真実イチロー イチ、イチ、ドキ、ドキ、ラン、ラン、ラン!?
I wish Ichiro from the bottom of my heart that he will acquire a regular seat in his ability(イチローが実力でレギュラーの座を獲得することを心の底から願っている)!
我がイチローが、なんとあのセーフコフィールドでの2018年シーズンのオープニングゲームで、先発する…。
それを想像しただけで、感涙にむせび、鳥肌を立てていたのは、東仙坊だけではあるまい。
もちろん、イチロー自身も…。
事実、シアトル・マリナーズは、自分たちのチームのレジェンド凱旋へ最大限の敬意を払っている。
なんとクラブハウスのロッカーまで、6年前と同じ場所というから、ワンダフル。
それに対し、さすがのイチローも、「本当、USA人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」とメズラシク本音で礼賛。
どうあれ、自宅から通える環境を「最高っす」と歓んでいたイチロー、そのニューヨーク・ヤンキース時代の2013年4月1日以来、1823日ぶりという開幕先発、セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のテキサス・レンジャース戦以来3650日ぶりの開幕先発という朗報を、どう感じたのか?
しかも、相手は、昨年のAL中地区チャンピオン、クリーブランド・インディアンズ。
──開幕戦先発、監督から直接伝えられた?
ここまでガマンしてくれて、最終的にこの判断を下してくれた。キャンプの途中から入ってきてケガをした選手に対する扱いではない。なかなかこういう気持ちにさせられることはないですよ。イヤーもうー、なかなかこういう気持ちになることはない。USAでは少なくともなかった。
──気持ちの高ぶりは?
20歳のときオリックスの仰木監督がそういう思いにさせてくれた。それに近い感覚がある。この判断、ビックリしました。ケガも死球も全部始まる前のことですから。ギリギリではありますけれど、ギリギリに始まりましたから…まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから、途中からは…。こんなギフトがあるなんて…。
──仰木監督を思い出すとは?
210安打を放った1994年シーズンのこと。春の早い段階で、福岡でチームが負けて、帰りのバスの中は負けたので真っ暗なんですね、空気が。ボクも空気を読むじゃないですか。ボクも頭下げていたら、監督が「何、下向いてんだ。ヒット1本、二塁打打ってオマエはそれでいいんだ。勝ち負けはオレが責任取るから選手は自分のことちゃんとやれ」と…。そのとき、この人のためにガンバりたいという思いが芽生えたんですね。当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。でもチームのためにガンバれというのじゃなくて、自分のためにガンバれって、なかなか言えることじゃないですよね。しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では今回のことは似ていますね」
──シアトルの通勤はどうか?
今日、球場にくる間は最高でした。自分の家から通うのはこんなにも気持ちのイイものだったのかと。当たり前にあるもの、本当に最高です。
どうだろう?
44歳の野球小僧イチローのドキドキが伝わってこないか?
だからこそ、3月29日のセーフコフィールドでのオープニングセレモニーで、「9番レフト」とコールされ、グランドに駆け出るイチローの勇姿に、公式戦としては過去最多となる4万7149人のスタンディングオベーションで迎える観客とともに、感涙したのは、イチローと東仙坊だけではあるまい。
そして、試合では、MLBを代表する右腕コーリー・クルーバーに、3回裏無死、第1打席、0-1からファーストゴロ。
5回裏2死二塁、第2打席、1-2からかなり粘ったものの6球目を空振り三振。
それから、2-1と1点リードした8回表の守備から交代。
試合は、そのまま勝ったから、ホッ。
そして、「イチローコールはそのまま、聞こえてましたよ。ただ、どう反応していいのか、難しかったね。それはタイミングがあるんですよ」、「おかえり、と言ってもらえるのは、もう少し先かなと思っていたんですが、こんなふうにしてもらったら、この先はシアトルを離れたくない、という気持ちになりますね」というイチローの試合後の談話に、また涙…。
If you like baseball and humans, it must be natural that you become a fan of Ichiro(野球と人間が好きなら、イチローのファンになるのは当然)!
To be continued...