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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

緊急プロファイリング ある殺人加害者の父親!? そして!? ultimatum(最終章)

I think the true serious humane man would never ever kill anybody (本当にマジメな人は、未来永劫、人を殺さない)!

日本のモラル崩壊を証明したいのか、毎日毎日、凄く変な事件が流行のように続発している。
そして、毎回毎回、その異常極まりない犯人が捕まえられるたびに(実際は残念なことに極めてそれはマレだが?)、あの「マジメなヒトがなぜ?」と言われ続けている。
潮見2軒隣女性バラバラ殺人事件のあんな星島貴徳なるクソッタレまで、「あんなマジメなヒトが」、「あんな感じのいいヒトが」と言うヒトがいるくらいだから、それも流行に違いない。
どうやら、猟奇的で残忍無比で卑怯で卑劣な罪を犯すヒトは、「マジメ」でなければいけないと思いたがるヒトが多いらしい?
誤解を恐れずに明言するが、東仙坊の周りには、あんな無気味な雰囲気で、あんなキモい笑い方をするヒトが幸運にもいない。つまり、そんな「マジメ」なヒトはいないし、自分もそう呼ばれないように努力している。
もっと正直に言うと、そういうタイプの「マジメ」なヒトが、ハナから好きじゃない。
そもそも、犯罪者などに対して言う「マジメ」には、sense of humor(ユーモア)やpathos(ペーソス)が含まれていないと思うが、どうだろう?
そんな「マジメ」なヒトは、何だか、ゴツゴツ、ガツガツしていて、堅苦し過ぎて、オシャレではないし、粋ではないと思わないか?
ということは、本質的に日本人の魂に合っていないということでは?
ともあれ、東仙坊、世間で言われているような「マジメ」は、大嫌い。
こんなことを言うと、東仙坊がマジメじゃないからと言われそうだから、念のために言っておく。
プロファイリング-11 普通仮面を被った異常犯罪-8」のイントロでも宣言しているように、東仙坊は「バカマジメ」そのもの。
そうでなければ、こんなにクタクタになりながら、モラル再生のために、これだけグダグダ言い続けたりしない。
では、そんな「マジメ」と「バカマジメ」との間に、どんな明確な相違点があるのか?
日常生活の中に、洒落諧謔機知含羞悲哀があるか?ないか?それがポイントである。
すなわち、犯罪者になるような「マジメ」には、それらが一切何にもない。
「バカマジメ」な人間にだけは、粋、オドケ、ウィット、ハニカミ、ペーソス、レベルの高いユーモアがある。
極論すれば、ユーモアのある「バカマジメ」な人間は、人生がどんなに儚いものと感じても、もののあわれを大切に、「生きているだけで丸儲け」と、心で泣いても顔では笑って生きている。
その意味では、あんな不自然で無気味な笑い方など死んでもできないのが「バカマジメ」、本物の「マジメ」な人間だと思うが、どうだろう?

それで、東仙坊、俄然思い出したことがある。
緊急プロファイリング 加害者の親!?そして!?」で、「刑務所に行きたかった。誰でもよかった」の岡山駅突き落とし殺人犯18歳ハナタレの父親について、辛辣に言及した。
あの父親の不可解さ、異様さ、無気味さ、その恣意を全く感じないヒトがいることに、義憤を覚えたからだった。
まさかと思ったが、あんな稚拙な責任転嫁、自己欺瞞、卑怯で姑息な錬金術に引っかかるヒトなどいないと、高をくくっていたら、意外なほどそんな軽薄なお人好しが多いということに、大きなショックを受けたからだった。
それはそうである。あれほど、東仙坊、「世の中、今や、振り込め詐欺社会」と警告しているにもかかわらず、その被害が、どんどん増えているくらいだから、「お好きなように!」としか今さら言えない。
十人十色、63億人63億色、それも仕方がないこと。
何も感じず、自分のことをタナに上げ、人のことなんかこれっぽっちもわからずに、せいぜいゴシップやスキャンダルにうつつを抜かして、のほほんと生きているヒトを、変えられるなんて思っていない。
でも、せめて、そんなマユツバものの「マジメ」に、少しくらい疑問を感じて欲しいと思うのは、東仙坊の単なる甘さか?

案の定、あのなぜか当日すぐに岡山駅に駆けつけ、前代未聞の加害者父親記者会見を開いた「マジメ」な父親は、あろうことか今度は某テレビ局と組み、カメラを自宅に入れたのである。
その際、ブルーのボーダーのトレーナーで、小奇麗にコザッパリと対応した。
内容詳細は省くが、そのハナタレ息子のために、きちんと自分は充実した勉強部屋を用意したのに、「それなのに、経済的な理由で進学させられなかったのは、社会が悪い」とでも言いたいのか、慎ましい食事まで見せつつ、「母親と一緒に、やれることは全部やった」と話していた。
そして、一番気になったのは、逮捕後に、面会に行った際、「息子はもう別人のような気がした」と、平然と言い放ち、あれはもう自分の子どもではないから、関係ないとでも言いたそうだった。
どちらにしても、岡山駅で、母親と一緒に、大きな花束を抱え、土下座していたシーンに、鼻白んだのは、東仙坊だけなのか?
またしても、それを見て、この加害者父親を、人間的に立派だと思う奇特なヒトが出てくるかも知れないので、もう一度、明言しておく。
誰が何と言おうと、あのテレビにやたら出たがる父親は、息子の残酷な犯罪によって、金銭を得ているとしか思えないが、どうだろう?
と同時に、金銭を渡しているマスコミがいたら、本当に情けなくてみっともなくて、言語道断だと思わないか?

ついでに、東仙坊、光市母子殺害事件犯人の父親。今まで謎でしかなかったその父親が出演した、某テレビ局による、独占インタビューも観た。
一体全体、それをどのぐらいの人が観たかわからない。
少なくとも、東仙坊、「今、降っている雨が永久に止まなくなったらどうしよう?」、そんな複雑な気分にさせられたのだが…。

どこまで行っても、死刑判決が出たって、これで終わりではありません。
まあ、今日のことは自分でもびっくり。
事件当初の頃は、本当に息子を恨んでいました。
こんなことをしたばっかりに、自分の人生も真っ逆さまで…。
やっぱり我が子ですから、どんな罪を犯しても、かわいい、これが正直なところです。
死刑判決で終わるのであれば、後はまっとうに、死刑判決が相当だったんだと見て、あえて自分に受け入れるだけです。
一、二審で、情状酌量の余地があるということで、無期懲役の判決が出たにもかかわらず、司法に対してがっかりしたということもあるんですけど…。
今回の判決が、一、二審の「無期懲役」から「死刑」と簡単に変わる経緯が非常に恐ろしい。
相手に対し申し訳ないという気持ちがいっぱいです。そういう気持ちをこれからもずっと私どもは背負ってゆくわけです。



この無気味なチグハグな「マジメ」さって、今回取り上げている「マジメ」さに共通していると思うが、どうだろう?
他人から言われるような「マジメ」さって、どれもこれも鈍感で、粗雑で、無礼で、軽軽で、実は、誰も信じないものなのでは?
つまり、自分にとって、どうでもいいと思う相手を、「マジメ」と呼んで誤魔化しているのでは?
少しも人間的に成長しない、どこまでも自分勝手で、なかなか本気で好きになれないヒトのことを「マジメ」と呼んでいるだけと思うが、どうだろう?

Please don't call such a crazy murderer as a wise man(キチガイ殺人鬼をマジメとは呼ばないで)!




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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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