彷徨う大和魂-43 東仙坊のシリアスな「ウチナーンチュ」考!?
In order to make Okinawa an ordinary prefecture, the government must first become ordinary and only start with a direct dialogue with ordinary Okinawans for the future and development of Okinawa(沖縄を普通の県にするには、まず政府が普通になって、沖縄の未来と発展のために普通の沖縄人たちと直接対話から始めるしかない)!
人口約144万人。
世帯数約58万世帯。
これが、全国で4番目に小さい沖縄の最新状況である。
何でも、2005年ごろから沖縄移住ブームが起こり人口増加の一途を辿り、その人口密度は、なんと全国第9位。
それ以上に、人口の自然増加率も、全国第1位。
特殊合計出生率も、全国第1位。
14歳以下の人口も、全国第1位。
実に、特殊な状況とも言えるのである。
それでいて、GDPは年間約3兆8000億円と全国で最低。
そのために、国から、沖縄県に支出される行政投資と交付税は合わせて、7000億円以上。
そのほかにも、いろいろ名目でワケのわからない補助金がいっぱい。
その結果、GDPの約18%が政府の補助金。
つまり、三次に渡る沖縄振興計画で投入された税金は、8兆5000億円。
そうなると、俄然気になってくるのが、政府が沖縄の基地に支払っているその地代。
ちなみに、沖縄にあるUSA軍基地が約232平方㎞、自衛隊基地が約6平方㎞、合せて3割が民有地(?)。
沖縄が本土復帰を果たした1972年度は、100億円。
それから、更新のたびに上昇。
前回の前回の20年ごとの更新年であった2011年には、USA軍や自衛隊の基地内に土地を持つ軍用地主らで作る「沖縄県軍用地等地主会連合会(土地連)」が、軍用地料を約1.96倍の1782億円に引き上げるよう政府に要求。
しかし、「我々4万2千人(?)の会員の要求を呑まない…」と居丈高に迫るも、政府になんとか1.1%増の927億円で妥協させられたとか。
2015年度9倍超の978億円。
昨年度予算案990億円。
今年度はついに1千億円を突破。
そのうえ、2014年から7年間にわたってワケのわからない沖縄振興費(USA軍兵士がかける迷惑の補償?)として毎年3000億円。
どうだろう?
誰が何と言おうと、沖縄は基地があるから危険だ危険だといっても、沖縄県民の3%ほどの軍用地主たちは、今や二重の夢のようなタダもらいを続ける特権階級と言い切れるのでは?
そこで、その棚ボタの地代を、普天間基地にだけフォーカスしてみたい。
沖縄県の調査によると(???)、2014年度末で、地主は、3897人。
全地代は、72億7373万3110円(?)。
単純に、1人平均で、約187万円。
実際は、100万円未満2056人、52.8%。
100万円以上200万円未満821人21.1%。
200万円以上300万円未満365人、9.4%。
1千万円以上81人、2.1%。
ちょ、ちょ、ちょっと待って!と言いたくなるのは、東仙坊だけではあるまい。
普天間基地の地代としては、我々の血税が350億円支払われたことになっているのでは?
一体何が起きているのか?
あるいは、本当にその額なのか?
どうあれ、消えた(?)278億円は、「もり」や「かけ」の話どころではないのでは?
どちらにしても、これで我々が真剣に考えなければならないことは、もし普天間基地が移設したら、この棚ボタでタダもらいをしていた普天間基地内住民たちには、その地代が入らなくなってしまうこと、と同時に、その摩訶不思議な大金をどこかで懐に入れているヒトたちにも大金が入らなくなってしまうということ。
どうだろう?
ありとあらゆる手段を講じて普天間基地移設阻止を煽っている勢力の本当の狙いが見えてこないか?
The insensitive government should recognize that having more sympathy than necessary in Okinawa is hurting the genuine Okinawan heart(鈍感な我が政府は、沖縄に必要以上の同情をすることが本物の沖縄人のハートを傷つけているということを認識すべき)!
To be continued...