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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

腐乱した大和魂-13 「箱根駅伝」に我が国の経済活動優先政策のヒズミが見え隠れ?

While I'm alive, I want Mt. Fuji and Mt. Hakone to be there(生きている間は、大好きな富士山と箱根山がそのままそこにあって)!

東仙坊、両親が死んで以来、箱根駅伝なるものを意識的に観戦しなくなっていた。
正月、そして、箱根駅伝…。
まさに両親との思い出そのものと言っても過言でないからでもある。
それなのに、今年、久しぶりに凄く注目していた。
えっ、どうしてか?って?
それは、まず本当に箱根駅伝を実施するのか?ということがまずあったからに他ならない。
というのも、1つは、昨年5月、気象庁が、「活火山である箱根山の火山性地震が急増し、箱根山で大噴火のリスク(?)が高まっている」と噴火警戒レベルを1から2に引き上げていたからである。
何しろ、地震が、昨年5月18日、43回、昨年5月19日、74回観測されていたはず。
そのために、昨年5月24日、、箱根ロープウェイは終日運休、大涌谷に繋がる県道も通行止めになっていたはず。
その後は、減少傾向に転じ、火山活動は収まりつつある(?)と言われているが、収まったワケではない。
今回のニュージーランドのホワイト島の「テ・プイア・オ・ファカアリ(ドラマチックな火山)」の突然の爆発でもわかったように、噴火の前兆を正確に捉えることは、全く困難なはず。
実際、箱根山では、6万6千年前の大噴火で、新幹線並みの速さの火砕流が現在の横浜市あたりまで到達。
3200年前の噴火で、山の半分が吹き飛び、仙石原や芦ノ湖が誕生。
12世紀後半~13世紀以降は、大噴火は発生ナシ。
そ、そ、それが、2015年、ごく小規模な噴火が発生。
そのせいで、警戒レベルは3の「入山規制」にまで引き上げらたはず。
それだけじゃない。
大涌谷の温泉水が枯渇したり、芦ノ湖の水位が異常に下がったりしたはず。
そのときの観光客減が頭にあるせいか、すべてが経済活動優先と頭に叩き込まれたヒトびとばかりのせいか、年間2千万人超の観光客の味が忘れられたせいか、夏の行楽シーズンを迎えるにあたって、いわゆる政治的判断によって警戒レベルを1に引き下げ。
本当に日本中、金、金、金がすべてのヒトばかり。
しかも、その箱根山の活発な活動、大涌谷や芦ノ湖の水位減少、もう1つつけ加えれば、河口湖の水位減少は、お隣の世界的休火山である富士山大爆発の前兆かもしれないのでは?
そう、確かに富士山は、1707年の宝永噴火を最後に静かにしてはいるけど???
そ、そ、そうしたら、泣きっ面にハチ。
昨年10月、箱根が、台風19号による大被害に見舞われたから、心配。
総雨量1000mm超えと日本全国で最多の記録を更新したというから、ハンパじゃない。
旅館や温泉はもとより、インフラまでが土砂崩れや冠水などでグジャグジャ。
とりわけ、箱根観光の回遊ルートの重要な役割を担っていた小田急の箱根登山鉄道にいたっては、「道床」と言われる路盤と枕木の間の層までが流出したり、土砂崩れや倒木や落石などで壊滅状態。
そのために、いまだに一部運休が続き、ついには、神奈川県、今月6日からおよそ半年間、「ふるさと納税」で「箱根登山鉄道への支援」を呼びかけるとか。
ともあれ、温泉なのに、温泉水まで供給されなくなってしまったというから、大変。
それはそうである。
温泉水供給元の大涌谷や早雲山の温泉造成設備や送水管が破損してしまったというのだから、当然。
また、あれほど水位の異常減少が懸念されていた芦ノ湖まで氾濫し冠水してしまったというから、皮肉。
ちなみに、芦ノ湖の水位は、1月4日現在、正常状態(?)の2.23mとか。
ともあれ、昨年12月27日、国道138号の碓氷洞門と小塚入口の区間約2.8㎞の通行止めが解除されたとか。
もっとも、それは、土砂崩れがあった現場に片側1車線で上下線が通行できる仮設の橋を元の道路の脇に通しただけというから、メチャクチャ滑りやすいはず。
ところで、2019年12月23日・24日、 国の火山噴火予知連絡会(清水洋九州大大学院教授会長)が、「噴火警戒レベル1の箱根山について、3月中旬ごろからの山体膨張の地殻変動は現在はほぼ停滞している。5月に急増した火山性地震も9月に減少し、活発化する前の状態に戻った。大涌谷周辺の火口域では2015年以降活発な噴気活動が続いているため、火山灰などの突発的な噴出現象に注意が必要」と発表していたことを、関東学生陸上競技連盟、読売新聞、日本テレビはどう捉えていたのか?
ともあれ、東仙坊、どこか不確実なことが起こらないようにと祈るような気持ちで、ニュージーランドのホワイト島への6時間の船旅と同じじゃないか?と目を皿にして、箱根駅伝の5区と6区を観ていたのだが…。

Early in the New Year, I hadfelt like seeing the absurdity of an event that runs through to the baseless security to make money(正月早々、金を稼ぐために根拠なき安全を吹聴してまで実行するイベントの不条理を見た気がした)!
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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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