腐乱した大和魂-6 頭を壊しがちのサッカーが強いのはもともと品格のない国!?
In order to successfully control Japanese self-centered soccer players, the manager must have an overwhelming prestige(日本のジコチュウサッカープレイヤーを巧妙にコントロールするには、監督が圧倒的なプレステージを持っていなければならない)!
■W杯ロシア大会イビチャ・オシムの総括、
ロシアW杯はスバらしい大会だった。組織・運営はしっかりしていて、ピッチもスタジアムの雰囲気も申し分なかった。モスクワはヨーロッパからも日本からもそう近いわけではない。南米からはさらに遠い。それでも多くのサポーターがロシアを訪れ、W杯を楽しんだ。プレーのレベルも高く、サッカーそのものもとても興味深かった。
イイ大会だったと言えるのは、いくつかの試合が延長戦にもつれ込んだからだ。あるいは、終了間際の決勝ゴールなどドラマに満ちていた。延長やPK戦は、90分で決着がつくよりずっとスリリングでサスペンスに満ちている。勝利の喜びも大きいし、負けても何がしかの満足感やカタルシスを得ることができる。
ビデオ判定によりPKが与えられるのもまたスリリングで、サポーターも大いに納得したはずだ。ビデオを確認したレフェリーが判定を下すのを、誰もが息を呑んで待っていた。スタジアムが静まり返り、その緊張感は心地よかった。選手にしても隠しごとは一切できないから、ビデオ判定に抗議しても始まらない。
多くの政治家が大会中にロシアを訪れた。決勝ではロシアのプーチン大統領やクロアチアのグラバルキタロビッチ大統領、フランスのマクロン大統領、過去の名選手たちもピッチ上で選手を祝福した。とても感動的なセレモニーだった。サッカーのスバらしいイメージを世界に与え、それはおそらくさまざまな政治的な問題を、多少なりとも沈静化させることができるのだろう。サッカーは人々の心を穏やかにする。こうした大会が続いていくようなら、世界は今よりも平和になっていくだろう。
プレーに関して言えば、総じて適切な方向へと進んでいるように見える。「チキ・タカ(バルセロナ流のショートパスをつなぐスタイル)」は終わりを告げ、スピーディーで動きにあふれたスタイルが主流となった。
これからのサッカーはさらにスピードアップしていく。選手自体のスピードも、プレーのスピードもだ。それにはさらなるフィジカルの強化が不可欠で、フィジカルに問題のある選手は、これからのサッカーではプレーができない。
テクニックも同じで、多くの選手は自分が優れたテクニックを持っていると思い込んでいる。しかし、プレーのスピードがアップしたとき、またボールを正確にコントロールしなければならないときに決して十分ではない。さらに技術は向上できるし、それにはもっと練習を積んでいく必要がある。
サッカーがよりオモシロく進化すれば、スプリントや1対1の局面などにおいて、よりスピーディーになっていく。人々は魅了され、試合を見にスタジアムに通う。静かにだが着実に完成へと向かっている。
それから、GKももっとプレーに加わるべきだ。GKこそ、さらなるプラスアルファを加えられる唯一の可能性であるからだ。どこが危険であるかを素早く判断してプレーをスタートさせる。日本戦のベルギーの決勝点がそうだった。クルトワのような優れたGKが、どれだけ瞬時に状況を判断したか。
日本代表はロシアで新たな歴史を築いた。だが成功に浮かれることなく、足元を常にしっかりと見据えて、あまり先走らないことだ。選手にも進歩は必要だ。そして世代交代も。その意味で、長谷部が大会直後に代表引退を表明したのは、タイミングといい、引き際の良さといい、エレガントな引退宣言だった。
次の代表監督は、少しでもプラスアルファをもたらすことのできる人物―何かをポジティブに変えたいという野心を持つ人物を求めるべきだ。日本人であれ外国人であれ、時間をかけてじっくりと選んでほしい。その監督に、日本のこれからの4年間を託すことになるのだから。
どうだろう?
このサッカーの神様のような、サムライサッカーを理解したご仁のアドバイスに素直に耳を傾けるべきなのでは?
それなのに、筑波大学出身の田嶋幸三JFA会長、元JFA会長川淵三郎をはじめ、元代表監督岡田武史、元JFA協会副会長釜本邦茂、元代表監督西野朗、協会技術委員原博実、技術委員長関塚隆などの早稲田大学出身者を片づけることばかりに邁進。
彼らが推す元代表監督西野朗を補佐役として新設する「TD(代表テクニカル・ディレクター)」にしてまで、自分の息のかかった長崎日本大学高等学校卒業の森保一(49歳)をなんとか日本代表監督にしようと躍起。
もっとも、東京五輪を目指すU-21世代監督と日本代表監督の兼任は効果的だと思うが…。
それに、このご仁、ハンス・オフトに才能を発掘され、「ドーハの悲劇」を体験し、イビチャ・オシムの弟子のミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で修業し、「考えて走る、基本的に攻撃的なモダンサッカー」の遂行者というから、かなり適任なのでは?
It must be absolutely advantageous to be able to communicate in the same language, but it must be difficult to communicate with bad heady players(同じ言語でコミュニケーションできるのは絶対的なメリットでも、頭の悪いプレイヤーとはなかなかコミュニケ-ションなどできない)!
■W杯ロシア大会イビチャ・オシムの総括、
ロシアW杯はスバらしい大会だった。組織・運営はしっかりしていて、ピッチもスタジアムの雰囲気も申し分なかった。モスクワはヨーロッパからも日本からもそう近いわけではない。南米からはさらに遠い。それでも多くのサポーターがロシアを訪れ、W杯を楽しんだ。プレーのレベルも高く、サッカーそのものもとても興味深かった。
イイ大会だったと言えるのは、いくつかの試合が延長戦にもつれ込んだからだ。あるいは、終了間際の決勝ゴールなどドラマに満ちていた。延長やPK戦は、90分で決着がつくよりずっとスリリングでサスペンスに満ちている。勝利の喜びも大きいし、負けても何がしかの満足感やカタルシスを得ることができる。
ビデオ判定によりPKが与えられるのもまたスリリングで、サポーターも大いに納得したはずだ。ビデオを確認したレフェリーが判定を下すのを、誰もが息を呑んで待っていた。スタジアムが静まり返り、その緊張感は心地よかった。選手にしても隠しごとは一切できないから、ビデオ判定に抗議しても始まらない。
多くの政治家が大会中にロシアを訪れた。決勝ではロシアのプーチン大統領やクロアチアのグラバルキタロビッチ大統領、フランスのマクロン大統領、過去の名選手たちもピッチ上で選手を祝福した。とても感動的なセレモニーだった。サッカーのスバらしいイメージを世界に与え、それはおそらくさまざまな政治的な問題を、多少なりとも沈静化させることができるのだろう。サッカーは人々の心を穏やかにする。こうした大会が続いていくようなら、世界は今よりも平和になっていくだろう。
プレーに関して言えば、総じて適切な方向へと進んでいるように見える。「チキ・タカ(バルセロナ流のショートパスをつなぐスタイル)」は終わりを告げ、スピーディーで動きにあふれたスタイルが主流となった。
これからのサッカーはさらにスピードアップしていく。選手自体のスピードも、プレーのスピードもだ。それにはさらなるフィジカルの強化が不可欠で、フィジカルに問題のある選手は、これからのサッカーではプレーができない。
テクニックも同じで、多くの選手は自分が優れたテクニックを持っていると思い込んでいる。しかし、プレーのスピードがアップしたとき、またボールを正確にコントロールしなければならないときに決して十分ではない。さらに技術は向上できるし、それにはもっと練習を積んでいく必要がある。
サッカーがよりオモシロく進化すれば、スプリントや1対1の局面などにおいて、よりスピーディーになっていく。人々は魅了され、試合を見にスタジアムに通う。静かにだが着実に完成へと向かっている。
それから、GKももっとプレーに加わるべきだ。GKこそ、さらなるプラスアルファを加えられる唯一の可能性であるからだ。どこが危険であるかを素早く判断してプレーをスタートさせる。日本戦のベルギーの決勝点がそうだった。クルトワのような優れたGKが、どれだけ瞬時に状況を判断したか。
日本代表はロシアで新たな歴史を築いた。だが成功に浮かれることなく、足元を常にしっかりと見据えて、あまり先走らないことだ。選手にも進歩は必要だ。そして世代交代も。その意味で、長谷部が大会直後に代表引退を表明したのは、タイミングといい、引き際の良さといい、エレガントな引退宣言だった。
次の代表監督は、少しでもプラスアルファをもたらすことのできる人物―何かをポジティブに変えたいという野心を持つ人物を求めるべきだ。日本人であれ外国人であれ、時間をかけてじっくりと選んでほしい。その監督に、日本のこれからの4年間を託すことになるのだから。
どうだろう?
このサッカーの神様のような、サムライサッカーを理解したご仁のアドバイスに素直に耳を傾けるべきなのでは?
それなのに、筑波大学出身の田嶋幸三JFA会長、元JFA会長川淵三郎をはじめ、元代表監督岡田武史、元JFA協会副会長釜本邦茂、元代表監督西野朗、協会技術委員原博実、技術委員長関塚隆などの早稲田大学出身者を片づけることばかりに邁進。
彼らが推す元代表監督西野朗を補佐役として新設する「TD(代表テクニカル・ディレクター)」にしてまで、自分の息のかかった長崎日本大学高等学校卒業の森保一(49歳)をなんとか日本代表監督にしようと躍起。
もっとも、東京五輪を目指すU-21世代監督と日本代表監督の兼任は効果的だと思うが…。
それに、このご仁、ハンス・オフトに才能を発掘され、「ドーハの悲劇」を体験し、イビチャ・オシムの弟子のミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で修業し、「考えて走る、基本的に攻撃的なモダンサッカー」の遂行者というから、かなり適任なのでは?
It must be absolutely advantageous to be able to communicate in the same language, but it must be difficult to communicate with bad heady players(同じ言語でコミュニケーションできるのは絶対的なメリットでも、頭の悪いプレイヤーとはなかなかコミュニケ-ションなどできない)!