恒久不変な日本砂漠-23 「ゆるキャラ」とともに失われてゆく日本の矜恃!?
People like “costumed mascot character” don't care about people or other countries at all, but somehow they also like traveling(「ゆるキャラ」好きのヒトたちは、人のことや他の国のことには一切関心がないのに、なぜか旅行好き)!
「ゆるキャラ」好きの本質的なキャラは、すべてにユランユラユラ、ボワンボアボア、なんとなく何も考えず、リアリティーなく、ラクに生きていること。
例えば、現在、中東や地中海では大洪水が続発。
しかも、長らく混迷しているシリア情勢に限らず、イラン、サウジアラビア、トルコ、イスラエル、リビア、オマーンと中東のモスリム国家はメチャクチャ緊張状態。
そんなとき、11月9日、ノコノコとヨルダンのペトラ遺跡を訪れていた日本人団体(?)観光客がなんと45人もいたと知って、ただただビックリ仰天。
それも、洪水で土石流が発生したが、運よく全員が無事だったというから、とにかくそれはよかったとパチパチパチ。
それはそうだと思わないか?
文明の利器がない僻地のこと、もしその被害に遭っていたら、その救出のために膨大な公金が投入されることになっていたはず。
そう、人質ビジネスのプロ集団に人質に取られたときのように…。
どちらにしても、その超幸運な方々が、その日、ヨルダン各地で大雨による洪水が発生し、12人が死亡し1人が行方不明になっていることなどに、全く興味もなかったはず。
それどころか、その土石流をスマホに納められて、大興奮していたはず。
また、そんなような方々は、中国でブタが感染すると発熱や出血などの症状が出て即刻死ぬことから養豚業者に強く警戒されている致死率100%のブタの伝染病「アフリカ豚コレラ」が大流行していることなどにも一切興味はないはず。
だから、10月1日、そんな感染ブタで作られたソーセージを持って中国人観光客が新千歳空港から日本に入ろうとしたことも。
10月14日、そんな感染ブタで作られた未加熱の生餃子を中国・上海からの中国人観光客が羽田空港から日本に入ろうとしたことにも関心がないはず。
さらに、昨年、我が国にいわゆる「技能実習生」として入国していながら失踪してしまった外国人が7089人もいることにも関心がないはず。
ソヤツらが、力のあるプロモーターのおかげでよりよい仕事に就いて稼いで借りたお金を無事払い切り、ニセパスポートで日本を脱出しているならまだいいが、もしうまく仕事に就けず借金も返せず金に困ったら一体何をするのか?ということも一切想像しないに違いない。
もっとリアルなのが、これ。
我が国の唯一の同盟国のUSAのカリフォルニア州で、11月8日から続いている大規模な山火事。
何しろ、日本の総面積の約1.1倍の場所の16ヵ所で山火事が発生し、これまでに北部パラダイスで9人が死亡、35人が行方不明、52000人が避難、すでに7000棟以上がゴーンというのだから、本当にお気の毒。
そして、ロサンゼルス周辺の高級住宅地マリブを中心に約20万人が避難。
あのレディー・ガガの豪邸までお釈迦というから、実に可哀想。
1日東京ドーム2個分が焼失し、すでに東京ドーム7800個分(360平方㎞)が焼失してしまったというのだから、ハンパじゃない。
しかも、消火率ゼロ。
このことなんか、まさに対岸の火事と同情さえしていないに違いない。
それゆえ、そのUSAカリフォルニアで起きているあるデキゴトなどにも一切無頓着に違いない。
えっ、何か?って?
世界一の経済大国のUSAで、昨年、ホームレスが7年ぶりに大幅に増加しているという事実。
しかも、ホームレスの割合が特に高いのが、カリフォルニア州、ニューヨーク州、ハワイ州、ワシントンDC。
なかでも、全USAの12%の人口が集まるカリフォルニア州のホームレスは、な、な、なんと全体の25%。
すでに55万人超がホームレスを経験しているというから、メチャクチャ深刻。
もちろん、一番の理由は、その割合高が示すとおり、住宅費の高さ。
そう、住宅価格の急騰。
何でも、ホームレスの4人に1人は無職ではなく、年収10万ドル以上を稼ぐハイテク企業従業員がホームレスのいるテント村を迂回して通勤する事態となっているというから、これまたハンパじゃない。
事実、USAでは、3分の2近くの世帯が500ドルの突発的支出に備えた貯金すら持ってないというのだから、ちょっとした不運が起きただけでホームレスとなるのも当然。
まあ、全USA3007郡のうち連邦最低賃金時給7.25ドルで働いてワンルーム家賃が賄える場所は12郡だけというのだから、ムリもない。
ちなみに、住宅価格の中央値が150万ドルというサンフランシスコでは、最低賃金で働くシングルマザーが生きていくには週に120時間働かなければならない計算だとか。
どちらにしても、山火事で運悪くゴージャスな日常を喪失してしまう人々、500ドルの突発的支出で質素な日常を喪失してしまう人々、それが共存するUSAって、どこか今のUSAを象徴していないか?
もっとも、我が国の「ゆるキャラ」好きのヒトびとは日ごろ絶対に考えないことだと思うが…。
I feel strange to the USA 's likelihood of residing in the same area for those who lose their homes with wildfires and those who lose their homes with a spontaneous expenditure of $ 500(山火事で豪邸を失う人と500ドルの突発性支出で家を失う人が同じ地域で住む奇妙なUSAのUSAらしさ)!
To be continued...