恒久不変な日本砂漠-46 本当に地球上の人間社会は「ワンチーム」なのか?
I have to admit that the more I know that the human body must be made better from the time it was born, the more advanced the ability of the new coronavirus is to challenge it(人間のカラダが生まれたときからよくできていることがわかればわかるほど、それに果敢に挑んできている新型コロナウィルスの能力を相当なレベルの高さだと認めざるをえない)!
■東仙坊が提唱する、「With Corona(ウィズ・コロナ)」時代の「ASL(Active Smart Life : 積極的スマート生活)」
●これだけはしっこくて狡猾な新型コロナウィルスに対し、簡単に「ワクチン」が創れると思うのは、ただの人類の傲慢!!!
東仙坊、人間が何万年もかねて体内に備えている「抗体」こそが、人間の進歩を、決して「後退」させることなく、継続させているのだと感慨を覚えている。
そして、ときどきその役割を、人間の科学的英知が創造した「ワクチン」と「交代」しながら…。
◆抗体
◇ワクチンと抗体の関係
ヒトの体内で「ワクチン」と結合できる「抗体」を、ヒトのカラダが作る。
「抗体」が作られることで、そのターゲットとする病原体が体内に侵入してきたとき、それに対応した「免疫グロブリン」が結合できるので、病原体は機能しなくなる。
その病原体の感染性を阻止する抗体が、「中和抗体」。
ただし、「抗体」は、病原体を殺すが、病原体に感染してしまった細胞を殺すことはできない。
「抗体」は、「大きなたんぱく質」なので細胞の中には入れず、「エンベロープ(細胞膜)」の中に隠れている病原体は殺せないのである。
細胞の外にある、これから細胞に感染してやろうという病原体や感染細胞から放出される病原体は殺せても、すでに病原体の侵入を許してしまった細胞は殺せない。
では、人間のカラダはどう対処しているのか?
それができるのは、「キラーT細胞」。
では、「キラーT細胞」とは?
その「T(胸腺 : Thymus)」が示すように、「リンパ球」の一種で、「骨髄」で産生された前駆細胞が胸腺での選択を経て、分化成熟したもの。
細胞表面に特徴的な「T細胞受容体」を有し、「抗原提示細胞」によって提示された「抗原」を認識して分化活性化し、同じ「抗原」を持つ病原体に感染した細胞を、「アポトーシス(多細胞生物のカラダを構成する細胞の死に方の一種、個体をよりよい状態に保つために積極的に引き起こされる管理・調節された『細胞の自殺』)を利用し殺すことで、感染防御を行うというのである。
そう、「キラーT細胞」は、「抗体」と同様に、実に重要な働きをしているのである。
どうだろう?
こうなってくると、「抗体」と「免疫」の何が違うのか?と思ってこないか?
◆免疫(immunity)
◇「免疫」とは、感染、病気、望まれない侵入生物を回避するために、十分な生物的防御力を持っている状態のこと自体。
まあ、簡単に言えば、「カラダの抵抗力」。
その意味で、「免疫」とは、「抗体」が病原体を攻撃する仕組みのこと。
つまり、特異的な要素を持つ場合、遭遇した新しい病気それぞれにそれら要素を適応させて、病原体特異的な免疫を生じることができるようにすること。
非特異的な要素を持つ場合、障壁として働いたり、抗原特異性にかかわらず、広い範囲の微生物を排除する働きをすること。
どちらにしても、人間に限らず、動物も持っているようなもの。
◇免疫の種類
①自然免疫
「自然免疫」は、生まれたときから備わっているもの、皮膚や粘膜の物理的なバリアーやそこにある殺菌物質が病原体を殺す化学的なバリアーがあり、病原体の体内への侵入を防御。
例えバリアーが突破されても、続いて、白血球の一種である「食細胞」が病原体を食べて殺すとか。
「食細胞」は、全身に分布し、常時、体内への外的や異物の侵入を見張っていて、見つけ次第その場で撃退してくれるとか。
それは、病原体などが侵入すると、数分から数時間のうちに発動されるとも。
それゆえ、「抗体」など持たなくても、「自然免疫」が強ければ、今回の新型コロナウィルスのようなものでも、「自然免疫」だけで撃退している人もいるかも。
ちなみに、「食細胞」には、「マクロファージ(大食細胞)」、「好中球」、「樹状細胞」の3つのカテゴリーがあるとか。
②獲得免疫
「自然免疫」で外敵や異物を排除できなかったら、出番になるのが「獲得免疫」。
もっとも、「獲得免疫」が発動するまでに数日かかるというところが、ミソ。
ともあれ、最初に刺激されるのは、「ヘルパーTリンパ球」で、まあ、「獲得免疫」の司令塔のようなもの。
そして、「Bリンパ球」に指令を出すと、「Bリンパ球」は「抗体」を作成。
また、「ヘルパーTリンパ球」が兄弟である「キラーTリンパ球」に指令を出すと、「キラーTリンパ球」は病原体に感染した細胞を撲滅。
どうだろう?
「免疫」って、よくできているのでは?
とりわけ、ヒトの免疫は、重層的でトレメンダスでは?
それも、ヒトのカラダでは、「自然免疫」が強いと、「獲得免疫」も強いというから、ワンダフルでは?
ともあれ、「獲得免疫」が、感染症を克服することで初めて得られる「免疫」であることは、確かなのでは?
The human immune system might be very good, but it must be still evolving(人間の免疫システムはとてもスバらしいが、まだまだ進化の途中)!
To be continued...
■東仙坊が提唱する、「With Corona(ウィズ・コロナ)」時代の「ASL(Active Smart Life : 積極的スマート生活)」
●これだけはしっこくて狡猾な新型コロナウィルスに対し、簡単に「ワクチン」が創れると思うのは、ただの人類の傲慢!!!
東仙坊、人間が何万年もかねて体内に備えている「抗体」こそが、人間の進歩を、決して「後退」させることなく、継続させているのだと感慨を覚えている。
そして、ときどきその役割を、人間の科学的英知が創造した「ワクチン」と「交代」しながら…。
◆抗体
◇ワクチンと抗体の関係
ヒトの体内で「ワクチン」と結合できる「抗体」を、ヒトのカラダが作る。
「抗体」が作られることで、そのターゲットとする病原体が体内に侵入してきたとき、それに対応した「免疫グロブリン」が結合できるので、病原体は機能しなくなる。
その病原体の感染性を阻止する抗体が、「中和抗体」。
ただし、「抗体」は、病原体を殺すが、病原体に感染してしまった細胞を殺すことはできない。
「抗体」は、「大きなたんぱく質」なので細胞の中には入れず、「エンベロープ(細胞膜)」の中に隠れている病原体は殺せないのである。
細胞の外にある、これから細胞に感染してやろうという病原体や感染細胞から放出される病原体は殺せても、すでに病原体の侵入を許してしまった細胞は殺せない。
では、人間のカラダはどう対処しているのか?
それができるのは、「キラーT細胞」。
では、「キラーT細胞」とは?
その「T(胸腺 : Thymus)」が示すように、「リンパ球」の一種で、「骨髄」で産生された前駆細胞が胸腺での選択を経て、分化成熟したもの。
細胞表面に特徴的な「T細胞受容体」を有し、「抗原提示細胞」によって提示された「抗原」を認識して分化活性化し、同じ「抗原」を持つ病原体に感染した細胞を、「アポトーシス(多細胞生物のカラダを構成する細胞の死に方の一種、個体をよりよい状態に保つために積極的に引き起こされる管理・調節された『細胞の自殺』)を利用し殺すことで、感染防御を行うというのである。
そう、「キラーT細胞」は、「抗体」と同様に、実に重要な働きをしているのである。
どうだろう?
こうなってくると、「抗体」と「免疫」の何が違うのか?と思ってこないか?
◆免疫(immunity)
◇「免疫」とは、感染、病気、望まれない侵入生物を回避するために、十分な生物的防御力を持っている状態のこと自体。
まあ、簡単に言えば、「カラダの抵抗力」。
その意味で、「免疫」とは、「抗体」が病原体を攻撃する仕組みのこと。
つまり、特異的な要素を持つ場合、遭遇した新しい病気それぞれにそれら要素を適応させて、病原体特異的な免疫を生じることができるようにすること。
非特異的な要素を持つ場合、障壁として働いたり、抗原特異性にかかわらず、広い範囲の微生物を排除する働きをすること。
どちらにしても、人間に限らず、動物も持っているようなもの。
◇免疫の種類
①自然免疫
「自然免疫」は、生まれたときから備わっているもの、皮膚や粘膜の物理的なバリアーやそこにある殺菌物質が病原体を殺す化学的なバリアーがあり、病原体の体内への侵入を防御。
例えバリアーが突破されても、続いて、白血球の一種である「食細胞」が病原体を食べて殺すとか。
「食細胞」は、全身に分布し、常時、体内への外的や異物の侵入を見張っていて、見つけ次第その場で撃退してくれるとか。
それは、病原体などが侵入すると、数分から数時間のうちに発動されるとも。
それゆえ、「抗体」など持たなくても、「自然免疫」が強ければ、今回の新型コロナウィルスのようなものでも、「自然免疫」だけで撃退している人もいるかも。
ちなみに、「食細胞」には、「マクロファージ(大食細胞)」、「好中球」、「樹状細胞」の3つのカテゴリーがあるとか。
②獲得免疫
「自然免疫」で外敵や異物を排除できなかったら、出番になるのが「獲得免疫」。
もっとも、「獲得免疫」が発動するまでに数日かかるというところが、ミソ。
ともあれ、最初に刺激されるのは、「ヘルパーTリンパ球」で、まあ、「獲得免疫」の司令塔のようなもの。
そして、「Bリンパ球」に指令を出すと、「Bリンパ球」は「抗体」を作成。
また、「ヘルパーTリンパ球」が兄弟である「キラーTリンパ球」に指令を出すと、「キラーTリンパ球」は病原体に感染した細胞を撲滅。
どうだろう?
「免疫」って、よくできているのでは?
とりわけ、ヒトの免疫は、重層的でトレメンダスでは?
それも、ヒトのカラダでは、「自然免疫」が強いと、「獲得免疫」も強いというから、ワンダフルでは?
ともあれ、「獲得免疫」が、感染症を克服することで初めて得られる「免疫」であることは、確かなのでは?
The human immune system might be very good, but it must be still evolving(人間の免疫システムはとてもスバらしいが、まだまだ進化の途中)!
To be continued...