恒久不変な日本砂漠-46 本当に地球上の人間社会は「ワンチーム」なのか?
It must be a bad tradition of Japan's ministries that governments with large budgets are willing to reserve(大きな予算を抱える省庁が内部留保に奔るのは、我が日本の省庁の悪しき伝統)!
●厚生労働省、「NIID(国立感染症研究所)」、「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」が、ここまで朽ちてしまっている理由。
①東仙坊、すでに少し指摘した通り、厚生労働省は我が国の省庁の中でも、特に膨大な予算を持つ省庁。
ということは、誰もが羨む、利権の宝庫。
しかも、他の省庁も、ヨダレを垂らしながら虎視眈々とその巨大利権を狙ってくるから、硬くなまでに守りを固めて、意固地なまでの人間不信、排他主義。
その明確なエビデンスが、汚職や収賄やスキャンダルのメッカであることと他の省庁を圧倒するほどのたくさんのその子飼いの得体の知れない特別法人や独立法人。
実際、「ウィルス兵器」や「細菌兵器」の脅威に対する的確かつ適切な備えなどという頭が毛頭もないばかりか、本来の医療や公衆衛生に関するビジョンもプランも皆無。
それでいて、攻めることを知らないうえ、確固たる意志がないから、肝心なときにメチャクチャ守りが弱いところが、所詮、おバカ省庁。
とにかく、ドケチ根性剥き出しに、経費削減、経費削減の大合唱。
特に、自分の懐に回ってこないような出費には、ひたすら目くじら。
ともあれ、自分たちが好き勝手に差配できる我が国の医療は、コヤツらの思惑三寸。
医師数も、医療価格も、一律にし、医師たちを跪かせ、コヤツらが優越感とともにキックバックを手にするのがお好き。
そのツケが回っているのが、文部科学省所轄の大学病院の勤務医たち。
何しろ、約1割弱もが、「無給勤務」を強いられているというから、ビックリ仰天。
保健所を統廃合させ人員を大幅に整理したのも、本当の狙いは、伸してきた環境省所管業務の行政処分権限をどこまでも排除するためというから、これまた凄まじい。
実は、厚生労働省官僚どもの傍若無人ぶりは、一の子分の「NIID(国立感染症研究所)」に対しても、容赦ないところが、どこまでも厚生労働省の厚生労働省たる所以。
何でも、1947年、この「NIID」、「感染症を制圧し、国民の保健医療の向上を図る予防医学の立場から、広く感染症に関する研究を先導的・独創的かつ総合的に行い、国の保健医療行政の科学的根拠を明らかにし、支援すること」を目的に設立されたとか。
それが、なぜか、国家公務員定数削減を掲げられ、予算が10年前の約61億円から3分の1減少され、約40.5億円にまで減少。
人員も、2013年度312人から、2019年度306人にまで減らされたとか。
民主党政権時(?)の2011年に公開された「国立感染症研究所機関評価報告書」による、「『NIID』は、USAのNIH(国立衛生研究所)、CDC、FDAの3つの機能を一手に担当し、研究所の業務や研究の範囲は拡大し続けているのに、人員や経費が削減され、運営に限界がきている」という指摘に、「NIID」、「日常的な感染症および予期することが難しい新興感染症の脅威から国民の健康を守るために必要な機能維持のためには、予算・定員削減について十分配慮いただくことを切に希望する。『NIID』の基盤的研究費、研究事業費の額が研究所の規模からみるとかなり少なく、かつ次第に減少しているのは本末転倒であり、国の感染症に対する姿勢の問題で今後の課題である。すべての感染症に対応するには、研究者が圧倒的に足りない。日本の感染症対策の中枢機関であるにもかかわらず、毎年定員合理化がなされていることは問題あり、研究所の国民に対する使命と質の大きさに鑑み、定員合理化計画からは除外対象とするべきである」と回答しているとか。
どうだろう?
これで、「NIID」が、今回の新型コロナウィルスのような新興感染症に対し、満足な戦いができるのか?と思わないか?
ちなみに、確かにUSAでは、感染症について、「情報収集と発生時の対応」──CDC。「研究・開発」──NIH。「ワクチンの品質評価」──FDAの3つの機関に分業されていて、CDCだけで、人員約14000人、予算約8000億円とか。
それで、今回の新型コロナウィルスでも、実に興味深いUSAでの動きがある。
2月4日、FDAが、「CDCによる新型コロナウイルス(2019-nCoV)検出用リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(Real-Time RT-PCR)パネルの緊急使用許可(EUA)」を発行したということ。
EUAとは、化学・生物・放射性物質・核の脅威からUSAの公衆衛生を守るためにFDA長官が発行するもので、認可されていない医療用品の使用や認可済み医療用品の認可されていない方法での使用が許可されるということ。
これまでCDCの2019-nCoV用診断パネルはCDCの研究施設でのみ使用が認められていたが、EUAにより高度に複雑な検査を実施可能とCDCが認定した全USAの研究施設で使用可能になるとか。
ただし、診断パネルの使用が認められるのは、CDCの2019-nCoV検査要件を満たす患者に限られるとも。
そして、検査結果が陽性と出た場合には、2019-nCoV感染の可能性が高く、患者は医療機関と協力して症状への対応と周囲の人々を守るためにどうすればよいかの決定を行う。
また、陰性と出ても感染の可能性を排除せず、検査結果を治療や他の患者への対応の唯一の基準とする。
さらに、陰性の検査結果は、臨床的な観察、患者の病歴、疫学的情報と組み合わせる。
どうだろう?
ポイントは、東仙坊、再三再四指摘してきたが、この新型コロナウィルスのPCR検査なるもが、精度が30%~50(70?)%で、陽性を見つけるためのものであって、決して陰性だから罹患してはいないということではないと周知させることなのでは?
Why do our governments and the mass media want people to think that this “mystery coronavirus” is not so scary(なぜ我が国の政府やマスメディアは、この「ミステリー・コロナウィルス」を大して怖いものではないと国民に思わせたがるのか)?
To be continued...
●厚生労働省、「NIID(国立感染症研究所)」、「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」が、ここまで朽ちてしまっている理由。
①東仙坊、すでに少し指摘した通り、厚生労働省は我が国の省庁の中でも、特に膨大な予算を持つ省庁。
ということは、誰もが羨む、利権の宝庫。
しかも、他の省庁も、ヨダレを垂らしながら虎視眈々とその巨大利権を狙ってくるから、硬くなまでに守りを固めて、意固地なまでの人間不信、排他主義。
その明確なエビデンスが、汚職や収賄やスキャンダルのメッカであることと他の省庁を圧倒するほどのたくさんのその子飼いの得体の知れない特別法人や独立法人。
実際、「ウィルス兵器」や「細菌兵器」の脅威に対する的確かつ適切な備えなどという頭が毛頭もないばかりか、本来の医療や公衆衛生に関するビジョンもプランも皆無。
それでいて、攻めることを知らないうえ、確固たる意志がないから、肝心なときにメチャクチャ守りが弱いところが、所詮、おバカ省庁。
とにかく、ドケチ根性剥き出しに、経費削減、経費削減の大合唱。
特に、自分の懐に回ってこないような出費には、ひたすら目くじら。
ともあれ、自分たちが好き勝手に差配できる我が国の医療は、コヤツらの思惑三寸。
医師数も、医療価格も、一律にし、医師たちを跪かせ、コヤツらが優越感とともにキックバックを手にするのがお好き。
そのツケが回っているのが、文部科学省所轄の大学病院の勤務医たち。
何しろ、約1割弱もが、「無給勤務」を強いられているというから、ビックリ仰天。
保健所を統廃合させ人員を大幅に整理したのも、本当の狙いは、伸してきた環境省所管業務の行政処分権限をどこまでも排除するためというから、これまた凄まじい。
実は、厚生労働省官僚どもの傍若無人ぶりは、一の子分の「NIID(国立感染症研究所)」に対しても、容赦ないところが、どこまでも厚生労働省の厚生労働省たる所以。
何でも、1947年、この「NIID」、「感染症を制圧し、国民の保健医療の向上を図る予防医学の立場から、広く感染症に関する研究を先導的・独創的かつ総合的に行い、国の保健医療行政の科学的根拠を明らかにし、支援すること」を目的に設立されたとか。
それが、なぜか、国家公務員定数削減を掲げられ、予算が10年前の約61億円から3分の1減少され、約40.5億円にまで減少。
人員も、2013年度312人から、2019年度306人にまで減らされたとか。
民主党政権時(?)の2011年に公開された「国立感染症研究所機関評価報告書」による、「『NIID』は、USAのNIH(国立衛生研究所)、CDC、FDAの3つの機能を一手に担当し、研究所の業務や研究の範囲は拡大し続けているのに、人員や経費が削減され、運営に限界がきている」という指摘に、「NIID」、「日常的な感染症および予期することが難しい新興感染症の脅威から国民の健康を守るために必要な機能維持のためには、予算・定員削減について十分配慮いただくことを切に希望する。『NIID』の基盤的研究費、研究事業費の額が研究所の規模からみるとかなり少なく、かつ次第に減少しているのは本末転倒であり、国の感染症に対する姿勢の問題で今後の課題である。すべての感染症に対応するには、研究者が圧倒的に足りない。日本の感染症対策の中枢機関であるにもかかわらず、毎年定員合理化がなされていることは問題あり、研究所の国民に対する使命と質の大きさに鑑み、定員合理化計画からは除外対象とするべきである」と回答しているとか。
どうだろう?
これで、「NIID」が、今回の新型コロナウィルスのような新興感染症に対し、満足な戦いができるのか?と思わないか?
ちなみに、確かにUSAでは、感染症について、「情報収集と発生時の対応」──CDC。「研究・開発」──NIH。「ワクチンの品質評価」──FDAの3つの機関に分業されていて、CDCだけで、人員約14000人、予算約8000億円とか。
それで、今回の新型コロナウィルスでも、実に興味深いUSAでの動きがある。
2月4日、FDAが、「CDCによる新型コロナウイルス(2019-nCoV)検出用リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(Real-Time RT-PCR)パネルの緊急使用許可(EUA)」を発行したということ。
EUAとは、化学・生物・放射性物質・核の脅威からUSAの公衆衛生を守るためにFDA長官が発行するもので、認可されていない医療用品の使用や認可済み医療用品の認可されていない方法での使用が許可されるということ。
これまでCDCの2019-nCoV用診断パネルはCDCの研究施設でのみ使用が認められていたが、EUAにより高度に複雑な検査を実施可能とCDCが認定した全USAの研究施設で使用可能になるとか。
ただし、診断パネルの使用が認められるのは、CDCの2019-nCoV検査要件を満たす患者に限られるとも。
そして、検査結果が陽性と出た場合には、2019-nCoV感染の可能性が高く、患者は医療機関と協力して症状への対応と周囲の人々を守るためにどうすればよいかの決定を行う。
また、陰性と出ても感染の可能性を排除せず、検査結果を治療や他の患者への対応の唯一の基準とする。
さらに、陰性の検査結果は、臨床的な観察、患者の病歴、疫学的情報と組み合わせる。
どうだろう?
ポイントは、東仙坊、再三再四指摘してきたが、この新型コロナウィルスのPCR検査なるもが、精度が30%~50(70?)%で、陽性を見つけるためのものであって、決して陰性だから罹患してはいないということではないと周知させることなのでは?
Why do our governments and the mass media want people to think that this “mystery coronavirus” is not so scary(なぜ我が国の政府やマスメディアは、この「ミステリー・コロナウィルス」を大して怖いものではないと国民に思わせたがるのか)?
To be continued...