恒久不変な日本砂漠-46 本当に地球上の人間社会は「ワンチーム」なのか?
When would the people, who are no longer patient or smart, understand that this invisible new coronavirus must be a troublesome infectious disease once in 100 years(いつになったら、すっかり忍耐強くも賢くもなくなった我が国民は、今回の目に見えない新型コロナウィルスが、100年に一度の厄介な感染症だと理解できるのか)?
現場で重症者を診ている我々は、この病気は簡単ではないと痛感させられている。
治療法は今のところないし、あっという間に悪化するケースがある。
そして、若い人でも、一部ですが重症化する人がいる。無症状者が多いという点だけ見れば、大した病気じゃないとも言えるけれど、その分、感染者を隔離しにくいから、病気がどんどん広がってゆく。
非常にタチの悪い病気。
第2波、第3波どころか、第11波とか、そんな状況。
新型インフルエンザは幸い大した病気ではなかったので注目されなくなって、第○波などと誰も言わないが、何度でも波がくる。
パンデミックとは、そういうこと。
新型コロナがタチの悪い病気だということを踏まえると、今回は100年に一度の大災害。
今後、「新型コロナを諦める」というか、もう仕方ないから受け入れる、という感じに社会が変わっていくというシナリオもあるのかもしれない。
現状では日本も含めて、どの国も諦めてないけど…。
だったら、外出自粛なんていう緩い方法ではなくて、より強力なロックダウンをやるしか、選択肢はない。
ロックダウンには2つの要素がある。
「域内外の移動を制限する」ことと、「域内での移動を制限する」こと。
後者だけだと、東京で外出禁止なら茨城まで出ていって遊ぼう、という話になるので、意味がない。
ただし、全国一斉ではなく、対象地域を絞り込むのはあり。
4月22日、政府は「人との接触を8割減らす、10のポイント」を発表したが、あんなのは複雑で覚えられない。
単純に「外出はダメ」、そして、どうしても外出が必要な人――警察官、医者、看護師、救急隊員など――は、「人と2m以上距離を空ける」。
ロックダウンに必要なのは、この2つだけで、非常にシンプル。
とにかく、一般の人に対しては、「外に出てはいけない」と言い続けるべき。
そうすれば新型コロナの患者はどんと減る。
そして、医療崩壊は免れるから、国民だって生き延びられる。
医療崩壊が起きたら、本当に大変。
国民が外出さえしなければ、マスクを配ったりしなくてもイイし、政府は破産や自殺を防ぐための対策を全力で行えばイイ。
外出さえ徹底的に制限してしまえば、そう時間をかけずに新型コロナを抑え込めるから、経済的損害を抑えるという意味でも、ダラダラとゆるい制限を加えるよりは、よほどイイ。
法的に強制力がないと言っている場合ではなく、緊急事態なんだから、思い切った戦略に転換すべき。
ついでに、このヤングドクターの新書からもいくつか抜粋。
コロナウィルスは麻疹とは違い、飛沫の飛距離はせいぜい2mぐらい、感染をブロックすることは容易。
一番簡単なのは、患者を見つけて隔離すること。
個室に隔離してしまえば、その部屋の中にいくら飛沫が飛んでいっても、部屋の床がコロナウィルスだらけになっても、部屋の外には出ていかない。
だから、他の人に感染することない。
接触感染をブロックする方法ですぐに思いつくのは、感染者が触ったであろうところを見つけてコロナウィルスを除去こと、あるいは、人が近づかないようにすること。これは口で言うのは簡単だけど実際には難しい。
街を見渡しても、例えばエレベーターボタンやエスカレーターの手すりなど、人の手はいろんなところを触る。
だから、感染者が触ったところを全て見つけて対策を取るのは現実的には不可能。
接触感染をブロックするために「手指消毒」という話。
つまり、「コロナウィルスがどこにいるかわからない」のなら、「どこにでもコロナウィルスがいる前提で考える」ほうに発想を変えればいいだけ。
どこかを触ったらアルコールで手指消毒をする。アルコールで消毒すれば、コロナウィルスはすぐに死ぬ。
もし外でコロナウィルスと接触しても、自分の手についているコロナウィルスさえ死んでしまえば、目をこすったり、鼻を触ったり、ものを食べたりしても体内にコロナウィルスが入ることはない。
そうすれば、どこにコロナウィルスがいても結局は関係ない。
よく誤解されているので確認しておくと、飛沫は人間からしか出ない。
つまり、人間がクシャミをしたり咳をすることで、飛沫という水しぶきが飛んでいくが、いったん落ちてしまうと、床からもう一回水しぶきがボンと上がってくることはない。
飛沫は人間からしか出てこない。床とか物からヒューヒューとコロナウィルスが飛んでいくことはない。
ここをちゃんとイメージできると、コロナウィルスにどう対処すればいいか正しく判断ができるようになる。
接触感染に関連して、外から帰ってきたときに、服にコロナウィルスがついていると心配している人もいるかもしれないが、コロナウィルスは空気感染しないし、日本の場合はハグをする習慣もないから、街で普通に日常生活を送っているとシャツにどんどんウィルスがついてしまうという心配をする必要はない。
その場合、感染者が脱いだ服にウィルスがつく可能性があるが、ウィルスは熱湯で死ぬので、熱湯に漬けて5分くらい置けばいいだけ。その後、普通に洗濯機で洗濯しても大丈夫。
ボクたち医者が新型コロナウィルスの患者を診るときにはガウンを着て、手袋をするけど、靴は普段の靴のままで、履き替えない。
履き替えると、むしろ、靴を脱ぐ行為のほうがコロナウィルスに触ってしまうリスクがある。
床にコロナウィルスがついていても、別に靴の裏を舐めたりしなければ感染しない。
靴にくっついてるウィルスが口まで飛んでくることはない。
飛沫はあくまで人からしか発生しないので、床が飛沫をつくったり靴が飛沫をつくったりすることは絶対にない。
昔は集中治療室に入るときに靴を履き替えたり、部屋の前にベタベタするマットを置いて、靴をベタベタさせてマットにコロナウィルスをくっつけようとした、全く意味がないことがわかったので今はやってない。
What has been discovered in the new coronavirus pandemic this time is that all the people around the world who are only concerned about money must be completely stupid(今回の新型コロナウィルスのパンデミックで判明したことは、金のことしか頭にない世界中の人間が、すっかりおバカになっていること)!
To be continued...
現場で重症者を診ている我々は、この病気は簡単ではないと痛感させられている。
治療法は今のところないし、あっという間に悪化するケースがある。
そして、若い人でも、一部ですが重症化する人がいる。無症状者が多いという点だけ見れば、大した病気じゃないとも言えるけれど、その分、感染者を隔離しにくいから、病気がどんどん広がってゆく。
非常にタチの悪い病気。
第2波、第3波どころか、第11波とか、そんな状況。
新型インフルエンザは幸い大した病気ではなかったので注目されなくなって、第○波などと誰も言わないが、何度でも波がくる。
パンデミックとは、そういうこと。
新型コロナがタチの悪い病気だということを踏まえると、今回は100年に一度の大災害。
今後、「新型コロナを諦める」というか、もう仕方ないから受け入れる、という感じに社会が変わっていくというシナリオもあるのかもしれない。
現状では日本も含めて、どの国も諦めてないけど…。
だったら、外出自粛なんていう緩い方法ではなくて、より強力なロックダウンをやるしか、選択肢はない。
ロックダウンには2つの要素がある。
「域内外の移動を制限する」ことと、「域内での移動を制限する」こと。
後者だけだと、東京で外出禁止なら茨城まで出ていって遊ぼう、という話になるので、意味がない。
ただし、全国一斉ではなく、対象地域を絞り込むのはあり。
4月22日、政府は「人との接触を8割減らす、10のポイント」を発表したが、あんなのは複雑で覚えられない。
単純に「外出はダメ」、そして、どうしても外出が必要な人――警察官、医者、看護師、救急隊員など――は、「人と2m以上距離を空ける」。
ロックダウンに必要なのは、この2つだけで、非常にシンプル。
とにかく、一般の人に対しては、「外に出てはいけない」と言い続けるべき。
そうすれば新型コロナの患者はどんと減る。
そして、医療崩壊は免れるから、国民だって生き延びられる。
医療崩壊が起きたら、本当に大変。
国民が外出さえしなければ、マスクを配ったりしなくてもイイし、政府は破産や自殺を防ぐための対策を全力で行えばイイ。
外出さえ徹底的に制限してしまえば、そう時間をかけずに新型コロナを抑え込めるから、経済的損害を抑えるという意味でも、ダラダラとゆるい制限を加えるよりは、よほどイイ。
法的に強制力がないと言っている場合ではなく、緊急事態なんだから、思い切った戦略に転換すべき。
ついでに、このヤングドクターの新書からもいくつか抜粋。
コロナウィルスは麻疹とは違い、飛沫の飛距離はせいぜい2mぐらい、感染をブロックすることは容易。
一番簡単なのは、患者を見つけて隔離すること。
個室に隔離してしまえば、その部屋の中にいくら飛沫が飛んでいっても、部屋の床がコロナウィルスだらけになっても、部屋の外には出ていかない。
だから、他の人に感染することない。
接触感染をブロックする方法ですぐに思いつくのは、感染者が触ったであろうところを見つけてコロナウィルスを除去こと、あるいは、人が近づかないようにすること。これは口で言うのは簡単だけど実際には難しい。
街を見渡しても、例えばエレベーターボタンやエスカレーターの手すりなど、人の手はいろんなところを触る。
だから、感染者が触ったところを全て見つけて対策を取るのは現実的には不可能。
接触感染をブロックするために「手指消毒」という話。
つまり、「コロナウィルスがどこにいるかわからない」のなら、「どこにでもコロナウィルスがいる前提で考える」ほうに発想を変えればいいだけ。
どこかを触ったらアルコールで手指消毒をする。アルコールで消毒すれば、コロナウィルスはすぐに死ぬ。
もし外でコロナウィルスと接触しても、自分の手についているコロナウィルスさえ死んでしまえば、目をこすったり、鼻を触ったり、ものを食べたりしても体内にコロナウィルスが入ることはない。
そうすれば、どこにコロナウィルスがいても結局は関係ない。
よく誤解されているので確認しておくと、飛沫は人間からしか出ない。
つまり、人間がクシャミをしたり咳をすることで、飛沫という水しぶきが飛んでいくが、いったん落ちてしまうと、床からもう一回水しぶきがボンと上がってくることはない。
飛沫は人間からしか出てこない。床とか物からヒューヒューとコロナウィルスが飛んでいくことはない。
ここをちゃんとイメージできると、コロナウィルスにどう対処すればいいか正しく判断ができるようになる。
接触感染に関連して、外から帰ってきたときに、服にコロナウィルスがついていると心配している人もいるかもしれないが、コロナウィルスは空気感染しないし、日本の場合はハグをする習慣もないから、街で普通に日常生活を送っているとシャツにどんどんウィルスがついてしまうという心配をする必要はない。
その場合、感染者が脱いだ服にウィルスがつく可能性があるが、ウィルスは熱湯で死ぬので、熱湯に漬けて5分くらい置けばいいだけ。その後、普通に洗濯機で洗濯しても大丈夫。
ボクたち医者が新型コロナウィルスの患者を診るときにはガウンを着て、手袋をするけど、靴は普段の靴のままで、履き替えない。
履き替えると、むしろ、靴を脱ぐ行為のほうがコロナウィルスに触ってしまうリスクがある。
床にコロナウィルスがついていても、別に靴の裏を舐めたりしなければ感染しない。
靴にくっついてるウィルスが口まで飛んでくることはない。
飛沫はあくまで人からしか発生しないので、床が飛沫をつくったり靴が飛沫をつくったりすることは絶対にない。
昔は集中治療室に入るときに靴を履き替えたり、部屋の前にベタベタするマットを置いて、靴をベタベタさせてマットにコロナウィルスをくっつけようとした、全く意味がないことがわかったので今はやってない。
What has been discovered in the new coronavirus pandemic this time is that all the people around the world who are only concerned about money must be completely stupid(今回の新型コロナウィルスのパンデミックで判明したことは、金のことしか頭にない世界中の人間が、すっかりおバカになっていること)!
To be continued...