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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

Oh,my God! これこそ、C'est la vie-34  日本!タンポポ2本?

Anyway, I liked a dandelion without a cause when I was so young(とにかく子ども時代、理由なしにタンポポが好きだった)!

東仙坊、子どもの頃、タンポポが好きだった。
特に、ホワンとした白い冠毛を口で力任せに吹いて、落下傘のように飛ばすのが好きだった。
それこそ、大空の彼方まで飛んで行けとばかりに、何度も何度も飽きずに繰り返していた。
ホワホワ、ホワホワと、その極小さな落下傘たちは、なかなか落ちずに空中を舞っていた。
なぜか、近頃、そのことをやけに思い出す。
確かに、昔は、自分の家の庭に、歩く道端に、それこそ、そこら中にタンポポの黄色の花が咲き乱れていた。
今、自分の住むマンションに、タンポポは全く見つからない。
それこそ、奇妙に白っぽいコンクリートがあるだけ。
そして、聞こえてくるのは、自分の靴が奏でる靴音ばかり…。
けれども、孤独感、寂寥感など、どこにも感じない。
ようやく、自分が、そのタンポポの白い冠毛の微小な一本になれた気がするからである。

ところで、東仙坊、そのタンポポを「Dandy-lion:きざなライオン」、「ダンディーライオン」だと、この歳まで勘違いしていたことに気づいて、独り赤面している。
その花言葉が「思わせぶり」と知った時、勝手にそう思い込んでしまった気がする。
正確には、「dande-lion」、「ダンデライオン」で、lion(ライオン)のdan(歯)のカタチをした花だと知ったばかり…。
やはり、人生、死ぬまで勉強だと再認識させられている…。
それで、俄然、思い出した。
そのタンポポのこと。
最近、タンポポに関する気になる記事を読んでいた。
ここ30年ぐらいの間で、我が日本古来のタンポポが姿を消してしまっているという話だった。
東仙坊の好きだった、あの頃のタンポポは、もうほとんど見つけられないということらしい。
「日本のタンポポなのに、日本に2本もないのか」と、一瞬、苦笑していたが、ことはそんな冗談を言っている場合じゃないらしい。
もしその辺の都会で、タンポポを見つけても、それはほぼ日本のタンポポではないなんて…。
「ど、どういうこと?」
こんなモラル崩壊の日本でも、まだ愛し続けている東仙坊、しばし呆然…。
何でも、都会で見つかるタンポポは、ヨーロッパ原産外来種か、それに凌辱(?)蹂躙(?)された混血種なのだそうである。
「何で!いつまにかそんなことに…」
まるで日本の魂のことのように思えて、激しく動揺した。
そして、その詳細な原因を知って、ショックを受けてしまった。
我が日本のタンポポは、思いやりと協調性に富み、自然と融和していた。
それゆえ、「誰もが一人で生きられない」という自然の環境の法則に素直に従い、花粉を虫に運んでもらっていたというのである。
それなのに、我々自身で里山や田畑や野原をどんどん身勝手に破壊し、虫たちを少なくしてしまったために、日本のタンポポが生きにくくさせてしまったと言うのである。
それに反し、さすがに一神教の国から進出してきて、勝手気ままに我が国をいつのまにか占領している外来種タンポポ、花粉に関係なく、自立心旺盛に自分で種を作り、始末に悪いシロモノらしい。
当然、生活のために魂を売って、混血種を作る在来種が出てきてしまったのも、仕方ないのかも…。
何か凄く象徴的だと思わないか?
ちなみに、外来種タンポポは、誰にでも簡単に見分けがつくという。
花の下にある「総苞(そうほう)外片」というグリーン部分が偉そうにそっくり返っているのが外来種で、それが自信なさそうに花に密着しているのが在来種だと言うから、何をかいわんや…。
凄く情けなくてみっともないと思うがどうだろう?
もし我が国の元気のないタンポポを見かけた方は、「卑屈になるな!正々堂々と戦え!負けるな!」と声をかけて上げて欲しいが…。

それにしても、景気対策といえば、「車を買えばキャッシュバックだ!」、「高速料金のへんちくりんな値下げだ!」と、相変わらずの無能さを露呈している暇があったら、「このタンポポ問題をもっと真剣に考えろ!」と思うのは、東仙坊だけではあるまい。
そうでなくても、この狭い日本、今さら車が基軸とは、恥ずかしくないのか?
こんなに世知辛くなった時代だからこそ、日本人の本性に合わせて、のんびり、ゆったり生きるしかないと思うがどうだろう?
それこそ、タンポポの白い冠毛のように…。

さて、東仙坊、なぜ唐突とタンポポの話を始めたのかというと、いい加減、「slow life:スローライフ」に戻るしかないと痛切に感じさせられる事故が起きたからである。
それこそが、今回の「まさか!それはないだろう!ウソー!そんなことは起きては絶対にいけない」と感じた事故。
そして、次の瞬間、「そんなことが起きる気がしていた」と感じていた事故だからでもある。
東仙坊、すでに何度も書き込んできて、特にOh,my God! これこそ、C'est la vie-16 完全に「地震喪失」!? のイントロで指摘したように、いくら世界で年に117万人、2分間に1人の割合で交通事故死者を出していて、交通事故による負傷者や障害者が年1000万人以上も出ていることを熟知していても…。
同じく、東仙坊、日本道をゆく-3 もう一つの「文明の衝突」かも?のイントロで指摘したように、「バカとハサミ」ではなく「バカと車」が使いようだとわかっていても…。
こんなのは、あまりにも酷過ぎるという事故が、とうとう現実に起きてしまった。

5月13日午前11時40分ごろ、愛知県(?)名古屋市港区大江町の県道で、走行中の大型トレーラーが突然横転。積んでいたコンテナも当然倒れ、隣の車線を運悪く(本当に、他に言いようのない不運でしかなく、ご愁傷様とお悔やみをただ言うのが精一杯…)走行していた乗用車を無残にもペッチャンコに押しつぶしたのだ。
そのあまりにも悲惨な光景をテレビで観て、誰もが気持ち悪くなったに違いない。
東仙坊、しばらく絶句していた。
大変お気の毒なことに、運転していた女性(41歳)と後部座席にいた女性(64歳)が亡くなってしまった。ただ奇跡的に(本当に奇跡にしか見えない)助手席にいた女性(39歳)が重傷でも助かったことだけは救いだが…。
その大型トレーラーの最大積載量9t。積んでいたコンテナは長さ12m、幅2.5m、高さ2m。
ちなみに、事故現場は、緩い左カーブから直線になった下り坂???
ところが、愛知県警港署に、自動車運転過失致死傷害で現行犯逮捕されたドライバー、三重県桑名市の田川延郎(60歳)は、「なぜ荷台が倒れたのかわからない」と供述していると言うから、開いた口が塞がらない。
この能天気な大バカモノにはもちろんだが、そんな大型トレーラーが白昼堂々と一般道路を走行している事実に驚愕しないか?
東仙坊、車を運転中、あんな大型トレーラーに遭遇するたびに、「よく操作できるなぁ」と感心しながらも、「車線はみ出していていいのかよ!」とか、「お願いだからそばにこないで…」とか、「一体どうやって上のコンテナを留めているのだろう?」と、ずーっと感じていた。
一体誰がいつ、どこで、どんなシュミレーションを続けて、道路を走らせる許可を出したのか、凄く不可解だと思わないか?
もしかして、かつて自動車王国だった宗主国の意のままだったりして…。
よくよく考えても、他に根拠が見つからない。
事実、事件後の19日午前11時10分ごろ、東京首都高速湾岸線大黒ふ頭出口付近の国道で、トレーラーがカーブを曲がりきれず横転。こちらは男性運転手(42歳)が運転席からほうり出され、約10m下の高架下に転落し、死亡している。
あんなバカでっかい図体の車が、こんな狭い国の狭くて混んだ一般道路を走っていいはずがないと思わないか?
全てが経済効率優先の結果な気がしないか?
今やこの国自体が、日本古来のタンポポと同じなのでは…。
ということは、我が国も間もなく宗主国のようになるということ。
車も、経済も、モラル喪失と同じように…。
あんな信じ難いムゴイ事故で亡くなってしまった2人の代わりに、「そうなりたいなら、勝手にそうなるがいい」と呪いたくならないか?
今まさに、国のあり方が、人間の生き方同様、問われている気がするのだが…。

Do you think our Japanese own dandelion could survive(日本古来のタンポポは生き残れると思う)?










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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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