腐乱した大和魂-5 せっかくイビチャ・オシムが讃えたサムライブルーの消滅を、惜しむ!?
The incompetence at the world level of the representative of Japan was consolidated in the way the Belgian defeat points were taken. It is impossible to stop a single MF by foul play, if it runs that much, it must be natural to lose(ベルギーによる決勝点の取られ方に、日本代表の世界レベルでの無能さが集約されていた。一人のMFを反則して止めることもできず、あれだけ走られてしまったら、負けるのも当たり前)!
■W杯ロシア大会決勝トーナメントの戦いに対してのイビチャ・オシム評
●試合前
――これまでの流れからいっても、西野監督もそういう戦い方をすると思います?
「もちろん、ベルギーもここで負ける気はさらさらない。彼らはワールドカップでもEUROでも、1度もタイトルを手にしていない。大きな成功は何もない。強い野心を抱いた相手を敵にするのは日本にとって悪いことではない。日本は何としてもベルギーに喰らいつく。日本にはそれが可能だ。そして、どちらにもチャンスはある。ともに高いクオリティを持っているからで、可能性は日本の方が少し高いと私は見ている。日本人の方が機動性が高く、小柄だが頑強でもあるからだ。どんな場面でも的確に位置をとり的確に対処することが日本人はできる。その点で、日本に多少のアドバンテージがある。もちろん、ベルギーの能力も高く、赤い悪魔というニックネームは伊達ではない。しかし、赤が目立ちすぎるのも暑苦しいから、日本の手で少し脱色した方がいいかも知れない」
――話を戻しますが、ポーランド戦での西野監督の決断は、グループリーグ突破のために適切だったと言えますか?
「私がキミに言えるのは、私のような人間がそれについて語るのはとても難しいということだ。状況はこうだった。リーグ突破という困難な目標の達成を目前にして、すべてを台ナシにするワケにはいかない。90分が過ぎ去るまでは決して安心できない状況で、チームは不安定にもなりやすい。ラウンド16に行くための贈り物など何もない。十分に調べ尽した相手を目の前にして、自分たちも相手に喰らいついているが、相手もまたこちらに喰らいついている。しかも、しっかりとしたプレーができる相手だ。日本と同様に彼らもまた機動力に富み、ビッグクラブでプレーをしている選手たちだ。私が言いたいのはそういうことで、一試合ならどんなプレーもできるレバンドフスキが向こうにはいた。プレーができるというのは大きなことだ。彼が誰にもチャンスをもたらせるからだ。だからこそ、私は、チャンスが日本の側にも巡ってくることを願っていた」
――そこで最も可能性の高い選択をしたから日本はチャンスをモノにできた。現実的かつ不可避な判断であったと言えるのでしょうか?
「その通りで、そこは騒ぎ立てるべきではないし、あまり多くを望むべきでもない。望み過ぎてすべてを失い、後に失望することがないように。それではダメだ。知るべきはあまり大きな望みを抱かないことだ。それで失望しては元も子もないからだ。ここまで成し遂げたものを台ナシにするのは避けるべきだ。今、日本はサッカーをノーマルに実践し始めた。観客がスタジアムで失望することはない。必ず何かの満足を得ている。サッカーのためのインフラを整備して、スバらしいプレーが生まれる環境を整えた。立派なスタジアムは今やそれぞれの都市のモニュメントだ。そうしたことすべてが、無に帰してしまうような喪失感を与える失望だ」
――私も日本での批判はちょっと行き過ぎだと思います?
「今、テレビでは日本・ベルギー両チームのデータや日本が勝ちぬく可能性などを語っている。それぞれのチームの長所や短所など、事前に知っておくと有益な情報だ。ベルギーは本当にスバらしいチームだ。小柄なメルテンスやアザール、大きなフェライニやルカク…。構成がバラエティに富んでいるうえに、機動力も高い」
――野心もあります。
「日本は何人かの選手には休息が必要だった。長谷部、香川…」
――彼らは休息を取りました。
「私はそうはしなかった。選手がいいプレーをしたら、次の試合でもそのままプレーをさせ続けた」
――最後にひとつ、あなたは西野監督を支持しますか?
「支持する。彼は選手にプレーさせることを知っている。とてもいいことだ。妻がそろそろと言っている」
――わかりました。メルシー、イバン。
●試合後
スバらしい試合だった。確かに結果は負けだが、日本はこの試合を通じて、そして大会を通して、自分たちが勝てると再び信じられるようになった。本当にスバらしいパフォーマンスだった。
懸念された守備は思っていたよりもずっとよかった。幾つかのミスはあったがしっかりと再編成され、そう破綻することはなかった。ベルギーがフェライニを投入し、ロングボール攻撃を仕かけたのにもよく対応していた。ルカクに対してもコレクティブに守れていたのは評価に値する。
ベルギーの決勝点は素早かった。クルトワが瞬時に状況を判断し、デブルイネは1人でボールをピッチの端から端まで運んだ。確かに走るスピードは彼の長所の一人だが、彼を行かせてはならなかった。
こうした試合の終わり方はあまり気持ちのイイものではない。衝撃が大きく、それを受け入れるのは容易でないからだ。突然の心臓発作のようなものだ。
日本に求められたのは危険を察知する嗅覚の鋭さだった。延長を視野に入れていたとはいえ、最後のワンプレーに対してもっと敏感になるべきだった。
(still continued)
Should I have made the ugly sphere like the Polish game when we got 2 points to the enemy Belgium(強敵ベルギーに2点リードしたときほど、ポーランド戦のように醜く球回しすべきだったのでは)?
To be continued...
■W杯ロシア大会決勝トーナメントの戦いに対してのイビチャ・オシム評
●試合前
――これまでの流れからいっても、西野監督もそういう戦い方をすると思います?
「もちろん、ベルギーもここで負ける気はさらさらない。彼らはワールドカップでもEUROでも、1度もタイトルを手にしていない。大きな成功は何もない。強い野心を抱いた相手を敵にするのは日本にとって悪いことではない。日本は何としてもベルギーに喰らいつく。日本にはそれが可能だ。そして、どちらにもチャンスはある。ともに高いクオリティを持っているからで、可能性は日本の方が少し高いと私は見ている。日本人の方が機動性が高く、小柄だが頑強でもあるからだ。どんな場面でも的確に位置をとり的確に対処することが日本人はできる。その点で、日本に多少のアドバンテージがある。もちろん、ベルギーの能力も高く、赤い悪魔というニックネームは伊達ではない。しかし、赤が目立ちすぎるのも暑苦しいから、日本の手で少し脱色した方がいいかも知れない」
――話を戻しますが、ポーランド戦での西野監督の決断は、グループリーグ突破のために適切だったと言えますか?
「私がキミに言えるのは、私のような人間がそれについて語るのはとても難しいということだ。状況はこうだった。リーグ突破という困難な目標の達成を目前にして、すべてを台ナシにするワケにはいかない。90分が過ぎ去るまでは決して安心できない状況で、チームは不安定にもなりやすい。ラウンド16に行くための贈り物など何もない。十分に調べ尽した相手を目の前にして、自分たちも相手に喰らいついているが、相手もまたこちらに喰らいついている。しかも、しっかりとしたプレーができる相手だ。日本と同様に彼らもまた機動力に富み、ビッグクラブでプレーをしている選手たちだ。私が言いたいのはそういうことで、一試合ならどんなプレーもできるレバンドフスキが向こうにはいた。プレーができるというのは大きなことだ。彼が誰にもチャンスをもたらせるからだ。だからこそ、私は、チャンスが日本の側にも巡ってくることを願っていた」
――そこで最も可能性の高い選択をしたから日本はチャンスをモノにできた。現実的かつ不可避な判断であったと言えるのでしょうか?
「その通りで、そこは騒ぎ立てるべきではないし、あまり多くを望むべきでもない。望み過ぎてすべてを失い、後に失望することがないように。それではダメだ。知るべきはあまり大きな望みを抱かないことだ。それで失望しては元も子もないからだ。ここまで成し遂げたものを台ナシにするのは避けるべきだ。今、日本はサッカーをノーマルに実践し始めた。観客がスタジアムで失望することはない。必ず何かの満足を得ている。サッカーのためのインフラを整備して、スバらしいプレーが生まれる環境を整えた。立派なスタジアムは今やそれぞれの都市のモニュメントだ。そうしたことすべてが、無に帰してしまうような喪失感を与える失望だ」
――私も日本での批判はちょっと行き過ぎだと思います?
「今、テレビでは日本・ベルギー両チームのデータや日本が勝ちぬく可能性などを語っている。それぞれのチームの長所や短所など、事前に知っておくと有益な情報だ。ベルギーは本当にスバらしいチームだ。小柄なメルテンスやアザール、大きなフェライニやルカク…。構成がバラエティに富んでいるうえに、機動力も高い」
――野心もあります。
「日本は何人かの選手には休息が必要だった。長谷部、香川…」
――彼らは休息を取りました。
「私はそうはしなかった。選手がいいプレーをしたら、次の試合でもそのままプレーをさせ続けた」
――最後にひとつ、あなたは西野監督を支持しますか?
「支持する。彼は選手にプレーさせることを知っている。とてもいいことだ。妻がそろそろと言っている」
――わかりました。メルシー、イバン。
●試合後
スバらしい試合だった。確かに結果は負けだが、日本はこの試合を通じて、そして大会を通して、自分たちが勝てると再び信じられるようになった。本当にスバらしいパフォーマンスだった。
懸念された守備は思っていたよりもずっとよかった。幾つかのミスはあったがしっかりと再編成され、そう破綻することはなかった。ベルギーがフェライニを投入し、ロングボール攻撃を仕かけたのにもよく対応していた。ルカクに対してもコレクティブに守れていたのは評価に値する。
ベルギーの決勝点は素早かった。クルトワが瞬時に状況を判断し、デブルイネは1人でボールをピッチの端から端まで運んだ。確かに走るスピードは彼の長所の一人だが、彼を行かせてはならなかった。
こうした試合の終わり方はあまり気持ちのイイものではない。衝撃が大きく、それを受け入れるのは容易でないからだ。突然の心臓発作のようなものだ。
日本に求められたのは危険を察知する嗅覚の鋭さだった。延長を視野に入れていたとはいえ、最後のワンプレーに対してもっと敏感になるべきだった。
(still continued)
Should I have made the ugly sphere like the Polish game when we got 2 points to the enemy Belgium(強敵ベルギーに2点リードしたときほど、ポーランド戦のように醜く球回しすべきだったのでは)?
To be continued...