恒久不変な日本砂漠-41 「コアラ」のコラーと「ジュゴン」の呪文を真摯に人間は聞くべき!?
Koala who doesn't keep away from the tree even after such a burn must be too merciful(あれだけのヤケドを負っても木から離れようとしないコアラが、あまりにも憐れ)!
実は、東仙坊、生まれて初めて自分から触った人間以外の動物は、高校時代に自分で親戚からもらった愛犬のコリーだった。
でも、愛犬である以上、家族みたいなものでしかなかったから、何の違和感も覚えなかった。
とにかく、情けないことに、人間以外の見知らぬ生き物を触れないことは、事実だった。
ともあれ、そんなことだから、動物園にも、水族館にも行った経験がなかったし、パンダですら直接見たことがなかった。
中学の修学旅行で奈良に行ったときなどは鹿に触られたくないので、仮病を装ってバスから降りなかったほどだった。
それが、初めてオーストラリアに行ったときに、コアラに触った。
ど、ど、どうして、コアラに触れられたのか?
それは、その女性飼育員が凄くビューティフルだったこともあったが、コアラのなんともいいようのないヌボーッとした眼差しがアトラクティブでラバブルで、そして、こちらの意思に反しては余計に動かないと思ったうえ、どこか自分を見るような気がしたからだった。
自分の左腕に抱きつかせてもらったとき、案の定、そのコアラが全然動かなかったことにホッとして、実にイイ気分だった。
だから、連れから、「コアラがダッコちゃんを抱いているみたい」とからかわれても、怒る気にもならなかった。
と、と、ところが、その直後、全く想像していなかったことが起きて、メチャクチャ戦慄させられることになった。
予定の時間がきて、そのビューティフル・レディーがコアラを抱き移そうとしても、東仙坊の腕から一向に離れようとしないばかりか、腕が痛くなるほどの強い力でしがみついたままなのである。
そのビューティフル・レディーが、この子メスだからアナタを気に入ったみたいねとお愛想を言ってくれても、その痛さに何もウレシクなかった。
次の瞬間、コアラの爪を見てしまって、全身に鳥肌が立ち、目眩を覚えていた。
そう、見かけがアトラクティブでラバブルなのに、その女性のダークサイドの本性を見てしまったときの恐怖感のようなものだった。
まだ、20代のころの話である。
もちろん、30代になってからは、いくらオーストラリアに行っても、二度とコアラを抱こうとはしなかった。
ただ、その小さなコアラの人形がタテにいくつも並べられた飾り物が気に入り、オーストラリアに行くたびにお土産として買ってきた。
両親の家を否応なしに片づけざるをえなかったとき、それらが家中でかなり見つかって、凄く印象に残っているせいなのかもしれないが…。
ところで、東仙坊、今、子どものころの夢に出てきた死後の世界のような、太陽の中に入ってしまったようなオーストラリアからの激烈な山火事報道に、ただただ心を痛めている。
とりわけ、木にしがみついたままで重度のヤケドを負って助け出されているコアラの姿を観ては、涙を流している。
さすがに、「こーあら、大変」などという言葉さえ出てこない。
そして、人間はここまで大自然の猛威に対し無力でしかないのか?と、なんともいえない憤怒の念にメチャクチャ駆られているのだが…。
ともあれ、この凄惨極まりないこの世のものとは思えないほど真っ赤かの山火事が、地球温暖化の影響だというから、人間の自業自得ということかも?
そ、そ、そうしたら、そんなブルーな東仙坊の気持ちを逆撫でするようなニュースを、偶然、テレビで観て、ますますブルー。
とってもファーニーな顔形なのに、なぜか人魚のモデルと俗に言われているジュゴンのべービーのメス「マリアム(8ヵ月)」が、8月17日、死亡し、同じくジュゴンのべービーのオス「ジャミル(5ヵ月)」が、8月22日、死亡したというニュース。
えっ、ずいぶん前の話だって?
何でも、タイの環境保護当局が、そのジュゴンのべービーのメス「マリアム」の解剖結果を発表したばかりだというのである。
それによると、約20cmの大きさのものを含む、約10㎝、約3㎝など複数のプラスチック片が胃の中から見つかり、臓器不全や感染症を起こしたのが死因だというから、衝撃的。
しかも、本来、ジュゴンは、小さな海藻しか食べないというのである。
ということは、あの今話題騒然の「マイクロプラスチック(microplastics)」が、ジュゴンのべービーの体内でまたプラスチック片に再生したのか?と疑ってしまったから。
ともあれ、タイの研究者たちによると、タイで検査した魚の90%に「マイクロプラスチック」が見つかったというから、ハンパじゃない。
もっとも、魚を食べる人間への影響が正確にわかるには、10年はかかると言ってはいるのだが…。
Why is there such a plastic product in the stomach of a dugong baby who should only eat small seaweed(小さな海藻しか食べないはずのジュゴンの赤ちゃんの胃になぜあれだけのプラスチック製品があるの)?
To be continued...
実は、東仙坊、生まれて初めて自分から触った人間以外の動物は、高校時代に自分で親戚からもらった愛犬のコリーだった。
でも、愛犬である以上、家族みたいなものでしかなかったから、何の違和感も覚えなかった。
とにかく、情けないことに、人間以外の見知らぬ生き物を触れないことは、事実だった。
ともあれ、そんなことだから、動物園にも、水族館にも行った経験がなかったし、パンダですら直接見たことがなかった。
中学の修学旅行で奈良に行ったときなどは鹿に触られたくないので、仮病を装ってバスから降りなかったほどだった。
それが、初めてオーストラリアに行ったときに、コアラに触った。
ど、ど、どうして、コアラに触れられたのか?
それは、その女性飼育員が凄くビューティフルだったこともあったが、コアラのなんともいいようのないヌボーッとした眼差しがアトラクティブでラバブルで、そして、こちらの意思に反しては余計に動かないと思ったうえ、どこか自分を見るような気がしたからだった。
自分の左腕に抱きつかせてもらったとき、案の定、そのコアラが全然動かなかったことにホッとして、実にイイ気分だった。
だから、連れから、「コアラがダッコちゃんを抱いているみたい」とからかわれても、怒る気にもならなかった。
と、と、ところが、その直後、全く想像していなかったことが起きて、メチャクチャ戦慄させられることになった。
予定の時間がきて、そのビューティフル・レディーがコアラを抱き移そうとしても、東仙坊の腕から一向に離れようとしないばかりか、腕が痛くなるほどの強い力でしがみついたままなのである。
そのビューティフル・レディーが、この子メスだからアナタを気に入ったみたいねとお愛想を言ってくれても、その痛さに何もウレシクなかった。
次の瞬間、コアラの爪を見てしまって、全身に鳥肌が立ち、目眩を覚えていた。
そう、見かけがアトラクティブでラバブルなのに、その女性のダークサイドの本性を見てしまったときの恐怖感のようなものだった。
まだ、20代のころの話である。
もちろん、30代になってからは、いくらオーストラリアに行っても、二度とコアラを抱こうとはしなかった。
ただ、その小さなコアラの人形がタテにいくつも並べられた飾り物が気に入り、オーストラリアに行くたびにお土産として買ってきた。
両親の家を否応なしに片づけざるをえなかったとき、それらが家中でかなり見つかって、凄く印象に残っているせいなのかもしれないが…。
ところで、東仙坊、今、子どものころの夢に出てきた死後の世界のような、太陽の中に入ってしまったようなオーストラリアからの激烈な山火事報道に、ただただ心を痛めている。
とりわけ、木にしがみついたままで重度のヤケドを負って助け出されているコアラの姿を観ては、涙を流している。
さすがに、「こーあら、大変」などという言葉さえ出てこない。
そして、人間はここまで大自然の猛威に対し無力でしかないのか?と、なんともいえない憤怒の念にメチャクチャ駆られているのだが…。
ともあれ、この凄惨極まりないこの世のものとは思えないほど真っ赤かの山火事が、地球温暖化の影響だというから、人間の自業自得ということかも?
そ、そ、そうしたら、そんなブルーな東仙坊の気持ちを逆撫でするようなニュースを、偶然、テレビで観て、ますますブルー。
とってもファーニーな顔形なのに、なぜか人魚のモデルと俗に言われているジュゴンのべービーのメス「マリアム(8ヵ月)」が、8月17日、死亡し、同じくジュゴンのべービーのオス「ジャミル(5ヵ月)」が、8月22日、死亡したというニュース。
えっ、ずいぶん前の話だって?
何でも、タイの環境保護当局が、そのジュゴンのべービーのメス「マリアム」の解剖結果を発表したばかりだというのである。
それによると、約20cmの大きさのものを含む、約10㎝、約3㎝など複数のプラスチック片が胃の中から見つかり、臓器不全や感染症を起こしたのが死因だというから、衝撃的。
しかも、本来、ジュゴンは、小さな海藻しか食べないというのである。
ということは、あの今話題騒然の「マイクロプラスチック(microplastics)」が、ジュゴンのべービーの体内でまたプラスチック片に再生したのか?と疑ってしまったから。
ともあれ、タイの研究者たちによると、タイで検査した魚の90%に「マイクロプラスチック」が見つかったというから、ハンパじゃない。
もっとも、魚を食べる人間への影響が正確にわかるには、10年はかかると言ってはいるのだが…。
Why is there such a plastic product in the stomach of a dugong baby who should only eat small seaweed(小さな海藻しか食べないはずのジュゴンの赤ちゃんの胃になぜあれだけのプラスチック製品があるの)?
To be continued...