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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

Just a our fate(まさに我らが運命)?-13 ちょっと「カシテミア」?? 

I wonder if here should be a real cashmere in Japan(日本に本物のカシミアはあるのか)!

東仙坊、大学4年のとき、生まれて初めて、ガールフレンドと新たな部屋を借りて、同棲生活を始めた。
それまでは、相手の部屋に転がり込んでばかりいたから、画期的な人生の出来事でもあった。
と同時に、当然のごとく、いろいろな生まれて初めての経験を重ねた。
それから、8年近く、摩訶不思議な同棲生活を送った。
その間、ほとんどその部屋に帰らなかった。
今で言う、家出、失踪、蒸発の繰り返し…。
男の責任という意味においては、最低最悪の誹りを受けるのかも知れないが、一切の欺瞞も、妥協も、虚偽も許せない青臭い人間でしかなかった。
何十年も前の大昔の話である…。
過去を振り返らないと決めて生きている以上、そのガールフレンドのこと自体を思い出すことは絶対にないが、ここ10数年ことあるごとに、思い出すことがある。
それは、そのガールフレンドから贈られたセーターのこと。
当時、彼女は海外生活していた姉とそこら中、旅行していた。
そんな彼女が英国旅行帰りに買ってきてくれたセーターの肌触りに、東仙坊、狂喜乱舞、とりつかれた。
その感触は、シルキータッチ、フェザータッチ、エンジェルタッチ、間違いなく母親の胸の抱擁を超えていた。
もっともそれを正確に知ったのは、偶然1週間ぐらい一緒に暮らしたオーストラリア人女性のフライトアテンダントのお陰だった。
「ちょっとカシテミア」と東仙坊のセーターをじっくり触れながら、彼女が「これはカシミアね」と教えてくれたからだった。
正直、そのとき、「カシミア」と言われても、全く何のことかわからなかった。
ただ、その言いようのないほど心地よい肌触りのセーターだけは、長い間なぜか捨てられないでいた。
それが、我が国でもカシミアブームなるものが起き、猫も杓子も、自分自身でも自由に買えるようになって、初めて捨てた。
と、と、ところが、いくら探しても、その捨てたカシミア・セーターと同じくらいの肌触りのものが見つからず、売られているカシミアはフェイクでは?と猜疑心を覚えていた。
そして、仕事上、カシミアが、インド北部高山地帯カシミール地方に生息するカシミアヤギの柔毛で作られる、極めて希少価値の高いもので、1頭から150g~250gしか取れず、セーター1着作るには、カシミアヤギ約4頭分の毛が必要だと知って、確信に変わった。
本物のカシミアは知らないうちに手に入れられ、意識して手にしたカシミアはニセモノしかないんだと…。

案の定、モラルが崩壊し、振り込め詐欺社会と化した我が国には、カシミアのニセモノが横行していることがわかった。
東仙坊、今さらニセモノなど欲しくないと新しく買わずにいる。
12月7日、特殊な光を当てるだけでカシミヤの純度を測定する技術を、岩手県立大研究チームが開発したと発表した。
何でも、テラヘルツ波という電磁波で分子レベルの振動を起こし、羊毛などの混入を瞬時に見分けることができるというのである。
それで、「カシミヤ100%」製品が本物かどうか、あっという間に鑑定できるというから、ウレシイ。
素材によって波長や強さが異なり、人間の指紋のように識別できるというから、ワクワク。
東仙坊、何だか無性に、もう一度、本物のカシミアを手に入れてみたくなっているのだが…。

I am supposed to look for a real cashmere as far as I could live(生きる限り本物のカシミアを探したい)!
profile

東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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