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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

新・日本砂漠化-137 義姉妹、夏目雅子と田中好子、ガン、原発!?

I wonder how the both sisters who are an actress-in-law should die of a cancer(女優である義理の姉妹が、二人ともガンで死んでしまうとは)!

4月21日午後7時ごろ、あの「キャンディーズ」のメンバー、田中好子が、55歳で乳ガンのため東京都内の病院で死去したというニュースに、東仙坊、何とも言えない複雑な気分…。
誤解を恐れずに言えば、このスーちゃん、「年下の男の子」や「春一番」など数多くのヒット曲を歌っていたからではない。
もちろん、グループ解散後、女優業に専念した彼女のファンであったからでもない。
正直、歌を聞いたこともないし、映画を観たこともない。
それこそ、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」ではヒロインの母親役だったことも知らなかったぐらい。
確かに、まだデビュー前に、とあるビアガーデンでゴーゴーダンスを踊っているのを偶然見たことがあったが、だから特段興味を持ったわけでもなかった。
では、なぜ?
話せば長いのだが、夏目雅子なる女優が、伊集院静なる作家と結婚したとき、「伊集院って? あの伊集院?」と親友の一人に聞いた。
「そうだよ?」
「オマエがいつも勝手にウイスキーボトルを呑んでいた。あの伊集院?」
「ああ。オマエだって、そのボトル呑んでじゃないか?」
「だから、何となくどこかで聞いた名前だって思い出したんじゃないか? 伊集院なんて、どこかのお公家さんみたいなメズラシイ名前で、気にしていたから…」
「お公家だなんて、真逆だよ」
「どういうこと?」
「在日朝鮮人で、広島のヤクザの組長の息子だよ。だから、金に困らないんだよ」
「フーン。それが作家なんだ?」
「よくわからないけど」
「オマエ、何か読んだことあるのか?」
「ない」
「ということは、夏目雅子って子も、そうなのかな?」
「よく知らない…」
無論、東仙坊、伊集院静と親しくなったわけでもないし、その作品を読んだこともなかった。
しかしながら、そんな夏目雅子が、何と急性骨髄性白血病で、チェルノブイリ原発事故が起きる1年前の1985年に、27歳の生涯を閉じてしまったことに、驚愕していた。
そんなことがあったせいか、田中好子が夏目雅子の兄と結婚したということが、なぜか凄く印象的だった。
そして、今度は、その田中好子が急逝し、彼女が1989年に公開された映画「黒い雨」で、原爆の悲劇に見舞われたヒロインを演じ、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞やブルーリボン賞主演女優賞など多くの賞を受賞していたと知って、思わずゾッ。
読書家でもない、東仙坊でも、井伏鱒二の「黒い雨」は、読んで衝撃を覚えてもいたから、よりショック。
何と言う因果なのだろう?
そう思うのには、さらに伏線があった。
大震災が起きて、久しぶりに伊集院静の存在を知ったからである。
何でも、再婚した篠ひろ子(??)の故郷である仙台市にいて、伊集院静が、偶然、被災に遭い、避難所に逃げ込み、メチャクチャな寒さと余震の恐怖について語っているのを目にしたからである。
「買い占めについて言えば、東北では起きていない。それが東京や大阪になると起こるのは、街にコミューンがないからです。住んでいる人たちみんなが仮住まいだから。人の目を気にしないなら、何だってできる。放射能漏れによる屋内退避、計画停電…。先の見えない不安によってあおられ、被災地の外側で起きた珍しいケース。『増産体制によって何日までに供給される』といった具体的なデータが示されなかったことが原因だ。自己防衛のために取った仕方のない行動で、責められるべきは政府やメディアにあるのではないか?」…。
「3日目、インターネットがつながった。被災者がまず求めたのは水、次に情報、3番目が歌。1行の詩が欲しいと思ったんだ。避難所で『上を向いて歩こう』に勇気づけられ、『アンパンマンのマーチ』で子どもに笑顔が戻った。言葉の力だ。東京人に聞いたら、欲しいものは暖房って答えるんじゃないか。東京はひどかった。買い占めに走った。親が悪い。娘が買ってきたら、そんなもの返してこい!と言うべきだ。つらい思いをさせないでどうする。それが教育じゃないか……人間、誰かに手を差し伸べ、つながっていくしかないんだ。被災者の人たちもそうだと思う。絶望にひたることはないんです……頑張ろう!の掛け声はいらない。みんな救う行為を始めろ。偽善でいい。現場に行ってガレキの一個、二個を運んでみろ、汗が出る。偽善は消えていく。心底、この人、この町、この国を助けなければいけないという気持ちがわく。それが復興だよ」…。
その昔、彼のお陰でただ酒を呑ませてもらったからではなく、その摩訶不思議な因果に戦慄しているのだが…。

さて、東仙坊の予言していた通り、4月22日、福島原発からの半径20キロ圏内が「警戒区域」になり、強制的に立ち入り禁止になった。
福島県に、日本版チェルノブイリ、フクシマノブイリの誕生である。
至極当然…。
そこにお住まいの方々には、極めてタフな状況でも、放射能中毒の人以外は、やむを得ないはず。
ウソツキどもが表す以上に、放射能汚染が深刻なことは確実。
4月21日東京電力は、福島第一原子力発電所2号機の取水口付近から海に流出させた超高濃度汚染水の総量に関する推計(?)を発表。
4月1日から、固化剤の注入などによって流出が止まった(?)6日までに約520トン、海に垂れ流したというから、何をかいわんや。汚染水に含まれていた放射性物質の総量は、ヨウ素やセシウムなどの合計で約4700テラベクレル。
4月4、5日に集中廃棄物処理施設などから海に緊急放出された高濃度汚染水約1万トンの放射性物質総量は0.15テラベクレル。
今回の量は、その約3万1000倍。
放出された放射性物質の内訳は、ヨウ素131が2800テラベクレル、セシウム134と137がそれぞれ940テラベクレル。
もちろん、これも眉唾で、実際は、もっともっと酷いはずでは?
ちなみに、セシウムは、軽く半世紀は消えないということを忘れずに…。

A part of Fukushima must be certainly Chernobyl now(今や、福島県の一部は、間違いなくチェルノブイリ)!
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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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