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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

心のブラックホール-32  明日は明日のカゼイが吹く!?-8

Finally the Japanese atomic energy scientists are not excellent with the wisdom at all either(結局、日本の原子力科学者は、ちっとも聡明でも優秀でもないということ)!

東仙坊、とうとう不謹慎でも、思わず失笑してしまったのが、凄くラブリーな響きがする「テルル」、「キセノン」なる未知の放射性物質の登場…。
これで、このフクシマノビイリの問題は、バーチャルな領域に追いやられ、ノド元過ぎれば!かのように、コミックかアニメの話のようになってしまうのかも。
それにしても、近ごろのマスメディアは、なぜ、いかに深刻な問題でも、そのトーンを卑屈に為政者やスポンサーや国民に合わせ、その核心をえぐろうとはしないのか?
凄く情けなくてみっともないと思うが…。
10月31日、文部科学省が、フクシマノビイリから100km圏内における放射性物質「テルル129」、「銀110」の土壌濃度マップを発表。
半減期34日の「テルル129」最高値は、福島県大熊町の1平方m当たり約266万3800ベクレル。
半減期250日の「銀110」最高値は、福島県双葉町の1平方m当たり約8300ベクレル。
それでいて、それでいて歴史的かつ世界的に、誰一人として被爆状態を人体実験したとは思われない(?)そんな正体不明の「テルル129」や「銀110」なのに、言われるままに「放射性セシウムの土壌濃度と比べごく微量で、人体に蓄積されにくく、健康への影響は少ない」と報道してしまうから、呆れるばかり。
「何言っテルル! 自分たちで独自に調査確認してから、発表しろよ! マスメディア!」と憤慨しているのは、東仙坊だけではあるまい。
その証拠に、「濃度が最も高い地点で50年間生活した場合の外部被曝線量は、同エリア内のセシウム最高濃度地点で同期間生活した場合と比べ、「テルル129」は約3300分の1、銀は約600分の1」とまで報道する始末。
一体誰が? いつ? どこで? そんな「テルル129」や「銀110」の被曝を受けたことがあるの?
それより何より、仮にその「テルル129」や「銀110」を50年間浴びて生活したとして、セシウムを50年浴びたときの約3300分の1の被爆って、一体どのくらいで何がどう悪くなるの?
本当に振り込め詐欺と同じみたいで、もう勘弁しろよ!と言いたくならないか?
もっともっと具体的に言え!と思わないか?
ちなみに、東仙坊、ヒマだから、残りの人生、「明日は明日の風が吹く」、なんとなくテルルとともに、テルルテルルと生きてもいいが…。
と、そんなことを考えて、笑っていたら、すぐさま、また聞いたこともない何にそれ?の「キセノン」が登場。
ところが、こちらは冗談でも笑ってなどいられない状況で、真っ青。

11月2日、2号機の原子炉格納容器内で、核分裂によって生じる放射性「キセノン133」、「キセノン135」という気体が、それぞれ1立方cm当たり10万分の1ベクレル程度検出。
すると、こともあろうに、「冷温停止宣言して、安定、安全、安心!」を声高にアピールしていたウソツキ詐欺師ども、「核分裂反応が起き、キセノンが発生した可能性は高い」、「臨界があったとしても一時的か局所的(?)」、「核分裂反応が継続しているとみなさざるを得ない」、「核分裂が起きていたとしても小さいレベルで、大量のエネルギーを出している状況ではないので問題はない」とか、「水の量が増えると核分裂が促進される懸念がある。また、水温が低いと中性子がより減速されて核分裂が進む場合もある」と思いつくままに右往左往。
慌てて2号機にホウ酸水注入し、「1、3号機でも同様に核分裂が起きている可能性がある」と厚顔無恥にも平気で言い出すアリサマ…。
それはそうだと思わないか?
2号機の格納容器内では、8月にも2種類のキセノンが発生していた可能性があったが、ごく微量で検出できなかったうえ、再臨界の可能性は低いと決め込み、詳細な測定をしてこなかったというのだから、開いた口が塞がらない。
人災事故から7ヵ月以上が経過したのに、いまだに溶けた燃料が落ちて微粒子化しているか? 塊となって冷え固まっているか? どの程度水に漬かっているか? など、実際には原子炉の中がどうなっているのかはわかっていないのが実情なのである。
つまり、今なお、原子炉がどうなっているか掌握できていないばかりか、中性子発生と臨界すらちゃんと把握できない状態で作業しているのである。
これって、世界に誇る日本の叡智とか原子力などというものは、すべてマユツバ。
何もかも、メクラメッポウに試行錯誤して付け焼刃でやっているということでは?
第一、あれほど「臨界の予防には核分裂を抑制する効果のあるホウ酸注入しかない」と言いながら、事故直後の3月に1~3号機にそれぞれホウ酸が予防的に注入して以来、1号機には一度も注入せず、2号機も今回のキセノン検出で注入するまでは注入してこなかったなんて、第二の人災になるところではなかったのか?
東仙坊のようなトウシロウでも、ホウ酸の注入を継続するのが当たり前だと思うのだが…。
どうあれ、「ホウ酸水を入れ続けると、結晶化したホウ酸が配管を詰まらせる可能性がある」というのなら、そんな「「キセノン133」や「キセノン135」をはじめ、その核分裂を起こしたら発生するという放射性物質を測定する装置を設置するのは当然なのでは?
それなのに、10月28日、急遽2号機に初めて設置したが、1、3号機にはまだ設置されていないというのだから、呆れるばかり。
本当にこのテイタラクでは、冷温停止など一体いつになるやら?
それにしても、11月3日、突如、「仮に臨界が起きていたとすれば、検出されたキセノンの1万倍の量のはず?」とか、「継続的な核分裂の発生に必要な中性子を吸収するホウ酸水を注入しても、なおキセノンが検出されたから、再臨界ではない」とか、「溶融した燃料内の『キュリウム242』や『キュリウム244』が自然に核分裂を起こして生成されるキセノンの量を計算したところ、今回検出した結果とほぼ合致した」とか言い出し、「核分裂が連鎖的に起きる「臨界」によるものでなく、一定の割合で自然に起きる『自発核分裂(?)』が原因と判断したと言っても、一体どこの誰が信じるのか?
どうだろう?
これでも、本当にフクシマノビイリがもう片づいたこと。30年ぐらいで、すべてが元通りになると思うのか?
それより何より、電力がどうこう、経済がどうこう、言う前に、本当に我が国に大地震はもう起きないと思えるのか?
その覚悟の下で、自分はどう生きるのか? 日本はどうあるべきなのか?を本気で考えるべきときなのでは?
えっ、電気がなければ生きていけない?って?
ウソツキ詐欺師どもに引っかかるのは、止めなさい!
電気はなくならないし、原発の電気など全電力使用量の4分の1くらいでしかないはず。
それを10年前の2001年度のケースで証明すると、全国発電所の発電能力合計は2億3030万kw、この年の最大電力使用量は1億8240万kw、この年の全国の原子力発電所の発電容量合計は4574万kw。
誰でもできる引き算で考えても、原子力発電所がすべて廃止されても電気は十分あるのでは?
つまり、絶対に信用ができないタヌキ政治屋やタヌキ官僚やそれに群がるハイエナ評論家の詐欺にかかってはいけないだけ。
仮に少しぐらい足りなくても、今の超過剰なラクする生き方を今年のようにほんの少しガマンすればいいだけ。
世界一エコに敏感で世界一優秀と言っても過言ではないドイツの科学者が、原発を諦めたことでも明白なように、原発事故のリスクは巨大すぎて、たかが人間の叡智ではコントロールなどできないもの。
どちらにしても、世界で唯一ヒロシマ、ナガサキを経験しながら、「原子力の平和利用」などという美辞麗句の虚言の下にフクシマを経験してしまった今、我々日本人の向かう方向は一つだと思うが…。
えっ、東仙坊は原発廃止論者か?って?
くどいほど書き込んできたが、はっきり言って原発推進派!
ただし、これから一体何本になるかもわからない使用済み核燃料を2万年間安全に保管できる場所があるなら!
それが、絶対条件。
どうあれ、自分自身は外部被爆も内部被爆も一切気にはしていないが…。

In Japan of the wire fraud society, the nuclear power generation is no exception, too(振り込め詐欺社会の日本では、原発も例外ではないということ)!









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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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