恒久不変な日本砂漠-46 本当に地球上の人間社会は「ワンチーム」なのか?
Russia's sneaky and cowardly invasion must be economically a defeat for Russia, as it couldn't be conquered in two days as planned(ロシアらしい卑劣で卑怯な奇襲侵攻は、予定通り2日間で征服できなかっただけで、経済的にはロシアの敗北)!
■893国家中国を甘やかし寛大極まりない関与策を取り続け、木のテッペンにまで登らせてしまったUSA民主党の世紀の不作為
●日本は、歴史的にありとあらゆる影響を中国から受けてきたが、ただの一度も中国と真っ向から対峙したことはなかったのでは?
○日本は、この経済成長など見込めない時代だからこそ、中国の本当の顔を真摯に直視すべきとき
◎5月10日、高玉生元駐ウクライナ中国大使が、「中国政府の頭脳」である「中国社会科学院」と清華大学、北京外国語大学、上海発展研究基金会が共同発起人となって設立した「中国国際金融30人論壇」共催の非公開のオンライン・シンポジウムで、「ロシアによるウクライナ侵攻について展開した持論」を、「鳳凰網(香港の鳳凰衛視の中国国内ニュースサイト)」に掲載。
ちなみに、北京大学経済学部大学院卒、中国国際問題研究所、ロシアンスクール外交官の3等・2等・1等書記官として、モスクワ中国大使館勤務、駐トルクメニスタン中国大使、駐ウクライナの中国大使、退官後、中ロと中央アジアを結ぶ「SCO(上海協力機構)」副書記長。
もちろん、この記事は、中国当局によって「秒删(ミアオシャン: 1秒で削除)」されたというが…。
1〉今回の戦争では、ロシアの態勢が日増しに受け身になり、不利になってきている。すでにロシアの敗勢が顕著だ。ロシアが失敗に向かった主要な原因は、以下の通り。
第一に、USSR解体後、ロシアは終始、衰退していく過程が続いていた。その衰退は、まず解体前のUSSRの衰退の持続であり、ロシアの統治グループの内外政策上の失策とも関係している。西側の制裁もまた、衰退の進展を加速化させた。
Puサンの指導下で行われたいわゆるロシアの復興、もしくは、振興は、もともと存在していない架空のデキゴトだったのだ。ロシアの衰退の芽は、経済・軍事・科学技術・政治・社会など各分野において、またロシア軍およびその戦力にも、深刻なマイナスの影響を与えたのである。
第二に、ロシアの電撃作戦の失敗、速度戦によって戦争を即決できなかったことは、ロシアが失敗に向かって進み始めたことの予兆となった。いわゆる軍事超大国の地位とは不釣り合いな経済力と財政力は、実際、日々数億ドルずつ消耗していく先端科学技術戦争を支えきれなかった。ロシア軍が窮して敗れていく状況は、今や戦場の随所で見られる。戦争を一日引き延ばすごとに、ロシアには負担が重くのしかかっていくのだ。
第三に、軍事的、経済的実力などの面でのウクライナに対するロシアの優位性は、すでにウクライナの決然とした頑強な抵抗反撃と、西側国家のウクライナへの巨大で持続的かつ有効的な援助によって、抹消されてしまった。そして、ロシアと、USAなどNATO国家との武器技術装備、軍事理念、作戦モデルなどの分野での実力差が、双方の優劣の勢いの違いをさらに突出させている。
第四に、現代戦争はすべて、必然的に総合戦である。軍事・経済・政治・外交・世論・宣伝・諜報・情報など各分野を包括したものだ。ロシアは戦場で苦境に立たされているだけでなく、これらその他の分野でもすべて打ち負けている。このことが、ロシアの最終的な敗北を決定づけている。もはや時間の問題である。
第五に、今回の戦争をいつどんなカタチで終結させるかという決定権は、すでにロシアの手中から離れてしまっている。主要な既得の成果を得た条件下で、一刻も早く戦争を終結させようというロシアの意図、希望は、もはや無に帰したのだ。そうした意味で、ロシアはすでに戦略的なリードと主導権を失ってしまったと言える。
2〉今回の戦争では次の段階で、ウクライナの対抗するパワーと強度がおそらく一歩上がる。
戦争がこの先、拡大し、エスカレートしていく可能性を排除しない。その原因は、双方の目標が大きく相反し、向き合うべき方向と走っている方向が逆のためだ。
ロシア側のボトムラインは、クリミア半島の帰属を確保しつつ、ウクライナ東部を占領することだ。一方のウクライナ側は、主権と領土保全の問題で、ロシアに譲歩するつもりはない。そのため、ロシアとの戦争によってウクライナ東部とクリミア半島を取り返そうと決めている。
USA、NATOおよびEUは、Puサンを敗北させるという決意を明白にしている。サリバンUSA大統領安保担当補佐官は、最近、ロシアとウクライナの戦争でUSAが達成すべき目標を3つ掲げた。第1に、ウクライナを独立した自由な国家にとどめること。第2に、ロシアの力を削ぎ、孤立させること。第3に、西側諸国が団結し、確固たる関係を築くことだ。
これらの目標を実現するため、USAとNATO、EU加盟国は、ウクライナへの支援を公然と増やすだけでなく、USAは、5月9日、第二次世界大戦後、初めてウクライナ支援のための「武器貸与法案」を通過させた。USAはすでに、41ヵ国国防相会議で、ウクライナに対する援助を国際化、制度化させた。
さらに重要なことは、USA、UKなどの国が直接、戦争に参画する程度が深まり、範囲も拡大しつつあることだ。これらすべてが、今回の戦争でロシアを敗戦に追い込み、懲罰を与えて終わらせるということを示している。
Ukraine has said that it would regain Crimea, but when did the international community recognize it as Russia's territory? In the first place, when did it become its own territory if it was effectively controlled with all its might(ウクライナは、クリミアまで取り戻すと言い出したけど、クリミアはいつ国際社会がロシアの領土と認定したのか? そもそも、いつから力尽くで実効支配すれば自国の領土になることになったのか)?
To be continued...
■893国家中国を甘やかし寛大極まりない関与策を取り続け、木のテッペンにまで登らせてしまったUSA民主党の世紀の不作為
●日本は、歴史的にありとあらゆる影響を中国から受けてきたが、ただの一度も中国と真っ向から対峙したことはなかったのでは?
○日本は、この経済成長など見込めない時代だからこそ、中国の本当の顔を真摯に直視すべきとき
◎5月10日、高玉生元駐ウクライナ中国大使が、「中国政府の頭脳」である「中国社会科学院」と清華大学、北京外国語大学、上海発展研究基金会が共同発起人となって設立した「中国国際金融30人論壇」共催の非公開のオンライン・シンポジウムで、「ロシアによるウクライナ侵攻について展開した持論」を、「鳳凰網(香港の鳳凰衛視の中国国内ニュースサイト)」に掲載。
ちなみに、北京大学経済学部大学院卒、中国国際問題研究所、ロシアンスクール外交官の3等・2等・1等書記官として、モスクワ中国大使館勤務、駐トルクメニスタン中国大使、駐ウクライナの中国大使、退官後、中ロと中央アジアを結ぶ「SCO(上海協力機構)」副書記長。
もちろん、この記事は、中国当局によって「秒删(ミアオシャン: 1秒で削除)」されたというが…。
1〉今回の戦争では、ロシアの態勢が日増しに受け身になり、不利になってきている。すでにロシアの敗勢が顕著だ。ロシアが失敗に向かった主要な原因は、以下の通り。
第一に、USSR解体後、ロシアは終始、衰退していく過程が続いていた。その衰退は、まず解体前のUSSRの衰退の持続であり、ロシアの統治グループの内外政策上の失策とも関係している。西側の制裁もまた、衰退の進展を加速化させた。
Puサンの指導下で行われたいわゆるロシアの復興、もしくは、振興は、もともと存在していない架空のデキゴトだったのだ。ロシアの衰退の芽は、経済・軍事・科学技術・政治・社会など各分野において、またロシア軍およびその戦力にも、深刻なマイナスの影響を与えたのである。
第二に、ロシアの電撃作戦の失敗、速度戦によって戦争を即決できなかったことは、ロシアが失敗に向かって進み始めたことの予兆となった。いわゆる軍事超大国の地位とは不釣り合いな経済力と財政力は、実際、日々数億ドルずつ消耗していく先端科学技術戦争を支えきれなかった。ロシア軍が窮して敗れていく状況は、今や戦場の随所で見られる。戦争を一日引き延ばすごとに、ロシアには負担が重くのしかかっていくのだ。
第三に、軍事的、経済的実力などの面でのウクライナに対するロシアの優位性は、すでにウクライナの決然とした頑強な抵抗反撃と、西側国家のウクライナへの巨大で持続的かつ有効的な援助によって、抹消されてしまった。そして、ロシアと、USAなどNATO国家との武器技術装備、軍事理念、作戦モデルなどの分野での実力差が、双方の優劣の勢いの違いをさらに突出させている。
第四に、現代戦争はすべて、必然的に総合戦である。軍事・経済・政治・外交・世論・宣伝・諜報・情報など各分野を包括したものだ。ロシアは戦場で苦境に立たされているだけでなく、これらその他の分野でもすべて打ち負けている。このことが、ロシアの最終的な敗北を決定づけている。もはや時間の問題である。
第五に、今回の戦争をいつどんなカタチで終結させるかという決定権は、すでにロシアの手中から離れてしまっている。主要な既得の成果を得た条件下で、一刻も早く戦争を終結させようというロシアの意図、希望は、もはや無に帰したのだ。そうした意味で、ロシアはすでに戦略的なリードと主導権を失ってしまったと言える。
2〉今回の戦争では次の段階で、ウクライナの対抗するパワーと強度がおそらく一歩上がる。
戦争がこの先、拡大し、エスカレートしていく可能性を排除しない。その原因は、双方の目標が大きく相反し、向き合うべき方向と走っている方向が逆のためだ。
ロシア側のボトムラインは、クリミア半島の帰属を確保しつつ、ウクライナ東部を占領することだ。一方のウクライナ側は、主権と領土保全の問題で、ロシアに譲歩するつもりはない。そのため、ロシアとの戦争によってウクライナ東部とクリミア半島を取り返そうと決めている。
USA、NATOおよびEUは、Puサンを敗北させるという決意を明白にしている。サリバンUSA大統領安保担当補佐官は、最近、ロシアとウクライナの戦争でUSAが達成すべき目標を3つ掲げた。第1に、ウクライナを独立した自由な国家にとどめること。第2に、ロシアの力を削ぎ、孤立させること。第3に、西側諸国が団結し、確固たる関係を築くことだ。
これらの目標を実現するため、USAとNATO、EU加盟国は、ウクライナへの支援を公然と増やすだけでなく、USAは、5月9日、第二次世界大戦後、初めてウクライナ支援のための「武器貸与法案」を通過させた。USAはすでに、41ヵ国国防相会議で、ウクライナに対する援助を国際化、制度化させた。
さらに重要なことは、USA、UKなどの国が直接、戦争に参画する程度が深まり、範囲も拡大しつつあることだ。これらすべてが、今回の戦争でロシアを敗戦に追い込み、懲罰を与えて終わらせるということを示している。
Ukraine has said that it would regain Crimea, but when did the international community recognize it as Russia's territory? In the first place, when did it become its own territory if it was effectively controlled with all its might(ウクライナは、クリミアまで取り戻すと言い出したけど、クリミアはいつ国際社会がロシアの領土と認定したのか? そもそも、いつから力尽くで実効支配すれば自国の領土になることになったのか)?
To be continued...