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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

恒久不変な日本砂漠-46  本当に地球上の人間社会は「ワンチーム」なのか?

Isn't the collapse of China's financial system more than a “black swan” or a “gray rhino” but a “dead goldfish floating in a pot”(中国の金融システム崩壊は、「ブラックスワン」や「灰色の犀」というよりも、「鉢に浮いた死んだ金魚」でしかないのでは)?

■893国家中国を甘やかし寛大極まりない関与策を取り続け、木のテッペンにまで登らせてしまったUSA民主党の世紀の不作為

●日本は、歴史的にありとあらゆる影響を中国から受けてきたが、ただの一度も中国と真っ向から対峙したことはなかったのでは?

○日本は、この経済成長など見込めない時代だからこそ、中国の本当の顔を真摯に直視すべきとき

「恒大集団」が、とんでもなく小狡い、イヤイヤ、あくまで中国らしい詐欺集団であるかの決定的証左が、これ。
昨年9月10日、「恒大集団」の主要株主で、香港富豪の劉鑾雄の妻である陳凱韻は、1株当たり平均3.58香港ドル、約12億3000万円で「恒大集団」2440万株を売却、。
今回の売却で保有株比率は8.15%から7.96%に低下。
彼女が「恒大集団」の株式を売却したのは、過去1ヵ月で少なくとも2回目。
夫は「恒大集団」前会長許家印と長年のつき合い。
香港の不動産会社「華人置業集団」CEOでもある彼女は、昨年9月初め、「夫とともに株主として今後も『恒大集団』の発展を支え続ける」と表明していたはずなのに…。
どうだろう?
インサイダー取引と全く同じことでは?
さて、欧米の「チャイナゲート」のハイエナやハゲタカである投資家どもが、「恒大集団」がデフォルトしても、「リーマンショック」級の危機にはなる可能性は低い、「中国版リーマン・モーメント」、「第2のリーマン・ショック」など発生しない、「LTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)」危機に近いと喧伝する最大の理由は、みんなで倒れたマンモス企業をしゃぶり尽くそう、ついでに、ボロ儲けしている中国の他のエレファント企業にも食いつこうとしているから。
では、「第2のリーマン・ショック」、「中国版リーマン・モーメント」は、何? どうしてそれが発生しないとヤツらは言うのか?
まず、「中国版リーマン・モーメント」の大元である「ミンスキー・モーメント」とは?
2008年の「リーマン・ブラザーズ」破綻を解析した経済学者ハイマン・ミンスキーの名を取って、「パシフィック・インベストメント・マネジメント」 ポール・マカリーが呼ぶようにしたモノで、「長期間続いた投機の結果として信用が失われる瞬間」、「信用循環・景気循環において、投資家が投機によって生じた債務スパイラルによりキャッシュフロー問題を抱えるポイント」を示すものとか。
そして、このポイントにおいては、どのカウンターパーティーも事前につけられた高い提示額に対して値をつけることができず、大きな株の投げ売りが始まる結果、 市場決済・資産価格の突然かつ急激な崩壊、 市場流動性における急激な落ち込みが発生するのだとか。
では、「LTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)」とは?
運用チームにノーベル経済学賞受賞者らを集め、高度な金融工学理論を駆使し、数年は驚異的な業績を記録したが取引債券のわずかな金利差からプロフィットを得るために巨大なレバレッジをかけていたために、アジア通貨危機から生じたマーケットの大変動を吸収しきれず、1998年に過剰投機によって信用が突然収縮したことで破綻したUSAのヘッジファンドのこと。
そのとき、アラン・グリーンスパンFRBが、債権者や大手金融機関を集め救済措置をまとめ上げたうえ、3ヵ月間で3回とスピード感をもって政策金利引き下げで対応。
すると、その過剰なモラルハザードの後処理の結果、ウォール街や欧米の大手証券エンタープライズはグチャグチャにされたものの、その後、緩やかに何とか回復できたとか。
その反省から、2008年に起きた「リーマン・ショック」では、行き過ぎたという「LTCM」の反省から、まさかUSA政府が「リーマン・ブラザーズ」の破綻を許容することはないだろうという見方を覆し、FRBとともに救済しないことを決定。
つまり、それまでほとんど注目されていなかったUSAのサブプライム・ローン証券市場を放置し、「リーマン・ブラザーズ」が破綻し、世界の金融システムを危機に陥れてしまったのである。
それ以来、経済学者たちは、「ブラックスワン(めったに起こらないが、壊滅的被害をもたらす事象)」と呼ばれる金融リスク、それに似た「灰色のサイ(高い確率で大きな問題を引き起こすと考えられるにも関わらず、軽視されがちな材料)」を警戒するようになったとか。
では、「恒大集団」破綻は、中国市場に「ミンスキー・モーメント」をもたらすほどの大きな問題になぜならないのか?
つまり、短期的に金融マーケットを悲惨な状態に陥ることなく、手に負えないような崩壊には至らないとなぜ言えるのか?
経済のメカニズムを熟知しない中国当局によって、「リーマン・ショック」を起こし、有害な投機熱環境を作り出してしまう可能性は本当にないのか?

For Xi Jinping, isn't it just “living and hell, dying and hell” that the economy is declining even if the real estate bubble is left unattended or burst(習近平にとって、不動産バブルを放置しても破裂させても経済衰退の一途だとは、まさに「生きるも地獄、死ぬも地獄」なのでは)?

To be continued...


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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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