恒久不変な日本砂漠-17 ポーランドの日本愛に「ポーっとなるど」!?
Udon noodles of Uki Uki, the most popular noodle shop in Warsaw, looks delicious(ワルシャワで一番人気のうどん屋「Uki Uki」のうどんが、とっても美味しそう)!
東仙坊、どこか魔女や魔法使いがいっぱいの国という先入観から、なんとなくエドガー・アラン・ポーの「Poe+land」かのように勝手に思い込んでいた。
それゆえ、今回、「Polska(ポルスカ)」が、「野原」を意味する「ポーレ」が語源で、最初にポーランドを建国した部族が「Lechici(レック:野原)族」または「Polanie(ポラン:原)族」であるゆえ、「ポラン族の国」とか。
まあ、チャランポランな東仙坊にとって、どこか身近な国。
ともあれ、そうと知って、思わず頬をポーっと赤らめている。
そして、強烈な天変地異に襲われているEU諸国の1つらしく、異例の干ばつで9万1000世帯以上の農家が影響を受け農業省がEUに財政支援を要請 していること、ポーランドとスロバキアとの国境付近を走るタトラ山脈で鉄砲水が発生しスロバキア側の村で7月19日住民約300人が避難していることを知って、ご同情。
それより何より、思わず目を白黒させられたというよりも、目を紅白にさせられたことが、これ。
6月23日、第6回日本祭り「Matsuri - Piknik z Kulturą Japońską(マツリ ピクニック ス クルトゥーロン ヤポンスコン:祭り- ピクニックと日本文化)」を、ワルシャワの中心街から地下鉄で十数分程度のスウジェフの駅からほど近い広大な公園の一角にある文化センターで開催していたということ。
開催は、在ポーランド日本大使館、ポーランド商工会、ポーランド日本人会の共催。
イベント実行委員メンバーは、日本人・ポーランド人混合で、すべてボランティア。
イベント開催は1日だけで、開催時間は午前11時半~午後7時。
スウジェフでの開催は昨年からで、約2万人の来場者があったとか。
ちなみに、ワルシャワの人口は約172万人。
何でも、最初に開催したのは2013年。
阿波踊り、よさこい、柔道、空手、弓道、剣道、能、日本の伝統音楽の演奏、茶道、将棋、書道、ミス浴衣コンテストほか…。
ワークショップなど体験型のプログラムや「浴衣でセルフィー」のコーナーなど。
そして、人気絶大なのが、フードゾーンの「鉄板」。
そもそも、ワルシャワのレストラン検索サイト「Zomato」で一番人気が、2015年開店した日本人経営のうどん屋「Uki Uki(ウキウキ)」というのだから、それも当然か。
また、確か、昨年2月20日、歴史上初めて外国から来日した女流棋士になったのも、ワルシャワ出身のMissカロリーナ・ステチェンスカ。
彼女も、日本のマンガ「NARUTO(ナルト)?」の奈良シカマルが作中で指していた将棋というゲームと運命的に出遭い、日本将棋連盟後援の無料将棋対戦サイト「81Dojo」で実際に将棋を勉強したというから、インクレダブル。
とにかく、ポーランド人の日本好きはハンパじゃない。
そ、そ、そうしたら、ビックリする現実を知って、東仙坊、にわかポーランド好き。
何しろ、文部科学省が実施している「日本語・日本文化研修留学生(国費留学)」試験。
毎年その非漢字文化圏での合格者1位が、20人前後のポーランドだというのである。
どうだろう?
ほとんどの日本人がそれを知らなかったのでは?
2004年から開始されたというその試験、毎年、参加者約80人弱ぐらいだったのが、2014年には約10倍になっているとも。
そ、そ、そうしたら、来年の2019年、「日本・ポーランド国交樹立100周年」だというから、ますますビックリ。
さらに驚いたのが、このクソ暑くて災害だらけの日本…。
その和歌山県日高郡由良町で、7月17日~27日まで、柔道を通じた国際交流をはかるNPO法人「Judo3・0」によるプロジェクトの一環として、合宿を行ったというのが、ポーランドの「UKSクラクフ柔道クラブ」。
しかも、7月24日、初代紀州藩主徳川頼宣が採り入れた「柔道の源流」とも言われる古武術「関口新心流柔術」の型の演舞までを鑑賞して帰ったというから、本格的親日家。
では、どうしてそこまで日本好きなのか?
その理由を知って、東仙坊、冗談でも、わざと負けてなどと言えなくなって、メチャクチャ複雑…。
There must be a big reason to feel Chopin is Polish. It is just...(ショパンがポーランド人だと感じる大きなワケがある。それは…)!
To be continued...