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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

オーそれみろ-51  JALの再生はダメでごジャル!?-1

I guess it must be impossible for JAL to be able to rebuild it so that such a profit shall be given within three years(JALが3年以内にそんなに利益が出るほど再建できるなんて不可能)!

東仙坊、prophet(プラファット:予言者)ではないし、prophecy(プラファシー:予言)も好きじゃない。
どこまでも、アマチュアブログ探偵として、長い間鍛錬したベンチマーキング的手法をベースに、独自のhunch(ハンチ:直感)でプロファイリングするだけ。
そんな東仙坊が、JALの再生ができるかどうかについて、どうしても書き込んでみたくなった。
オーそれみろ-33  「鶴は千年」、「JALは知んねん」!?で書き込んでいたのに、1月19日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、受理されたと発表したうえ、企業再生支援機構が支援を正式決定し、JALは企業再生支援機構をスポンサーとして再建を図ることになったからである。
な、な、何と負債総額2兆3221億円、事業会社として戦後最大の本来は倒産(?)のはずだから、唖然茫然…。
それなのに、せっかくM&Aを申し出ていたデルタ航空にも、アメリカン航空にも売却せず、借金だらけの国が気が遠くなるような税金で再生させるというのだから、どこまでお人好しで大甘の国なのか?
世の零細企業の経営者たちは、「負債が大きければ大きいほど、国が助けてくれるんだ」と地団駄踏んでいるに違いないと思うが…。
そんなこんなで、JALの再生について言及してみたくなったのは事実。

まず結論から、JAL再建など、99.9%不可能。
投入した天文学的な税金が空からまかれるならまだガマンできるが、それがどこかの謎のブラックホールに消えるだけ。
経営条件的には、もうすでに優秀な(?) 経済評論家の方々が詳細に指摘しているので、それらにお任せ…。
会長兼CEOに、いくらスキルの高い京セラの稲盛和夫名誉会長がなっても、ほぼ無理。
世界一のデルタ航空と提携してもムダ。
その最大の理由は、長い間をかけて作り上げてしまった会社の空気…。
その腐った魚の臭いは、絶対に取れない。
お陰で、そこで働いているヒトたちもいつのまに腐った魚の目。
そうなるまでには、大きな原因があった。
それは創業以来、何一つ変わらない半官半民というより、90官10民の体質…。
やる気のあるリベラルな社員はモグラたたきのように叩かれる、わけがわからいほどたくさんある組合同士の確執を中心としたタテ社会気質。
しかも、幹部は重要な運輸省(現・国土交通省)の天下り先。
そうせいで、セクハラ、パワハラ、モラハラの巣窟、その空気は澱むばかり。
顧客の安全と快適がビジネスのはずの会社なのに、上の顔ばかり伺うヒエラレルキー社会。
心の肥満大好きの東仙坊的には、そのデブデブに肥満し切ったカラダ、そのブヨブヨに肥満し切ったアタマは、どうなダイエットやエクササイズをやっても、痩せるわけもないと断言できる。

■JAL再生は「ダメでごジャル」と予見する、東仙坊的要因

①矯正しようのない、身にこびりついてしまった偏狭なエリート意識からの顧客を高所から見下ろすクセ。

かつて間違いなくJALは庶民の憧れの的だった。
大空を自由にあの巨体な飛行機で飛び回り、世界を駆け巡り、高給のうえ豪華な宿舎に住んでいたのだから、それこそ羨望と嫉妬の的でさえあった。
それに税金が使われているとは、誰も知らないのだから至極当然だった。
官僚以上に錯誤していたと言っても過言ではない。
それゆえ、顧客へのサービス、顧客満足という意識などは爪の先一つもなかった。
やることなすことの一つ一つがおざなりで、小手先で、お茶を濁すことばかりだった。
真剣に仕事をするプロパーが出世するわけもなく、いくらいいアイデアを出しても何もわからない天下りのキャリアにツブされた。
そんなプロパーまでが、キックバック(袖の下)、饗応に邁進するようになるのも自然だった。
具体例を挙げるとすれば、あれだけ作成するフライトタグ一つとっても、デザイン性やコストよりも自分のお抱えの業者に発注するのが当たり前だった。
普通の民間会社が実行する企業努力など微塵もなった。
同様な航空会社であるANAにいろいろな問題が起きた時でも、「アイツらは亜流、どうなろうと関係ない。主流の自分たちは何にも心配ない」と何も学習しなかった。
これはすでに書き込んだことだが、世界的な航空業界不況で他の航空会社がフライトアテンダントを、年季の入ったドラキュラやバンパイアにシフトを替えているときでも、自分たちのセクハラ用に選りすぐりのカワイコチャンをどんどん採用していた。
それがさすがにヤバくなると、日本語を話すが日本語を理解できないカワイイアジア人を雇って、お茶を濁していた。世界中の航空会社のマイレージが無期限なのに、JALだけは最後まで有効期限付きだった。
それは倒産寸前になっても何も変わっていない。
昨年9月から始めた、羽田や成田を中心に全国13都市の空港や市街地で、スタッフやOBが乗客たちに手書きのメッセージカードを配布する「がんばるJAL大作戦」だって、too late、百年遅いという感は否めない。
今さら、何が「ご搭乗ありがとうございます」、「今後もJALをよろしくお願いします」だと率直に感じたのは、東仙坊だけではあるまい。
なかでも、どこかの政治屋じゃあるまいし、「ご心配をおかけしてすみません」はないと思わないか?
正しくは「皆様の貴重な税金で助けていただきまして、ありがとうございます」だと思わないか?

The habit to overlook the customer from the narrow-minded elitism that has been stuck to the body which they cannot correct from the high place in JAL is worst(JALの身にこびりついてしまった偏狭なエリート意識からの顧客を高所から見下ろすクセは最悪)!

To be continued…



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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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