腐乱した大和魂-6 頭を壊しがちのサッカーが強いのはもともと品格のない国!?
How lucky it is to see Andres Iniesta's football live(イニエスタのサッカーを生で見れるなんて、なんと幸運なことか)?
◆アンドレス・イニエスタ
「ボクはバルサのためにすべてを絞り出してきた。でも、もう何も残っていない。だから、こうするのが自然だったんだ。イイプレーができるか心配せずに、ただプレーを続けるだけでよければ簡単だった。だけど、ボクにはそれができなかった。来年でもよかったかもしれないけど、今がベストのタイミングだと思ったんだ。まだまだサッカーを続けたい。プレーしているときが一番幸せなんだ。ボクはまったく異なる別の人生を始める。環境も異なり、プレーも違うだろう。でも、責任があることは変わらないし、それを楽しみ続けたい」
「コーチかなにかにトライするだろう。ボクはずっと芝を近くに感じていたいんだ。現役選手として過ごせる時間が、あとどれくらい残されているかはわからない。40歳までプレーしたいって言ってきたけど、それができるかどうかもわからないへど、自身にとってサッカーはすべてだ」
「サッカーはのボク人生だった。自分や周囲の人生の原動力だった。家族と一緒にスバらしい経験をしてきた。本当におとぎ話のようだったんだ。そして、これから新しいことが始まる。それもすごくイイものだと確信しているよ。サッカーはボクの人生だ。そして、今後もそうあり続けてほしいと願っている」
どうだろう?
この2人がサッカーをやってみたかった国が日本だなんて、凄く感動的だと思わないか?
その日本のサッカーの未来に関しては、東仙坊、イビチャ・オシムにお任せ。
何もかもを彼に相談すべきだと思うのだが…。
■W杯ロシア大会決勝戦についてのイビチャ・オシム評
「クロアチアの野心とフランスの完成度が真っ向からぶつかったを名勝負になった」
スバらしい決勝だった。
ここまでのクロアチアの戦いぶりから、決勝がこれほどスバらしい試合になると期待した人は多くはなかっただろう。私自身も名勝負になるとは予想していなかった。どちらも持てる力を存分に発揮しようともだ。
それほど決勝に至るまでのクロアチアの戦いは厳しく(PK戦までもつれ込んだデンマーク戦とロシア戦、準決勝のイングランド戦も延長に突入した)、十分に回復しているとは思えなかったからだ。実際、選手たちは、試合の最後の方ではほぼ全員が歯を食いしばっていた。消耗の激しさは半端ではなかった。
見ごたえのある戦いとなったのは、どちらの監督もここまでの戦い方を変えることなく自分たちのスタイルを貫き通したからだった。クロアチアはスタートからボールをキープして攻撃を支配し、フランスはクロアチアにボールを持たせて守備でペースをつかんだ。
例えばモドリッチに対しては──。ラキティッチに対してもそうだったが、選手たちがコレクティブに対処した。マンジュキッチには主にバランがマークについた。FKからのフランスの失点は、バランがもっとしっかりとマンジュキッチをケアしておくべきだった。きちんとマークしていれば、マンジュキッチもヘディングで折り返せずにフランスは失点を喫することもなかっただろう。ただ、それがフランスの闘争心に火をつけた。
フランスの先制点はグリズマンのFKを、マンジュキッチが不注意でクリアし損なったものだった。GKは何もできず、私はこれが悪い見本にならないことを願う。
こんにちのサッカーでは1対1の戦いが基本であり、どれだけ厳格にマークできるかで試合が決まる。そんな中でディシプリンにあふれた選手がチームにいてコレクティブにプレーができれば、勝利を得られる確率は高い。求められるのは高い注意力と集中力、そしてフィジカルで、それらを併せ持った選手となるには特別な野心が必要だ。
この試合で明らかになったのは、ディフェンダーでさえもプレッシャーにさらされているということだ。フランスもクロアチアも、それだけ相手へのマークは厳しかった。選手たちがノーマルにプレーしていたら、試合はもっとずっとオープンでスペクタクルになっていただろう。
それでも何人かの選手は卓越した能力を見せた。例えばエムバペのスピードは驚異的で、モビリティーも瞬発力もレベルを超えていた。グリズマンも時間を経るにつれて危険になった。特に前線に上がったときは本当に怖い存在だった。彼もまたスピードと機動力に富み、止めようとしたらファウルを覚悟しなければならなかった。私はクロアチアに勝ってほしかったが、フランスの方が優れていたのは認めねばならない。控えの選手層まで含め、フランスの方がチームとして完成されていた。彼らはチームとして戦った。選手たちも国を背負っていることを十分に意識し、チームのために献身的だった。
クロアチアも持てる力の全てを出し尽くしたが、それは世界チャンピオンになりたいという野心の強さによるものだった。選手たちは監督やジャーナリストと同じように考え始めていた。頭の中に勝利の祝いがチラついたのだろうが、祝うにはまだ早かった。
とはいえ大会で最も優れた2つのチームが決勝で相まみえたのは、サッカーにとっていいことだった。そして、より優れたチームがタイトルを手にした。テレビでもそれは伝わっただろう。サッカーの魅力を伝えるうえでとてもよかったといえる。
After all, in order to be strong and beautiful in any sports, it must first be smart(結局、いかなるスポーツでも強く美しくあるには、まずスマートでなければならない)!
To be continued...
◆アンドレス・イニエスタ
「ボクはバルサのためにすべてを絞り出してきた。でも、もう何も残っていない。だから、こうするのが自然だったんだ。イイプレーができるか心配せずに、ただプレーを続けるだけでよければ簡単だった。だけど、ボクにはそれができなかった。来年でもよかったかもしれないけど、今がベストのタイミングだと思ったんだ。まだまだサッカーを続けたい。プレーしているときが一番幸せなんだ。ボクはまったく異なる別の人生を始める。環境も異なり、プレーも違うだろう。でも、責任があることは変わらないし、それを楽しみ続けたい」
「コーチかなにかにトライするだろう。ボクはずっと芝を近くに感じていたいんだ。現役選手として過ごせる時間が、あとどれくらい残されているかはわからない。40歳までプレーしたいって言ってきたけど、それができるかどうかもわからないへど、自身にとってサッカーはすべてだ」
「サッカーはのボク人生だった。自分や周囲の人生の原動力だった。家族と一緒にスバらしい経験をしてきた。本当におとぎ話のようだったんだ。そして、これから新しいことが始まる。それもすごくイイものだと確信しているよ。サッカーはボクの人生だ。そして、今後もそうあり続けてほしいと願っている」
どうだろう?
この2人がサッカーをやってみたかった国が日本だなんて、凄く感動的だと思わないか?
その日本のサッカーの未来に関しては、東仙坊、イビチャ・オシムにお任せ。
何もかもを彼に相談すべきだと思うのだが…。
■W杯ロシア大会決勝戦についてのイビチャ・オシム評
「クロアチアの野心とフランスの完成度が真っ向からぶつかったを名勝負になった」
スバらしい決勝だった。
ここまでのクロアチアの戦いぶりから、決勝がこれほどスバらしい試合になると期待した人は多くはなかっただろう。私自身も名勝負になるとは予想していなかった。どちらも持てる力を存分に発揮しようともだ。
それほど決勝に至るまでのクロアチアの戦いは厳しく(PK戦までもつれ込んだデンマーク戦とロシア戦、準決勝のイングランド戦も延長に突入した)、十分に回復しているとは思えなかったからだ。実際、選手たちは、試合の最後の方ではほぼ全員が歯を食いしばっていた。消耗の激しさは半端ではなかった。
見ごたえのある戦いとなったのは、どちらの監督もここまでの戦い方を変えることなく自分たちのスタイルを貫き通したからだった。クロアチアはスタートからボールをキープして攻撃を支配し、フランスはクロアチアにボールを持たせて守備でペースをつかんだ。
例えばモドリッチに対しては──。ラキティッチに対してもそうだったが、選手たちがコレクティブに対処した。マンジュキッチには主にバランがマークについた。FKからのフランスの失点は、バランがもっとしっかりとマンジュキッチをケアしておくべきだった。きちんとマークしていれば、マンジュキッチもヘディングで折り返せずにフランスは失点を喫することもなかっただろう。ただ、それがフランスの闘争心に火をつけた。
フランスの先制点はグリズマンのFKを、マンジュキッチが不注意でクリアし損なったものだった。GKは何もできず、私はこれが悪い見本にならないことを願う。
こんにちのサッカーでは1対1の戦いが基本であり、どれだけ厳格にマークできるかで試合が決まる。そんな中でディシプリンにあふれた選手がチームにいてコレクティブにプレーができれば、勝利を得られる確率は高い。求められるのは高い注意力と集中力、そしてフィジカルで、それらを併せ持った選手となるには特別な野心が必要だ。
この試合で明らかになったのは、ディフェンダーでさえもプレッシャーにさらされているということだ。フランスもクロアチアも、それだけ相手へのマークは厳しかった。選手たちがノーマルにプレーしていたら、試合はもっとずっとオープンでスペクタクルになっていただろう。
それでも何人かの選手は卓越した能力を見せた。例えばエムバペのスピードは驚異的で、モビリティーも瞬発力もレベルを超えていた。グリズマンも時間を経るにつれて危険になった。特に前線に上がったときは本当に怖い存在だった。彼もまたスピードと機動力に富み、止めようとしたらファウルを覚悟しなければならなかった。私はクロアチアに勝ってほしかったが、フランスの方が優れていたのは認めねばならない。控えの選手層まで含め、フランスの方がチームとして完成されていた。彼らはチームとして戦った。選手たちも国を背負っていることを十分に意識し、チームのために献身的だった。
クロアチアも持てる力の全てを出し尽くしたが、それは世界チャンピオンになりたいという野心の強さによるものだった。選手たちは監督やジャーナリストと同じように考え始めていた。頭の中に勝利の祝いがチラついたのだろうが、祝うにはまだ早かった。
とはいえ大会で最も優れた2つのチームが決勝で相まみえたのは、サッカーにとっていいことだった。そして、より優れたチームがタイトルを手にした。テレビでもそれは伝わっただろう。サッカーの魅力を伝えるうえでとてもよかったといえる。
After all, in order to be strong and beautiful in any sports, it must first be smart(結局、いかなるスポーツでも強く美しくあるには、まずスマートでなければならない)!
To be continued...