恒久不変な日本砂漠-10 豪雪による大量の車が立ち往生のパズル!?
Why is the car stuck due to snow repeated over and over in the same place(なぜ雪による車の立ち往生が同じ場所で何度も繰り返されるのか)?
東仙坊、もしかして日本中がSUMO取りになってしまったのでは?と懸念しながら、呆れ果てて観ていたことがある。
それは、幼稚な我が国のマスメディアが放送し続ける、福井県と石川県を結ぶ国道8号での計約1500台の車の立ち往生した光景…。
しかも、焦点を当てるのは、今までの何倍の積雪だとか、何時間立ち往生しているかという結果の些末情報ばかり。
それは、さらにピントがズレ。
ガソリン不足、水や食料不足、トイレ需要、エコノミー症候群などに焦点が移ってゆくだけ。
とどのつまりが、一酸化炭素中毒にご用心という警告。
事実、今回も、その被害者が数人出たというから、お気の毒。
そ、そ、それなのに、なぜかどの我が国のマスメディアも触れないのが、この立ち往生が発生した直接の原因。
それはそうだと思わないか?
その原因が判明しないと、同じことは何度も繰り返されるのが、この世の常。
実際、このエリア付近では、過去にも同様なことがワンサカ。
決して37年ぶりのデキゴトではないはず。
◆2011年1月30日、 福井県内は、大雪のため北陸自動車道で950台以上、国道8号で150台以上の車が立ち往生。
ちなみに、JR北陸線が金沢―敦賀間で列車が立ち往生、特急7本の乗客計約1700人が車内で徹夜。
◆2015年2月10日、福井県の敦賀市から越前市に繋がる国道8号線で車300台以上が立ち往生。
北陸自動車道の敦賀IC~木之本IC間の上下線でも通行止め。
◆今年1月11日、石川県と富山県の県境付近の北陸自動車道下り線でトラックが坂道を上れなくなった影響で3㎞にわたって車が上下線でそれぞれ100台ほどが立往生。
どうだろう?
このエリアでは、車を運転するなら大雪にメチャクチャ警戒すべきなのでは?
では、今回、現場で何が起きていたのか?
前日に限らず、気象庁は、天気予報でかなり前から記録的な大雪警報のようなものを発令していたのでは?
これだけの情報化社会、ナビゲーションシステムが普及しているだけでなく、スマホの交通情報アプリなども十分に活用されていたのでは?
しかも、並行する北陸自動車道がすでに通行止めになっていたのでは?
また、JR北陸線も運行中止になっていたのでは?
となると、唯一と言っても過言ではない国道8号線に車が集中するのは、必然。
事実、立ち往生が発生したのは、福井県坂井市から福井県あわら市へ北上する車線約8㎞と、石川県加賀市から福井県あわら市へ南下する約9.3㎞。
では、そこで何が起きたのか?
この国道8号線に車が殺到することは、そこを通ろうとするドライバーの誰もがとっくに察知していたはず。
降雪情報、渋滞情報、予備のガソリン、水と食料、携帯トイレ、雪かきようグッズの準備も万全のうえ、スタッドレスタイヤかチェーン装着は絶対条件、当然の義務だったはず。
それだけじゃない。
積雪の最新情報、通行止めの見込み、国道8号線の車の出入りなどといった情報も十分に入手していたはず。
では、どうしてまた同じ立ち往生が懲りずに発生してしまったのか?
間違いなく、「仕事なんだから進むしかない」とか、「自分にはどうしても外せない用があるんだ」とか、何の根拠もないのに「オレだけは大丈夫」と自分を勝手に過信しノーマルタイヤで車を運転するおバカドライバーがいたはず。
そう、「オレだけは妊娠させない」とか、「オレだけは性病は移らない」とかのたまいながら、コンドームさえつけようとしない傍若無人で無知蒙昧なアンポンタンドライバーがいたはず。
そして、そんなおバカドライバーに対し、「オラ、オラ、何やってんだよ。早くなんとかしろよ」と煽るかのように車間を詰めたこれまた大バカドライバーどもが大勢続いたはず。
どうだろう?
そうでもなければ、立ち往生など起きないのでは?
そう、それこそが、このパズルを解く鍵…。
Self-centered drivers must be steadily increasing in our country of moral collapse(モラル崩壊の我が国にはジコチュウドライバーがどんどん増加している)!
To be continued...