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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

新・新日本砂漠化-5  コスタ・コンコルディア級の狂乱のカーニバル!?

I think that young time must be more fun to board a Cruise ship(クルーズ船に乗るのは、若いときの方が楽しい)!

東仙坊、USAで大型クルーズ船から救出され、ヘリコプターで陸上の病院に運ばれる老人のニュースを観ながら、神妙な気分になっている。
老後に、豪華なクルージング旅行を悠々自適にエンジョイすることが話題になっているが、そして、実際にポピュラーらしいが、一向に興味がわかない。
決して経済的に不可能な状況だからと、いじけているワケではない。
クルージングだろうと、豪華クルーズ船だろうと、若いころに経験してナンボのもの…。
こうして老いて、自分の健康を気にしながら、エンジョイできるワケもないはず。
少なくとも、メチャクチャしなやかでアモーラスなヤングレディの眩い肢体に、ドキドキできるときに経験したいもの。
その意味で、あるお世話になった人のおかげで、30代のころにクルージング遊びをそこそこ経験できたことに、今、率直に感謝している。
それは住むところも同じ。
20代のころ、初めてオーストラリア・ケアンズに行ったとき、メチャクチャ感動し、こんなところに住みたいと本気で感じた。
それが30代になって、オーストラリア・パースに行ったとき、ここに住みたいと無節操に感動していた。
では、今、オーストラリアに住みたいか?と言えば、全くそう感じない。
それどころか、テレビで、オーストラリア・クイーンズランドの大洪水の映像を観ながら、あそこであんな洪水に遭ったら、本当に地球の終わりを感じて発狂してしまうに違いないと恐れている。
そして、それは厳密ではなく、本当はひとまず人類が終わるだけで、地球は生き続けるに違いないとドキドキしている。
そのぐらい「資本主義」の限界にきていると、本気で感じているのだが…。

それを痛切に感じさせられるキッカケは、実は、いまだに救出活動というより、遺体収集活動が続いている、2012年1月13日、ティレニア海に浮かぶジリオ島の浅瀬に乗り上げ座礁・転覆した、大型クルーズ船「コスタ・コンコルディア号」の事故。
事故自体は、勝手に自分のガールフレンドを乗せ、船員の一人に偉ぶるように通常航路を大きく外れ危険な航路を選び、避難誘導よりも自分の脱出を優先させた、典型的なイタリア人船長フランチェスコ・スケッティーノ(52歳)の人災のようだが、それらのことはマスメディアの追及にお任せ…。
また、その1000人もの乗員のほとんどが、プロの船員でなかったということも、何を今さらの観…。
さらに、定員の最低125%分の救命ボートの配備が義務づけられ、船体両側にそれぞれ50%、追加の25%を用意する規則が作成され、それらのボートが5分以内に使用準備が整えられ、即座に乗客らを乗せるよう定められた、「タイタニック号事故から学んだ教訓」があるのに、座礁後に横転したことで高い位置から救命ボートを下ろしての救命ボートの使用が困難になったこと。
そして、その横転するまでの時間がとても短かったことも、さもありなんの印象…。
東仙坊、この座礁・転覆事故から、メチャクチャ諸行無常、資本主義の崩壊を感じたことは、2つ。
偶然、新たに公開された乗船者だったイタリア人家族のプライベートビデオでも確認されたのだが、船内は「ドスン」という轟音が響き、地震のような衝撃を受け、ストップ。
それなのに、乗員たちは、「大したことはない、座っているように」と勧めている。
「陸が見える」という客には、平気で「どこかに着いたんだよ」と笑っている。
怖がる息子と娘。
カメラを回しながら、父親も「心配ないよ」と言っている。
ところが、停電になって、いきなり大パニック。
それでも、大丈夫と言い続けている乗員たち。
そんなリアリティのないまま、乗員乗客約4200人のうち、15人が死亡し、約17人が依然行方不明となっている痛ましい大事故なのである。
そして、船が20度以上傾き、90mも下の海底に今にも沈みそうな中で、ダイバーたちが必死の救助活動(?)を続けているのである。
そ、そ、それなのに、地元の漁師たちが、「船に積まれていた2400トンの燃料油が漏れたら、自分たちが生活できなくなるから、早く回収する作業を始めろ!」と抗議している光景が、1つ目…。
東仙坊、それはそうだろうけど…とメチャクチャ複雑な気分。
そして、2つ目は、そんな息絶えた巨大クジラの死体横を、「死んでしまったのだから仕方がない」とばかりに笑いながら元気よく通り抜けてゆく仲間のクジラ…。
まるで、そんな風に、明るくライトアップし、にぎやかな音楽を奏でながら、すぐそばを悠然と走り抜けていく「コスタ・コンコルディア号」の姉妹船を観たときのメチャクチャ悲しい気分…。
確かに、それこそが世の常とはいえ、やはり、そんな「資本主義」は人類を滅ぼすだろうなと感じたのだが、どうだろう?
ちなみに、その「コスタ・コンコルディア」をはじめ、コスタ・コンコルディア級の大型クルーズ船、「コスタ・セレーナ」、 「コスタ・パシフィカ」、 「コスタ・ファヴォロサ 」、「 コスタ・ファシノサ」を運営管理している会社は、世界最大のカーニバル…。
何が起きても、海で狂乱のカーニバルをやるのが仕事なんだろうけど…。

I can't stand any more that right next to the stranding Cruise ship who overturned, there are people who make a fuss over a Cruise ship of the same company and enjoy it(座礁転覆したクルーズ船のすぐ横で、同じ会社のクルーズ船で大騒ぎして楽しむ人たちがいるなんて耐えられない)!











profile

東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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