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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

恒久不変な日本砂漠-46  本当に地球上の人間社会は「ワンチーム」なのか?

The reason why Japan's countermeasure against the new coronavirus must be not speedy is obvious because it is impossible to add a person like this young doctor to the “task force”(我が国の新型コロナウィルス対策にスピード感がない理由は、「タスクフォース」にこのヤングドクターのような人間を加えられないことで明白)!

今回の新型コロナウイルスによる臨床症状と一般的な風邪の臨床症状を比べても、「最初の症状はほとんど変わらない」、症状だけで完全に区別するのは難しい。
多くの人は感染しても全然症状がないままに終わってしまうし、症状が出てもノドが痛いとか、咳が出るとか、微熱が出るとかの軽いもので始まって、1週間ぐらいそんな症状が続き、8割の方はそのまま治ってしまう。
残りの2割の方は症状が出てから1週間ぐらい経つとだんだん症状が悪くなり、息が苦しくなる気道感染の症状が出てくる。
2002年に流行したSARSや、典型的なインフルエンザの場合は発症初期からドーンと症状が出る。
でも、新型コロナウィルス感染症の発症初期の症状は、ほとんどカゼみたいなもの。
実は、これは非常にヤバい。
この問題が出てきた当初に、日本へチャーター便で最初に帰ってきた人が入院したとき、「これはカゼみたいなものなので、みんな自然に治りますよ」と学会発表があったりと、専門家の間でも割と軽く捉えていたところがあった。
でも、それこそが危ないところ。
というのも、8割の人は確かに勝手に治るが、これは逆に言えば残り2割の人は勝手には治らないということ。
2割、つまり、「5人に1人」って結構な割合。
例えば、10人程度の感染であれば、社会的にはどうということはないが、500~1000人規模の感染になると、かなりの問題、武漢のように5万人もの感染者が出てくると、必然的に凄い数の方が重症化して、結果、何千人という方が亡くなってしまう。
罹り始めは症状が軽いので、みんな自分が罹患していることに気づかない。
「ちょっと調子が悪いかな」くらいだから、仕事はするし、遊びにも行くし、公共交通機関だって使う。
SARSやインフルエンザなら、凄くキツイ症状が初めにボーンと出るので、多くの人は仕事を休むし、家で寝てるし、病院に行く。
少なくとも自分が病気である自覚はあるし、他人に移すリスクがある自覚だってあるはず。
だけど、今回の新型コロナウイルスは時限爆弾みたいなもので、ずっと普通に過ごして多くの人に移す機会を宿主に与えておいてから、2割の人はドンと悪くなる。
だからこそ、拡がりを止めるのが極めて困難な、ものすごくタチが悪いウイルス…。

どうだろう?
この「ミステリアス・コロナウィルス」と対峙するには、それなりの生感覚、センスのある臨床医でなければ、ムリと言えるのでは?
ともあれ、このヤングドクターの洞察力は、今後、末永い新型コロナウィルスとの戦いにおいて、かなり効果的なものになることは間違いないのでは?
ところで、東仙坊、すでに我が国のリアリティーの欠如したおバカ医療関係者について触れたが、ここで、このヤングドクターのように、そう、今、世界の医師や看護師たち同様、新型コロナウィルスとの戦いの最前線で奮闘している日本の医療関係者たちがいることも、それらの方々の名誉のために言及しておきたい。
パッと思い浮かべただけで、「自衛隊中央病院」/「国立国際医療研究センター」/「東京医科歯科大学付属病院」/「神奈川県立足柄上病院」/「東京都立多摩総合医療センター」/「ふじみの救急クリニック」/「りんくう総合医療センター」…。
陰ながら、いつも「おカラダに気をつけて!!!」と祈っている。
それはそうである。
何しろ、このはしっこい天才型コロナウィルス、使命感に燃えるヒーローである医師たちや看護師たちや医療関係者たちに、今までにないようなありとあらゆるストレスをかけつづけるのだから、メチャクチャ大変。
それを象徴するのが、真っ向から壮絶に戦った医師たちの相次ぐ自殺…。
4月26日、世界一の大パンデミックシティーのNY市内で暮らすマンハッタン「プレスビテリアン・アレン病院」ER責任者の49歳女性医師がいた。
「同僚たちは1日18時間働き、廊下で寝て、救急患者を受けつけられないほど忙しくなっている」と元外科医の父親に伝えつつ、新型コロナウィルス患者の治療に邁進していて、自らも感染。
何の既往歴もなかったので約10日間の休養後(?)、「もう大丈夫。戻って同僚たちを助けなくちゃいけない」と自ら復帰するも、再び病院でブラックアウト。
自宅待機を指示され、滞在していたバージニア州シャーロッツビルの実家で自殺してしまったというから、あまりにも悲しすぎないか?
ここ9日間、連日1万人以上で「ソユーズ」の打ち上げのように垂直上昇型で感染者を出しているロシア…。
4月22日、ヴォロネジの病院応急室の医師が、新型コロナウィルス陽性判定を受け入院治療を受けていたが、それなのに病院側が仕事を強要しつづけていたと主張していた矢先に、病院の窓から転落し重体だったが、5月2日、死亡したとか。
4月24日、モスクワ近隣の応急医療施設院長(?)が、病院の窓から飛び降り自殺。
4月26日、クラスノヤルスクの病院院長代行が、病院施設を新型コロナウィルス治療所にする問題について地域の保健担当者たちと会議をしている最中、窓から飛び降り、ICUで治療を受けていたが結局死亡。
何でも、この医師、PPE不足などの理由で病院を新型コロナウィルス治療所にすることに反対していたとか。
どうだろう?
どれもこれも、今回の新型コロナウィルスとの戦いの最前線が、いかに過酷で劣悪かを如実に証明しているのでは?
その意味で、誰もがヒドいPTSDを背負うことになってしまうのでは?
本当にお気の毒…でも、なんとかガンバって、心の中で、ソッと願っているのは、東仙坊だけではあるまい。

We, the Japanese people, should sincerely thank the healthcare professionals and the public frontrunners for fighting this dangerous coronavirus for life(我々日本の国民は、こんなに危険なコロナウィルスと命懸けで戦ってくれている医療関係者や公共事業関係者たちに心から感謝すべき)!

To be continued...


















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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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