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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

真実イチロー 心が2度と折れないように…!-2

When Ichiro met them at the first time, he must be disappointed more than what he imagined(初めて日本の侍候補生たちと会った時、イチローは想像以上に落胆したに違いない)!

東仙坊、以前からテレビ局の編集能力に疑問を抱いている。
その報道責任から、下手な編集をせずに、なるべくそのまま放映し、視聴者に判断させるべきだと思うが…。
特に、イチローのように聡明でメタフォジカルな話をする人間の場合は…。
もちろん、放送時間の都合は十分理解している。
だとすると、エディターにもっと優秀な人材を充てるべきだと思うがどうだろう?
ともあれ、東仙坊の対訳つきで、イチローの本音を伝えてみたい。

イチローです。
わざわざ名前を言ったことでもわかるように、日本メディアの浅薄なものの見方を揶揄している。
おはようございます。
侍JAPANというネーミングに始まり、まあ、そこがいきなりの大きなハードルになりました。
礼儀も礼節も知らない、幼稚で未熟な、1人前の人間にもなっていないヤングたちに、いきなり侍とは無理難題だった。
「ワタシ、アイドル」と言いながら、カワイクないヤツは最悪で、
すでに勘違いしたうえ傲慢になっているスター気取りの可愛げのないヤングばかりで、とことん閉口させられた。
侍がですね、最終的に勝てなかったら、こりゃあ、格好つかんでしょ。
そんなヤツらと一緒だからと言って、勝てなかったら侍の自分が恥ずかしい。
そういう中で自らハードルを上げて入ってこのスタートの中で、
最終的に優勝というカタチになったこと、
最終的に侍になれたこと、大変喜んでいます。
無論、自分の念願だったV2を達成したことは正直ウレシイ。それ以上に、背中を見てくれ、相談にも乗り、飯をおごり、自己犠牲精神を1戦1戦ごとに学んでもらえ、見習侍になってもらえたことがウレシイ。
ほっとしています。
チームリーダーが必要だというふうに、安易な発想があるようですけど、
今回のチームには全く必要なかった。
それぞれが向上心を持ち何かを得ようとする気持ちがあれば、
そういったカタチは全くいらない。
チームはいくらでも可能性を見い出せる、そう感じたこの期間でした。
もう自分の役目は終わった。後は今の気持ちを大切に、それぞれが真面目に努力してくれればきっと成長してくれるに違いない。
ここから後は、日本人らしく聡明な天才イチローから、成長してくれたヤング侍たちへのただの気づかいと率直な感謝の言葉…。
個人的には、最後まで足を引っ張り続けました。
韓国のユニホームを着、
キューバのユニホームを着、いろんなチームのユニホームを着ました。
最後にJAPANのユニホームを着て、おいしいとこだけ頂きました。
本当にご馳走様でした」

イチローは、優勝するためには、自分頼りのチームではダメと意識していた。とにかく、一つのチームにするしかないと決心していた。
世界のイチローが、オピニオン・リーダーになろうとしたのに、目の肥えていない我が国のマスメディアはわかろうともしなかった。ファンですらわかっていたのに…。
それを証明するために、WBCにおけるイチロー語録をいくつか並べてみる。
「ヘコみましたね。ドーピング検査。流れが悪いですよ.。でも、技術的なスランプではないけど…」
「焦るってどんな感じなんでしょう。ドーピング検査のオシッコが出ない焦り…これは結構焦るよね。でも、そういうのとは全然違うんですよね…もどかしい気持ちがなくなったら、野球辞めてますよ」
「バント失敗で、ほぼ折れかけていた心がさらに折れて、自分だけキューバのユニホームに見えて、4打席からようやくJAPANのユニホームを着てたという感じですね。みんな頑張ってるしね。だから、折れかけていた心を支えてくれるのもみんなだっていうのもね、わかっていることだし、今日の展開は特にね。何か監督と目が合う時も何となく痛いし。ああ、久し振りの感じですね、こういう感覚は…ああやってチームメイトが繋いでくれるっていうのは、ステキですね。流れを止めているのは完全に自分なんで、やっぱりチームに貢献するって言うのは、自分がヒットを打つことなんだって、改めて思いました
どうだろう?
イチローは、自分が打たなくても、チームが勝つために何ができるかを考えていたことは、明々白々だったと思わないか?
「原監督って、王監督みたいに、真っ直ぐじゃないですか、選手は『大丈夫だ。行ってこい』って言われたいんですよ」と、原監督を心から助けようとしたと思わないか?
その結果、原監督をあれだけ笑顔にし、シャンパン・ファイトで、「オマエさんタチは、強い侍になった」と言わせたのはイチローだと思うがどうだろう?
どちらにしても、マリナーズに戻ったイチローの言葉に、その気持ちがよく表れている。
「1か月近くの侍JAPANというチームだったですけど、長くやるチームと違って、儚さって言うんですか、全く違った味わいがありますよね。新たな仲間になった侍チームメイトの活躍を知るために、普段使わないPCを使ってチェックするかも知れない」

ところで、イチローのWBCでのご馳走様活躍の契機は、どこにあったのか?
誰も言わないので、東仙坊、どうしてもそれに言及せざるを得ない。
実は、侍は日本人だけではない。
外国の選手にもいる。
USAとの準決勝の試合開始前のセレモニーで、打順ごとのエールの交換があった。
イチローが、その直後に先頭打者ホームランを打つロバーツとトップバッター同士のグッズの交換をしている最中、突然イチローの肩を強く叩き、掴み、あいさつをした選手がいた。
USAチームを率い、イチローと同じに苦悩していたジーターだった。
このジーターこそ、数少ないUSAの侍だということに異論はあるまい。
前回書き込んだように、「あいさつ」こそ、「お互いに認め合ったあいさつ」こそ、侍の本道。
このジーターのあいさつが、イチローを本来の侍に戻したと、東仙坊は確信している。
侍は、侍を知る…。
事実、その後敗退したUSAキャプテン、ジーターは「このような短期トーナメントでは、何が起きても不思議はない。我々も情熱を持って試合をしていたが、日本チームは腕の袖までにその情熱があったと同僚も言っている。何て言ったって、基本に忠実で、状況に応じたバッティングをする日本チームは打った瞬間にベースの手前半分くらいを走っているんだから…みんなイチローのように…」と、暗にイチローのチームと言っていた。
イチローがイチローになれたのは、MLBの侍ジーターのお陰なのである。
最後に、我がイチローを「世界一のバッター」と正々堂々称賛した、キューバのカストロ前議長の健康を心から祈っている…。
そして、このWBC最多安打は12本、ベストメンバーに選ばれた青木宣親が打ったと言われているが、実はイチローも12本だということもお忘れなく!

I do appreciate Jeter very much helping Ichiro to get back what he used to be(ジーターのお陰でイチローは侍イチローに戻れた)!


profile

東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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