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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

検証プロファイリング 町田市高校同級生殺人事件-4

We would ever forgive nobody who have killed somebody with this kind of childish reason(こんな子どもっぽい理由で人を殺すヤツを許してはいけない)!

町田市高校同級生殺人事件

■被害者少女ブリトニーの立場にたった、ブリトニーの目線での事件の真相???

⑦2005年11月10日、午後5時20分。
家に帰る。
ドアを開けて、中を確かめる。鍵を盗まれてから、凄く怖い。
よかった。誰もいないみたい。
お腹が空いた。今日は何を食べようかな。
とにかくジャージーに着替え、冷蔵庫をのぞく…。
(えっ、何で私の家の中に、ラリーがいるの?何なの、手に軍手して包丁持って!)
「キャー!」
「……」ラリーが無言でいきなり切りかかってくる。
(何でこんなことをするの?私がアナタに一体何をしたと言うの?お願いだから止めて!痛いじゃない!本当に私のことが少しでも好きなら、こんなことは止めて!)
「キャー、助けて!痛い!」
ラリーはためらいもなく包丁で切り付けてくる。
(助けて!お母さん!助けて!誰か!まだ、死にたくなんかない。私はお母さんに恩返ししなきゃいけないし、やりたいことが一杯ある)
「……」
ラリーは本気で私を殺そうとしている。
(頭が、顔が、痛い。このままやられるわけにはいかない)
「殺されちゃう」
私は家中を逃げ回り、包丁を取り上げようとしたけど、力でかなわないし、首を刺された瞬間から意識がなくなってきたの。
(お母さん、ゴメン。私もうダメ……こんなことがあっていいの…何が何だかわからない。私はラリーとたまたま学校がずっと一緒だったけど、付き合ったことはもちろんないし、何も悪いことをした覚えもないのに…悔しい)。

東仙坊、巷間もれてきた2人の関係の話は、ラリーの勝手な妄想的会話、ラリーの心の中だけの架空のやりとりでしかないと、ただの虚言だと確信している。
「急に態度が冷たくなった」、「付き合っていたけど別れた」、「自分は何も悪いことをしていないのに、ウザいと言われた」、「なぜ冷たくするのか聞いた」、「新しい彼氏ができたのかと聞いた」…。
これらの話は、すべてウソでしかない。
つまり、このラリーとブリトニー間には、いかなる小児的で未熟な恋愛感情もなかったと結論する。
この時代に、お互いに携帯電話番号やメルアドが入力されていない人間関係は、存在していないと言っても過言ではない。ましてや、2人とも高校生なのである。
では、なぜゆえ16歳のブリトリーが、同級生のラリーにこれほどまでに残虐無比な殺され方をしなければならなかったのか?
それは、4年も裁判をやっても、明確にならなかった(?)ラリーの犯行動機と犯行状況にすべてが隠されている。
そこで、まず犯行状況をプロファイリングしてみたい。

■ラリーが考えに考えた、冷酷無比な殺人方法

①少なくとも1ヶ月以上、ラリーはブリトニー殺人を計画し、追跡し、その行動パターンを事前チェックした。特に、鍵を盗んで以後は、その鍵が変えられていないこと。母親の帰宅パターン、誰か友だち、男友だちが訪ねてこないかを探った。

②家の中で待ち伏せし、ブリトニーの家にある包丁での刺殺に決め、軍手を用意した。その凶器にする包丁、返り血の付いたものなどの捨て場所を、自転車で探し回り、格好の場所を見つけた。

③決行前に、ブリトニーの家に忍び込み、その間取りを確認。どこに隠れて待つか、どこに包丁やポリ袋があるかをシュミレーションした。

④11月を過ぎているのである。しかも、ブリトニーは体育部に所属していない。
事件当日、靴を脱ぎ、足音がしないように靴下になり、軍手をし包丁片手にバスルームで、じっと息を殺しブリトニーの帰りを待った。
やがて、帰宅したブリトニーが着替え、リラックスした瞬間、計画通りに、極めて無慈悲に、何の躊躇もなく、無言のまま50ヶ所も滅多刺しし、最後にトドメとして首を横にかき切ったのだ。
わけのわからない恐怖におののきつつも、30分間も必死で抵抗したブリトニーの気持ちを考えるだけで、胸が痛くなる。
死因が失血死である以上、すぐに110番してくれたらと思うのは、東仙坊だけではあるまい。
それにしても、いくら子どもっぽかろうが、仄かな愛情を感じていた相手を50ヶ所以上も刺し、とどめを刺すヒトがいるわけは絶対にないと断言する。
そして、恋愛のやりとりのもつれで、軍手をして包丁を握るヒトが歴史的にも絶対ないと確信する。
これらは間違いなくこの事件の重要なファクターである。


⑤殺害後、傷つき返り血を浴びた手を洗い、トイレを使い、同じく血の付いた自分のワイシャツ靴下を脱ぎ、ブリトニーのタオルで制服の血を拭い、ブリトニーのTシャツを着て、ブリトニーの持っていた合鍵を取り、ドアを閉めた。
そして、包丁、自分のワイシャツ・靴下・軍手、血に汚れたブリトニーのタオル・Tシャツ・合鍵を入れたポリ袋も持ち、階段で1階に降り、自転車で証拠隠滅の場所まで運び、隠した。

そう。この事件は最初から最後までブリトニーを殺すことだけが目的であって、それ以外に何の意味もないのである。
あたかも一方的な片思いの末のストーカー的犯行と考えること自体が、ナンセンスなのである。

その意味で、このラリーは、ただの殺人サイコパスでしかない。
では、最後にラリーの犯行動機を次に述べたい。

This boy psychopath had the only one aim which was just to kill her(この少年サイコの目的は、彼女を殺すことだけ)!

To be continued…
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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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