恒久不変な日本砂漠-46 本当に地球上の人間社会は「ワンチーム」なのか?
Isn't Xi Jinping actually more driven than Putin in an atmosphere where he couldn't stay calm due to the full-scale internal conflict(習近平は、内部抗争の本格化で安穏としていられない雰囲気で、実はプーチンよりも追い込まれているのでは)?
■893国家中国を甘やかし寛大極まりない関与策を取り続け、木のテッペンにまで登らせてしまったUSA民主党の世紀の不作為
●日本は、歴史的にありとあらゆる影響を中国から受けてきたが、ただの一度も中国と真っ向から対峙したことはなかったのでは?
○日本は、この経済成長など見込めない時代だからこそ、中国の本当の顔を真摯に直視すべきとき
東仙坊、江戸時代前期(17世紀初頭)の日本の儒学者・軍学者で、山鹿流兵法・古学派の祖である山鹿素行が、中国の「易姓革命」について、その著「中朝事実」で、「『易姓革命』は、結局、臣が君を倒すことで、そのようなことがしょっちゅう起こっている中国は中華の名に値しない。建国以来万世一系の日本こそ中華である」と唱えているという、その見識と聡明さに感心している。
◆どこかヤツレタ雰囲気を醸し出している習近平の今の正直な胸の内──。
①せっかく自分の予定通りに今年秋に開かれる党大会で3期目の続投を確実なものにしかかっているのに、いまだ内部抗争の真っ只中。そのイライラは募るばかり。
それはそうである。
何しろ、自分の敵対勢力である「浙江閥」、いわゆる「江沢民派」のバックには、USAがついているのだから、簡単に排除できるはずもナシ。
一方、敵対勢力からすれば、自分たちの傀儡主席だったはずなのに、調子に乗るんじゃないと怒り心頭。
それゆえ、3月5日に北京で開会された「全国人民代表大会(全人代)」で、習近平は、「自分が進め成果を上げてきた汚職摘発の『反腐敗闘争』を継続し、腫瘍を摘出し、根源を除去し、害毒を一掃しなければならない。腐敗を生み出す土壌と条件が存在する限り、『反腐敗闘争』が終わることはない。政治活動の健全な模範的軌道への全面復帰を実現させなければならない」と一層の引き締め宣言。
実際、その前段として、1月中旬、CCTVが、汚職に手を染めた元高官らが懺悔する特別番組「零容忍(一切容赦しない)」を放映。
約16億4000万円もの巨額の収賄事件で起訴された孫力軍元公安次官をフィーチャーし、昇進と引き換えに、王立科元江蘇省党政法委員会書記(贈収賄罪で起訴)から海鮮の詰め合わせに忍ばせたしのばせた約3480万円を何度も受け取っていた様子などを赤裸々に紹介。
そして、孫力軍自身に、「権力が大きくなるにつれて、より深刻な罪を犯すようになった。野心を膨らませ、政治的な利益集団を形成した」と供述するシーンまで放映。
それから、中国監察当局に、「この事件は、極度の腐敗堕落の典型で、政治の安全に深刻な危害を及ぼす」と糾弾させるシーンも流したというから、念が入っているのでは?
ともあれ、2012年、習近平が、中国共産党総書記に就任し、「虎も蠅も叩く」と宣言して、この約10年で追放した中国共産党員が90万人以上というのだから、ハンパじゃない。
とりわけ、公安部門幹部の摘発が顕著で、その孫力軍元公安次官、王立科元江蘇省党政法委員会書記の2人に続き、昨年10月、公安部門の傅政華前司法相を重大な規律違反で摘発。
さらに、重慶市、上海市の公安局長など地方幹部も次々と摘発。
3月1日、遼寧省副省長王大偉省公安庁長が重大な規律違反で調査対象と発表。
では、なぜ公安部門なのか?
公安部門は、2014年に失脚した政敵の周永康元政治局常務委員(収賄罪などで無期懲役)の権力基盤。
そう、国内の治安維持を担う公安部門を掌握することは、国防を担う軍部の掌握と同様、政権の安定に絶対必要不可欠。
そこで、昨年11月、習近平は、福建省時代からの自分の部下である王小洪公安次官を公安省中国共産党委員会トップの書記に抜擢。
国家主席の2期10年の任期制限を廃止した習近平の3期目の基盤を固めたようなのだが、まだまだ安泰ではないはず。
なぜなら、本当に3期目があったとしても、慣例の「潜在的後継者(接班人)」が問題が残っているからである。
何でも、1、2期前の党大会で常務委員入りし訓練期間を経るためで、そして、自らが最高権力者であることをお披露目する意味でも、新たに誰が常務委員に選出されるかが重要なポイントなのだとか。
また、その一方で、誰が失脚するかも同じくらい重要なのだとか。
事実、1997年の江沢民再任前に陳希同北京書記、2002年の胡錦濤就任前に全国人民代表大会副委員長(??)、2007年の胡錦濤再任前に陳良宇上海書記、2012年の習近平就任前に薄熙来重慶書記、2017年の習近平再任前に孫政才重慶書記が失脚。
では、仮におバカなお山の大将で、「オレは天の子症候群」に完全に感染している習近平が、念願の終身主席になれたとして、その若頭を一体誰にするのか?
すでに猜疑心の塊のはずだから、信用できるヤツなどどこにもいないのでは?
それより何より、傍らにいる政敵のナンバー2李克強首相をどうするのか?
2023年での任期満了にできたとしても、誰をその後釜にするつもりなのか?
浙江省出身の陳敏爾重慶書記か? 丁薛祥党中央弁公庁主任?
上海出身の李強上海書記?
李国強首相と同じ「共産主義青年団(共青団)」出身で、失脚した孫政才元重慶書記とともに次世代のホープと言われている胡春華副首相?
誰を選んでも、安眠できる状態にはならないのでは?
第一、昨年だけでも、江蘇省や河南省をはじめ、各地で政法書記・副書記クラス30人近くを逮捕してしまっているのでは?
どちらにしても、自分の周りに有能な若頭など一人もいないのでは?
Xi Jinping, who looks great, was so embarrassed at the Beijing Winter Olympics and the Beijing Winter Paralympics, and while watching the train from Wuhan to Kyiv that couldn't move even though it opened, isn't he stepping on the ground by now(見栄っ張りの習近平、これだけ北京冬季五輪と北京冬季パラリンピックで大恥をかかされたうえ、せっかく開通したのに動かせない武漢発キエフ行き電車を見ながら、今ごろ地団駄踏んでいるのでは)?
To be continued...
■893国家中国を甘やかし寛大極まりない関与策を取り続け、木のテッペンにまで登らせてしまったUSA民主党の世紀の不作為
●日本は、歴史的にありとあらゆる影響を中国から受けてきたが、ただの一度も中国と真っ向から対峙したことはなかったのでは?
○日本は、この経済成長など見込めない時代だからこそ、中国の本当の顔を真摯に直視すべきとき
東仙坊、江戸時代前期(17世紀初頭)の日本の儒学者・軍学者で、山鹿流兵法・古学派の祖である山鹿素行が、中国の「易姓革命」について、その著「中朝事実」で、「『易姓革命』は、結局、臣が君を倒すことで、そのようなことがしょっちゅう起こっている中国は中華の名に値しない。建国以来万世一系の日本こそ中華である」と唱えているという、その見識と聡明さに感心している。
◆どこかヤツレタ雰囲気を醸し出している習近平の今の正直な胸の内──。
①せっかく自分の予定通りに今年秋に開かれる党大会で3期目の続投を確実なものにしかかっているのに、いまだ内部抗争の真っ只中。そのイライラは募るばかり。
それはそうである。
何しろ、自分の敵対勢力である「浙江閥」、いわゆる「江沢民派」のバックには、USAがついているのだから、簡単に排除できるはずもナシ。
一方、敵対勢力からすれば、自分たちの傀儡主席だったはずなのに、調子に乗るんじゃないと怒り心頭。
それゆえ、3月5日に北京で開会された「全国人民代表大会(全人代)」で、習近平は、「自分が進め成果を上げてきた汚職摘発の『反腐敗闘争』を継続し、腫瘍を摘出し、根源を除去し、害毒を一掃しなければならない。腐敗を生み出す土壌と条件が存在する限り、『反腐敗闘争』が終わることはない。政治活動の健全な模範的軌道への全面復帰を実現させなければならない」と一層の引き締め宣言。
実際、その前段として、1月中旬、CCTVが、汚職に手を染めた元高官らが懺悔する特別番組「零容忍(一切容赦しない)」を放映。
約16億4000万円もの巨額の収賄事件で起訴された孫力軍元公安次官をフィーチャーし、昇進と引き換えに、王立科元江蘇省党政法委員会書記(贈収賄罪で起訴)から海鮮の詰め合わせに忍ばせたしのばせた約3480万円を何度も受け取っていた様子などを赤裸々に紹介。
そして、孫力軍自身に、「権力が大きくなるにつれて、より深刻な罪を犯すようになった。野心を膨らませ、政治的な利益集団を形成した」と供述するシーンまで放映。
それから、中国監察当局に、「この事件は、極度の腐敗堕落の典型で、政治の安全に深刻な危害を及ぼす」と糾弾させるシーンも流したというから、念が入っているのでは?
ともあれ、2012年、習近平が、中国共産党総書記に就任し、「虎も蠅も叩く」と宣言して、この約10年で追放した中国共産党員が90万人以上というのだから、ハンパじゃない。
とりわけ、公安部門幹部の摘発が顕著で、その孫力軍元公安次官、王立科元江蘇省党政法委員会書記の2人に続き、昨年10月、公安部門の傅政華前司法相を重大な規律違反で摘発。
さらに、重慶市、上海市の公安局長など地方幹部も次々と摘発。
3月1日、遼寧省副省長王大偉省公安庁長が重大な規律違反で調査対象と発表。
では、なぜ公安部門なのか?
公安部門は、2014年に失脚した政敵の周永康元政治局常務委員(収賄罪などで無期懲役)の権力基盤。
そう、国内の治安維持を担う公安部門を掌握することは、国防を担う軍部の掌握と同様、政権の安定に絶対必要不可欠。
そこで、昨年11月、習近平は、福建省時代からの自分の部下である王小洪公安次官を公安省中国共産党委員会トップの書記に抜擢。
国家主席の2期10年の任期制限を廃止した習近平の3期目の基盤を固めたようなのだが、まだまだ安泰ではないはず。
なぜなら、本当に3期目があったとしても、慣例の「潜在的後継者(接班人)」が問題が残っているからである。
何でも、1、2期前の党大会で常務委員入りし訓練期間を経るためで、そして、自らが最高権力者であることをお披露目する意味でも、新たに誰が常務委員に選出されるかが重要なポイントなのだとか。
また、その一方で、誰が失脚するかも同じくらい重要なのだとか。
事実、1997年の江沢民再任前に陳希同北京書記、2002年の胡錦濤就任前に全国人民代表大会副委員長(??)、2007年の胡錦濤再任前に陳良宇上海書記、2012年の習近平就任前に薄熙来重慶書記、2017年の習近平再任前に孫政才重慶書記が失脚。
では、仮におバカなお山の大将で、「オレは天の子症候群」に完全に感染している習近平が、念願の終身主席になれたとして、その若頭を一体誰にするのか?
すでに猜疑心の塊のはずだから、信用できるヤツなどどこにもいないのでは?
それより何より、傍らにいる政敵のナンバー2李克強首相をどうするのか?
2023年での任期満了にできたとしても、誰をその後釜にするつもりなのか?
浙江省出身の陳敏爾重慶書記か? 丁薛祥党中央弁公庁主任?
上海出身の李強上海書記?
李国強首相と同じ「共産主義青年団(共青団)」出身で、失脚した孫政才元重慶書記とともに次世代のホープと言われている胡春華副首相?
誰を選んでも、安眠できる状態にはならないのでは?
第一、昨年だけでも、江蘇省や河南省をはじめ、各地で政法書記・副書記クラス30人近くを逮捕してしまっているのでは?
どちらにしても、自分の周りに有能な若頭など一人もいないのでは?
Xi Jinping, who looks great, was so embarrassed at the Beijing Winter Olympics and the Beijing Winter Paralympics, and while watching the train from Wuhan to Kyiv that couldn't move even though it opened, isn't he stepping on the ground by now(見栄っ張りの習近平、これだけ北京冬季五輪と北京冬季パラリンピックで大恥をかかされたうえ、せっかく開通したのに動かせない武漢発キエフ行き電車を見ながら、今ごろ地団駄踏んでいるのでは)?
To be continued...