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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

プロファイリング-5 大阪守口乳児殺害事件-supplement(追補)

I can’t stand any longer. How come almost of them used to tell a lie (もう我慢できない。なぜほとんどの人がウソをつくのだろう)?

前回で、東仙坊、確かにこの事件のプロファイリングを終了すると宣言した。
生まれてこの方、どんなに後悔したとしても、前言を翻すことなど1度もなかったし、実際ここまで終了宣言したプロファイリングを蒸し返したこともなかった。
しかしながら、今度ばかりは、そんな自分のmottoなんかにこだわっていられない事情が生まれた。
仲のいいジャーナリストからメールをもらい、この事件の顛末を、愛する我が子を目の前で惨殺された母親が悲しさの余り我が子を追って自殺した、至上の悲劇的母子愛美談のように思っているヒトが結構多いと言われたからである。
「まさか?ウソー!」と部下にネットでチェックさせてみて、茫然自失、意気消沈、なんともいえない絶望と虚無の淵に追いやられてしまった。
もちろん、東仙坊が結論した「出産後の鬱病といえるbaby blueによる発作的な殺人」が、絶対的に正しいと言っているのではない。
東仙坊が公言しているように、それだってあくまで究極の勘でしかないのである。
65億人の人間がいる以上、65億通りの考えがあっていいのも至極当然。
けれども、これだけの情報化社会であり、日本人の決定的な優位性は再三再四指摘しているように人並外れた叡知と冷静沈着な聡明さのはずである。
正直言って、これでは東仙坊が本気で夢見るモラルの復活なんて、永遠にありえないし、悲劇的な親の子殺しはますます増えてゆくと感じて、とてもblueになっている。

「母」という文字は、「女」の字に、2つの「点」すなわち「母親の2つの乳房」でお乳を飲ませて育てることからできているという。
「子」という文字は、両手を広げた赤ちゃんの姿だという。手が2つなのに足が1つになっているのは、おむつに包まれてまだ歩けない赤ちゃんを意味しているという。
同じく、家に母親といるということは、「安(家+女:母親)」なのだという。
つまり、最も安心である家で、全く動けない子が、本来お乳を飲ませ育てるはずの母に殺されることがあってはならないのである。
だから、そんなことはあって欲しくない、そんなことはあるわけがないと思いたい気持はわからないわけではない。
しかし、現実には、家族内殺人・傷害事件は増加し続けているのである。

Didn’t you know lots of cases of murder and bodily injury in the family (家庭内殺人・傷害事件がこんなに多かったことを知らなかったのか)?

日本砂漠化プロファイリング 東仙坊は不滅です?」で、既に1度指摘しているが、2007年度だけでも家族間事件は503件も起きている。
特に、児童虐待に関しては、2006年版青少年白書によると、
児童虐待に関する相談、33,408件(前年比6,839件増)、
身体的虐待が14,881件(44.5%)で最も多く、
ネグレクト(育児などの怠慢や拒否)が12,263件(36.7%)
心理的虐待が5,216件(15.6%)
性的虐待が1,048件(3.1%)と続いている。
虐待を受けた児童年齢は、
0~3歳未満6,479件(19.4%)、
3~6歳未満8,776件(26.3%)で、就学前児童が半数近くに及んでいる。
小学生12,483件(37.4%)である。
今年に入っても、
1月7日、埼玉県東秩父村で、35歳の母親が二女(5歳)を一酸化炭素中毒で殺し、長女(8歳)を意識不明の重体にさせた事件。
1月8日、千葉県松戸市で、19歳の母親が嬰児を殺人死体遺棄した事件。
1月9日、千葉県千葉市で、36歳の父親が生後2ヶ月の長男に暴行を加えた事件。
1月15日、栃木県宇都宮市で、30歳の父親が3歳の四男を床に投げつけ意識不明の重体にさせた事件。
1月15日、宮城県石巻市で、37歳の父親が生後4ヶ月の娘の顔にクッションを当てて窒息死させた事件。
1月21日、岡山県倉敷市で、22歳の母親が4歳の長女の腹を蹴るなどの暴行を加えた事件。
1月25日、福岡県久留米市で、27歳の母親が生後1ヶ月の長女の頭を殴り頭がい骨骨折にさせた事件。
もう十分だと思わないか?うんざりだと思わないか?
ちなみに、東仙坊がこの事件ですぐに思い出したのが、
1971年大阪府守口市で23歳の母親が2ヶ月の長女を哺乳瓶で撲殺した事件であり、
昨年12月27日秋田県美郷町で、母親が2歳の長男を石で撲殺したにもかかわらず不起訴になった事件である。
どれもこれも、凄惨でしかない。

どちらにしても、この事件を軽率に誤解し、安易に美談化してしまうような、次なる愚直な自己陶酔型悲劇のヒロイン予備軍たちを諭すためにも、M.P.D.(Moriguchi Police Department:守口警察)は捜査本部まで立ち上げたのだから、「生後たった18日のただただ愛くるしい小さな鼻と口を布の粘着テープを張り付け、生殺しにした」この断じて許すことのできない殺人鬼を、こうなったら何がなんでも突き止め、早く白日の下にさらして欲しいと、東仙坊、心から願っている。

We wish M.P.D. will have to arrest the murder suspect of this case(我々は守口警察がこの事件の犯人を捕まえることを願っている)!



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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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