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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

ああ日本砂漠-26 ハイキングシーズンでも世界はハッキング三昧!?-5

I think it might be the time when we should utilize a skillful cybercrime practice criminal as a cyber combatant(巧妙なサイバー犯罪実行犯をサイバー戦闘員として活用すべきとき)!

東仙坊、この内部告発がなくとも、個人情報の管理などとっくに行われていると確信している。
それゆえ、そのこと自体に、正直、何の興味も憤慨もない。
それより、危惧しているのは、世界サイバー戦争における我が日本の基本的な戦闘能力…。
世界一の平和ボケ日本らしく、世界に名だたるおたくがいっぱいなのだから、それなりにそこそこのものがあるのでは?と勝手に期待しているのだが、どうだろう?
そもそも、今回の内部告発者エドも、日本のおたくに学んだはず。
そこで、実は、エドが出現して以来、気にしていることがある。
6月10日、一連のPC遠隔操作ウイルス事件で逮捕・起訴された元IT関連会社員、片山祐輔(31歳)なるYKが、昨年8月に他人のPCを操作しAKB48への襲撃予告を書き込んだとして追送検。
これまで威力業務妨害やハイジャック防止法違反など7件の事件で逮捕・起訴されていたが、この追送検で捜査は事実上の終結(?)。
事件の本丸の「ウイルス作成罪」での立件は見送られることになったというから、情けなくてみっともない。
全て遠隔操作ウイルスが絡んでいるのに、肝心のウイルスの出どころが解明できなかったことが致命的な敗因。
確かな物証を得られないまま捜査が終了したことは、警察の事実上の敗北というより、無能さの証明。
証拠が完全にそろっていない状態で見込み逮捕し、取り調べで心理的プレッシャーを与えて自白を引き出すというアナクロ手法しか知らない警察では、到底究明などインポシブル。
逆に言えば、たび重なる再逮捕で4ヶ月も勾留され社会的地位を脅かされるプレッシャーをかけられながら、あくまで「録画・録音しなければ取り調べに応じない」と頑なに主張し自供しなかった、YKの勝利。
それはそうである。
自白ありきの案件で録画・録音されて困るのは警察。
つまり、YKが取り調べに応じなかったのではなく、実質的に取り調べを拒否していたのは警察。
そもそも、遠隔操作ウイルスに感染した男性が4人も誤認逮捕された原因は、無実にもかかわらず2人も犯行を認め「自白」してしまったこと。
1人は、男性の父親に検察が絶縁状を書かせ、それをネタに自白を強要したいうから、893型。
アニメ演出家の男性には「認めれば罪が軽くなる」と持ちかけたというから、詐欺師型。
つまり、捜査の稚拙さをカバーすることもできず、強引に自白に誘導するというアナクロ手法から抜け出すこともできず、ハイテクの時代に超ローテクでしかないということ。
東京地裁での1回目の公判前整理手続きでも、検察側の書面には事件とYKとの繋がりも白紙で、犯行をいつ、どこで、どのような手段で行ったのか、最も重要な部分の具体的記述が全くなかったというのだから、呆れないか?
検察側の開示証拠も、犯行予告メールなど被害状況を示すものばかりで物証と呼べるものは一切ナシ。
裁判官が「異例もしくは異常」と検察に苦言を呈したというから、前代未聞では?
それにしても、USAのサーバーから試作段階のウイルスを発見したり、YKの派遣先のpcで作成された痕跡もあったり、派遣先のpcから複数の関連サイトに接続していたミスを確認したりしたが、YK以外の第三者が作成した可能性を取り除けなかったのだというから、相当捜査レベルが低いのでは?
とにかく、160億件に上る膨大な履歴の解析に手間取り、関連サイトの接続履歴の類似性の分析からYKを特定することもできず、防犯カメラの映像だけが決め手とは、あまりにもみっともないのでは?
特に、横浜市の小学校襲撃予告事件で、ごく短時間で大量の書き込みが行われたという矛盾を見落とし、当時大学生だった男性から虚偽の自白を引き出したというのも、相当情けないのでは?
東仙坊、比類なきnetアマチュアでも、IPアドレスを過信してはいけないことぐらい理解しているが…。
どちらにしても、個人を甘やかしモラル完全崩壊の今の日本が、サイバー犯罪はもちろん、サイバー戦争に対応できるシステムやインフラが十分にあるのか?
そして、海外の捜査機関や民間net関連会社との連携はできているのか?
警視庁がネットセキュリティー会社3社と情報交換に関する協定を締結したのだって、6月18日なのでは?
それより何より、法整備はできているのか?
通信の秘密が障壁となり、接続履歴の保存さえ義務化できていないのでは?
今回のYKのケースだって、有力な証拠となったのはFBIが押収したUSA国内のサーバー情報なのでは?
それだって、一連の事件にUSA行き航空機の爆破予告が含まれていたからなのでは?
と、ここまで書き込んできて、ここからが今回のプロファイリングの本当のテーマ。
実は、東仙坊、内部告発者としてエドが登場したとき、このYKを司法取引でもして政府のサイバー犯罪対策やサイバー戦争の駒として使えばいいのに…と思ったからに他ならない。
こういうYKのようなプロフェッショナルこそ必要なのでは?
というのも、昨年12月と今年2月、世界27ヵ国で中東の銀行の偽造カード17人分が一斉に使われ、計4500万ドル(約45億円)が引き出されるという詐欺事件が起きたことを知っている?
しかも、最大の約10億円の被害を出したのは、ノーテンキな日本…。
2月20日午後、東京都内各所のATMで、オマーンの銀行口座の偽造カードを使用し、十数人のグループが一斉に100万円ずつ現金を引き出し、数時間でゆうちょ銀行の67ヵ所から約400回で計約4億円、セブン銀行などの数十ヵ所で同じ被害があり、総額約10億円が引き出されてしまったというから、開いた口が塞がらない。
そして、6月20日、東京都内で現金を引き出した犯行グループのうち数人がルーマニア国籍の20~30代のオトコとみられることが判明したと言ったって、後の祭りなのでは?
何でも、ゆうちょ銀行の防犯カメラに写っていたグループのうち数人が1月に欧州から入国し、入国審査時に写真撮影されたルーマニア国籍の20~30代のオトコらと酷似していること、オトコらが2~3月に出国していたことも判明したと今さら言ったところで、鬼が笑うのでは?
警視庁組織犯罪対策特別捜査隊が、カード情報はハッカーに盗まれていた、支払い用カード電磁的記録不正供用などで男らの足取りを捜査していると4ヶ月も経って公表することの方が恥ずかしいのでは?
何でも、狙われたのは、政府が外国人観光客誘致のために推進している海外金融機関のカードが使える、国際的ATM網。
それも、その国際的ATM網を設置した店舗が密集する東京。
本来、日本の銀行カードは国際的な規格とは異なるために、ゆうちょ銀行以外のATMで海外のカードは使用不可能だったのに、政府が外国人観光客を増やす方針を推進していることから、セブン銀行が2007年7月から国際的ATM網に加入。
現在では、ゆうちょとセブン両行のATM網ならば海外のカードで日本円が引き出せるだけでなく、この事件発覚前まで国内向けの口座では引き出し限度額が1回20万円に設定されていたのに、海外のカードは1回の引き出し限度額が50万~100万円の設定で、回数制限もなかったというから、もうマンガでは?
そのうえ、ゆうちょ銀行やセブン銀行は自行のカードの不正取引しか監視しておらず、オマーンの銀行が気付いて口座を凍結するまで、数時間にわたって不正な引き出しを許してしまったというのだから、もう救い難いのでは?
事件発覚後、ゆうちょ銀行やセブン銀行は海外のカードの引き出し限度額も20万円に引き下げたというが、それで何が変わるの?
自行のカード以外の不正取引を監視するシステムがなければ、意味がないのでは?
そ、そ、それなのに、USA司法当局は5月にすでに、USAで約280万ドルを違法に引き出したとして8人を起訴しているというから、どうだろう?
USAのNSAぐらいの監視システムが我が国にも必要なのでは?
どちらにしても、スパイ天国のタガの緩み切った日本は、今後も世界からのサイバー犯罪とサイバー攻撃の格好の的、カモなのでは?

I worry about the future of Japan very much which cash was able to be drawn in several hours 1 billion yen with a forged bankcard(偽造銀行カードで10億円も数時間で現金を引き出されてしまう日本の未来がメチャクチャ心配)!





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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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