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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

検証プロファイリング 町田市高校同級生殺人事件-6

I think nobody could make a psychopath be good for ever(サイコパスを誰も直すことはできない)!

東仙坊、何度も書き込んできたが、死刑推進論者ではない。
ただ、犯罪抑止の意味で、自分勝手に人の命を奪うような不逞の輩がおめおめと生き永らえてはいけないと信じている。
ましてや、自分が愛する人を殺したかのような虚構は、絶対に許してはいけない。
昔の日本人なら、黙っていてもきっと潔く自分の死ですぐに償ったはず。
日本人の魂の核心は、情、思いやり、バランス感覚。
その意味での「目には目」が、最も適正で自然だと思うがどうだろう?
早急に、本格的サイコパスを社会に野放しにしないスキームが絶対不可欠だと思うが…。
ちなみに、英国のデータによると、貧しい家庭の子どもは、豊かな家庭の子どもより3倍精神疾患にかかりやすく、警察の世話になることが10倍多いという。
それは、治療を満足に受けられないからだというが、東仙坊、経済的物質的貧しさより、精神的貧しさが影響していると考える。
ところが、サイコパスは精神疾患ではない。
人格異常者なのである。
このことだけは、絶対に忘れるべきではない。
しかも、今、徹底的にジコチュウのまま、いたるところで、うごめいているのである…。

町田市高校同級生殺人事件

■本物のサイコパス、16歳少年ラリーの「覚えていない」と供述し続ける殺人動機

①ラリーは長男であり、2卵生双生児の弟妹がいる。
家では、「お兄ちゃんなのだから」と実質的に甘えさせることなく、それでいて面倒だから、できるだけ好きなことをさせ、放ったらかしにする形骸的な甘やかしに終始したに違いない。
実際、少年野球チームに入れ、経済的負担をしている。
子どもの頃から、いじけたネクラで落ち着かない性格になるのは必然的。
親や、回りの気を引こうと、次から次へとウソをつくようになり、いつの間にかそのウソを見破られたり、疑われたりしても、動揺しない鉄面皮になったに違いない。
当然、良心の呵責のない恥知らずになった。
それゆえ、精神的な発達は遅れ、少年独特の淡い恋愛感情を表現するすべを全く知らなかった。
すべてに浅薄で表面的な感情しか持ち合わせない少年だったはず…。
では、そんなラリーがブリトニーにどんな気持ちを抱いていたのか?
なんとなく気になる存在であったのは、事実。
それは少年らしい無邪気な愛情とは全く異なるもの。
どんどん人気者になってゆくブリトニーを、小・中・高とずっと知っているという優位性だけで、ジコチュウ的に「好きなことを言ってろ!ブリトニーはオレのものだ…」と夢想したことぐらいはあったかも知れないし、「ブリトニーを少ししか知らないオマエたちに、何がわかる」と憤慨していたに違いない。
有名タレントの本物のサイン入りブロマイドを見せびらかすファンと、同じ気持ち…。
それが高じて、その有名タレントを襲撃するパラノイア的サイコパスになったのが、一番の動機。


②不幸にもかなりの若さで、働き盛りの父親がガンになり、闘病生活が始まると、この母親のこと、家庭は自然に暗くギスギスしたものになったはず。
そして、父親が亡くなって長男であるラリーに、言いようのない大きなプレシャーが生まれたに違いない。それは、ますますラリーを奇妙なほど強気のウソツキに変貌させた。
本音で苦悩するところなのに、それを拒絶し、今の子どもらしく近視眼的悲観から、自暴自棄に近い気持ちになったことぐらい容易に想像できる。
「冗談じゃないよ。やってられないよ。なぜオレが父親代わりにならなきゃならないんだよ…、自分が大黒柱になって弟妹の面倒を看る責任を持たなきゃならないなんて、勘弁してくれ。そんなのはゴメンだ。オレだってみんなのように好き勝手にしていたい。どうしたら、それから逃げられるのか…」、そう感じたに違いない。
と同時に、父親がいないという同じ境遇になったブリトニーに、かなりのシンパシーが生まれ、もしかしたら、これを機に急接近できると考えたに違いない。
ところが、幼稚で未熟なラリーは、「自分と変わらない、父親がいない暮らしをしているのに、ちょっとぐらい可愛いからってチヤホヤされても、オマエはオレがお似合いなんだよ。なのに、オレをちっとも相手にせず、ふざけろ」と感じたのも間違いない。
それは、胸をときめかせる純愛感情とは全く異なるもので、相手に何の愛情表現もしていない、どこまでもジコチュウに一方的な気分の話でしかなかったはず。
その意味で、自分勝手に蓄積させたストレスを発散させるために考案した、矛盾など一切無視した無差別通り魔型殺人の1人集中版殺人。
その意味で、ブリトニーは悲劇的犠牲者。



③ラリーは真剣に一発逆転型自己顕示の方法を模索した。
世の中、少年犯罪を起こすと、凄く目立って、まるでスポットライトの中に入れて、しかも絶対に死刑になることはない…そんな事件が毎日のように起きている。
ラリーは「これだ!」と直感した。
「しかも、そうすれば、家の精神的負担からも、ウザい母親からも、厄介な弟妹からも逃げられ、しかも、マスコミの主役になれる。一石二鳥だ。それには、できるだけ有名なヤツ、みんなが衝撃を受けるヤツを殺したほうがいい」と、ラリーは有名人をターゲットにする殺人サイコパスそのものの本能むき出しになっていた。
そして、よくよく考えると、すぐ近くに自分にぴったりの相手がいた。
「あれだけみんなの人気を集めているブリトニーを自分が殺せば、自分に箔がつく。そして、実は2人は付き合っていたんだということにしたら、みんなが驚くと同時に、少しは自分を見直すに違いない」、これこそがラリーの動機そのものだったはず。

東仙坊、ラリーの犯行動機はそんなことでしかないと断言する。
だからこそ、運悪くターゲットにされてしまったブリトニーがあまりにも悲惨だと言ってきたのである。
これは個性尊重の勘違い時代がもたらす、新たなアイデンティティ確立型殺人と言うこともできる。
人と違うこと、目立つことが、個性であって、それが人格異常でも個性と思い込んでしまう未成熟な子どもが増えているということでしかない。
最後にもう一度念を押しておきたい。
世に生まれながらの殺人サイコパスは存在する。
そして、誰もがそのサイコパスを更生させることはできない。
このラリーはまた罪を犯す。
どうすればいいのかって?
一人一人がサイコパスから逃げるために毎日集中して生きてゆくしかない。
そんなモラル喪失の時代なのである、残念ながら…。
それこそ、英国のように、出所したら、顔と名前を毎日テレビやネットで流すしか阻止できないと思うがどうだろう?
また、この類の事件が起きた時、被害者にカメラのレンズをフォーカスするのではなく、徹底的に加害者を糾弾し、2度と精神的に社会復帰できないようにするしかないと思うが、どうだろう?
おそらく死んでも死にきれないでいる16歳少女ブリトニーの冥福を心から祈りたい。
どちらにしても、我々日本人のこの言いようのない卑屈さを1日も早くなくさなければと感じているのは、東仙坊だけではあるまい。

I wish if this psychopath decides to appeal to the Supreme Court they will sentence him to death finally(もしこのサイコパスが最高裁に控訴したら、死刑に処すべき)!




profile

東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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