そしてや、罪人の家族はビジネスやコミュニティと経済的な結びつきがあるとまた傷つくもの。
というのも、仕事を失うという強迫観念が生まれるからである。
その何とも言い難い重い感情被害は、他のシリアスな結果になるもの。
長い時間に、それは2つの方向に分かれる。
1つは、社会のプレッシャーのために病理学的病気にまで本当になってしまうハイリスク、本格的な鬱状態、体全体の心配性、殺人者家族としてのポスト・トラウマ的ストレスになるもの。
もう1つは、その経験を生かし行動することで何とかしようとする立ち直りの早い家族になること。
厳しい試練の苦痛にもかかわらず、助けはあるという事実の中で慰めを見つけ、時間とともに癒すことができるというもの。
かなりの外的ストレスがあるが、助け合えることは可能。
なぜなら、たくさんの注目を浴び、必然的にすぐそばにサポーターがいて、勇気づけ、救ってくれることに気づくからである。
そのためには、助けになるサポートグループかカウンセリングを見つけなければならない。
特に精神病のサインを見つけるための助けは必須である。
罪人の家族は、いつかそれを自覚し、まるで夢かもしれないその感覚と経験を記録にすることが望ましい。
もちろん、すぐにそうできることに越したことはないが。
どうだろう?
犯罪大国のUSAはもとより、それに勝るとも劣らないモラル完全崩壊社会の我が国でも、このことはまもなく大きな問題になると思わないか?
An asshole committing a crime! Without forgetting to involve your family(犯罪を犯す大バカよ! 自分の家族も巻き込むということを忘れずに)!
To be continued...
Though much attention has been paid to the "perpetrator of this evil act," that spotlight will fade, leaving behind just the good memories of those impacted by the tragedy(「この悪魔の仕業の加害者」にたくさんの注目が集まるだろうが、そのスポットライトは必ずやがて衰え、悲劇によって衝撃を与えられたよき人々のいい思い出だけが残るだろう)!
■コロラド・オーロラ無差別銃撃大虐殺事件
●東仙坊がプロファイリングする、この事件の不可解な点
③チョーショック・ホームズは事件前にコロラド大学の精神分析医に、この大それた事件企画を詳述したジャーナルを送っていて、それが7月12日からキャンパスの郵便室に未開封のまま保管されていたというから、ビックリというか、残念では?
もし、それがすぐ読まれていたら、事件を未然に防げたのでは?
実際に、その精神分析医の治療を受けていたかどうかなんかより、凄くそれが悔しいと思わないか?
④事件後、すぐにチョーショック・ホームズに関する情報がいろいろ出てくるところは、全く我が国と同じ。
我が国同様、あんないい子がなぜ?的話も多い。
かつてのサンディエゴの隣人は、「チョーショック・ホームズは『normal kid(ノーマルキッド:ノーマルな子ども)』で凄くシャイで、マナーもよく、家族一緒になかよく近くの長老派教会に通っていた」。
かつての友人も、「チョーショック・ホームズはノーマルな子どもに思えた。何でこんなことを引き起こしたのかわからない。実に悲しい。『as a normal guy, an every day guy, doing every day things(ノーマルなオトコとして、毎日同じことするオトコだったのに)』」。
しかし、それだけではないところが、さすが宗主国…。
「学業的にはそこそこだったが、トラブルを起こすヤングマンであるというヒントはあった」。
「24歳にもなるのに、自分のやることだけが正しいと思い込んでいた」。
「6月の口頭試験に落ちてヤケになっていた」。
「ガン撲滅の抗議活動に参加するようになってから、変わった」。
「事件4日前、チョーショック・ホームズと自宅近くの『Zephyr Lounge』というバーで、ビールを飲み、デンバー・ブロンコスのクォーターバックであるペイトン・マニングについて語り合った。チョーショック・ホームズはバックパックを持ち、変なサングラスをかけ、本当に賢そうな顔していたので、『a typical studious introvert(典型的な学問好きの内向的なヤツ)』、学生の一人だと思った。正直言うと、『swagger(スワッガー:エラそうな威張ったヤツ)』だった」。
「高校生の夏には、貧困層の子どもたちのキャンプ・カウンセラーをやり、自らの行動で感情移入の仕方,思いやり、いい市民のあるべき姿を教えていた」などと出てきたところは、我が国とは大違い。
極めつけは、ソークの神経生物学研究室の上司だった人の証言。
何でも、2006年の夏、チョーショック・ホームズは、「ソーク・バイオロジカル学習研究所」で、評判が高い研修を要領よく得ようと試みたのだという。
そのときのカリフォルニア州ジョラのソーク研究所の上司が、興味深い証言をしている。
チョーショック・ホームズを面接したとき、「an unusually bad intern(普通じゃない悪いインターン)」と評価していたことが、書類に残っているというのである。
「チョーショック・ホームズに時間認識に関して研究室の仕事のいくつかのオンライン化するよう頼みました。そして、繰り返し、正確にどのようにコンピュータ・プログラミングをするべきか説明しようとしました。しかし、チョーショック・ホームズは異なるアプローチを主張し続けました。それも、役に立たないアプローチで…。
『He was really, oddly stubborn(異常で頑固)』。わざわざうちとけさせ、励まし、少なくとも6回は昼食を共にしましたが、会話はできませんでした。『He was extremely shy(極端にシャイだった)』。チョーショック・ホームズに何かを言うのは本当に難しかった。イエスだろ!とか、質問はないだろ!とか聞くしかなかった。夏の終わりに、チョーショック・ホームズは仕事について仲間のインターンにプレゼンテーションをしなければなりませんでした。そのときのビデオ(銃撃以来オンラインで盛んに流されている)では、はにかんで微笑んで、若干の自信を持って話す様子が確認できるが…。しかし、チョーショック・ホームズのプレゼンテーションに丸一日つき合っても、基礎科学の何も理解したという感覚が決してありませんでした。『He was very undistinguished(とっても目立たない)』。 研修が終わった後、プロジェクトを仕上げようとしたかったかどうか尋ねるために、電子メールを送りましたが、チョーショック・ホームズは、決して返事をくれませんでした」。
どうだろう?
これだけでも、十分チョーショック・ホームズの本性が見えてこないか?
⑤東仙坊、メチャクチャ感心していることがある。
あれほど最初は、チョーショック・ホームズを遠慮なく追いかけていたのに、すぐにパッタリ、音沙汰ナシ。
このへんのサジ加減は、我が国のマスメディアも見習うべきだと思うが…。
父親はコロラドにいて、母親はまだサンディエゴの家。
その母親の代弁を、いつものサンディエゴの長老派教会の牧師がしている。
「彼女が彼を迎える準備ができるやいなや、すぐに彼が彼女に会って、彼女と祈って、彼女と『若干の涙を共有する』予定。彼は何を言うかについて、すでにわかっているはず。アナタが祈る方法が尽きるとき、最高の方法は、『神は、慈悲を持ちます』ということです。神は、ジェームズに情けをかけます。 神は、彼の家族に情けをかけます。 命がこれによって永遠に変わったすべてのそれらの人々に、神は情けをかけます」…。
どうだろう?
我々日本人には、簡単に理解できないところがあるのでは?
何をしたって神様が情けをくれるから許される。
極論すれば、自分に都合よく言い訳さえできれば何をしたって構わない。
それこそ、人を殺したって構わない。
そういう考え方は、日本人の本性とかなり合わないと思わないか?
A cruel murderer can't be an absolutely good person. There must be a person knowing the real nature by all means around(残酷な殺人犯が絶対にいい人であるはずがない。必ずその正体を知っている人が周りにいる)!
To be continued...
I confessed to them that words are always inadequate in these kinds of situations, but that my main task was to serve as a representative of the entire country... (このような状況下では言葉はいつも意味をなさない。しかし、全国の代表者としての私のメインの仕事はそれらに尽くすこと...)!
■コロラド・オーロラ無差別銃撃大虐殺事件
この事件のおぞましさの本質は、オバマ大統領が「他の日が、政治のためにあります」と真っ盛りの選挙キャンペーンをキャンセルまでし、「This will be a day for prayer and reflection(これは祈る人のためと関心を寄せるための日です」と 犠牲者たちを支えるために国と国民が一体となるときと、ホワイトハウスでは犠牲者たちを追悼し半旗にまでしたこと。
そのうえで、オバマ大統領が「ミシェルと私は、コロラドでものすごくて悲劇的な銃撃によってショックを受けて、悲しんでいます。連邦と郡の法の執行は、十分機能しています。このとても難しい時にオーロラの人々を支えるために、我々がそうすることができるすべてを、私は執行します。正義に対する責任があった人は誰でも連れてきて、身内の安全を確実にして、傷ついた人々への責任を取らすことを、我々は約束します」と、わざわざオーロラの病院を訪問までしたこと。
それから、さらにそこで、オバマ大統領が「悪魔のごとき犯人チョーショック・ホームズことジェームズ・ホームズはいずれ忘れ去られるが、この悲劇によって打ちのめされた『よき人々』の思い出は人々の記憶に残るだろう」と声明を発したこと。
実は、東仙坊、このオバマ大統領のコメントに、この事件の真相がすべて垣間見られると思っているのだが…。
ともあれ、この無差別銃撃大虐殺で、今のところ、不運にも亡くなってしまった人々は、12人。
すべての方々のご冥福を祈りつつも、特に気になるのが、すでに少し触れた自分の恋人のために命を投げ出した3人の勇敢で愛を知る男たち…。
恋人を守ろうとして自分が盾になった本物の男たち…。
かつて海軍に属し、再入隊を考えていたジョン・ブランク(26歳)。
マット・マックイン(27歳)。
デンバー大学からカウンセリング心理学の修士号を授与されたばかりのアレックス・テヴェス(24歳)。
そして、命からがらイラクから生きて帰ったはずの海軍兵ジョン・ラリマー(27歳)、空軍兵士ジェシー・チャイルドレス(29歳)。
それから、最近トロントで発生した銃撃事件で生き抜いたばかりのジェシカ・ガウリ(24歳)には、そのあまりの運命のイタズラにかける言葉もないと思うが…。
●東仙坊がプロファイリングする、この事件の不可解な点
①コロラド大学は、あれほどチョーショック・ホームズは、優秀な学生だと言っていたのに、もう「medical student(メディカルスチューデント:医学学生)」ではなかったと言い出しているから、開いた口が塞がらない。
どう見ても、我が国の大学のようで、みっともない。
こんな情けない対応に、世界中の今の大学の実態が反映されていると思わないか?
学歴偏重の振り込め詐欺社会では、どこの大学だって、追及しているのは利益だけ。
教育のことなどこっれぽっちも真剣に考えていないのは、当たり前。
これだけ若年層の失業率が高まると、学歴なんて何の効力も発揮しないのでは?
ともあれ、昨年6月から今年6月まで、「Anschutz Medical Campus(アンシュッツ・メディカルキャンパス)」の「神経科学プログラム」に属してビルの中で研究していたが、すでに卒業してしまった学生だというから、思わず失笑。
何でも、正確に言えば、自分から退学した「Unusual(アンユージャル:まれな普通じゃない)」生徒で、無償でプログラムに残って研究タワーを使っていただけだと言うのである。
しかも、部分的研究施設利用は可能だったが、カード入力が必要なところはアクセス不能になっていたし、まもなくそれもすべて取り消しになるところだったとまで言うから、ニコニコ。
ただし、特別な行事の際は再びカード利用もできたが、チョーショック・ホームズが自発的に取り消していたというから、なりふり構わぬご様子。
まあ、所詮、大学なんて、そんなものでは?
②凄惨な事件現場になったコロラド州オーロラのキャッチフレーズは、「Your city, your community, your home」で、事実、雑誌「フォーブス」の「America's safest cities」に選ばれたばかりというから、メチャクチャ皮肉。
事件4日後の7月24日、コロラド州オーロラのある銃販売店で、5歳の幼女がライフルを構える事件が発生。
「ハニー、それはあなたには大きすぎるわ。別のを見つけてあげるからね」と、幼女の母親が必死に幼女に話しかけ、辛うじて事なきを得たというから、呆れないか?
ここの人々にとって、「合衆国憲法修正第2条」の「銃武装の権利」は、何よりもかけがえのないもの。
それでいて、最も安全な都市というのだから、お里が知れないか?
銃擁護派たちが繰り返す主張は、「市民が武装していれば大勢が犠牲になる前に、チョーショック・ホームズのような殺人犯を射殺することが可能だったはず」という各論。
せいぜい、「人を殺すのは銃じゃない、人だ」というのが決まり文句。
7月23日、USA大統領選共和党候補のミット・ロムニーは、「感情が高まっている今は、オーロラでの出来事に関連する政治問題を話し合う時期ではないし、新たな銃規制を法制化する時期ではない。銃規制は十分に厳しく問題はない。今もなお、保守のためには憲法修正第2条が正しい道だと信じている。新法制定でこの種の悲劇に変化が生まれるとは信じてない。我々の課題は、法ではなく、現実から目をそらし、思いもよらない想像不可能な説明しがたい行為をする人間だ」と強調しているのだが…。
...Let them know that we are thinking about them at this moment, and will continue to think about them each and every day(…悲劇のご遺族の方々に、我々が現在無念にも亡くなった方々のことを考えていて、くる日もくる日も彼らのことを考え続けるということを知らせてください)!
To be continued...