恒久不変な日本砂漠-46 本当に地球上の人間社会は「ワンチーム」なのか?
I am absolutely convinced that as long as human beings exist, the world would never become one(東仙坊、人類が生存する限り、世界は一つになれないと絶対的に確信している)!
■893国家中国、マフィア国家ロシア、チンピラ国家北を蔓延らせているのは、建国以来、自国ファースト政策を貫いてきているUSAの世紀の不作為、怠慢の結果なのでは?
●人類は、今までに数々の国際機関を創設してきたが、一つでも本当に世界平和に貢献したモノがあるのか?
○世界に誇る世界で8番目の「日本文明」を開花させているのに、なぜ外交ベタの我が国は、他国同様の大ウソつき国家になりながら、国際貢献を世界のキャッシュディスペンサーとしての金配り、それを債務を増やしての金配りしか考えつかないのか?
東仙坊、過去にそうだったように、そして、未来永劫そうなるように、「世界は一つじゃない」、「世界は『ワンチーム』なんて、単なるフェリーテールでしかない」、「世界が利他的になったり、『性善説』に流れることなど、夢のまた夢」と言いたいために、このテーマをダラダラと性懲りもなく続けてきて、今、ようやくエピローグに入ろうとしている。
そして、その証左として、国連や「ユネスコ」や「WHO」をはじめとする、ゴマンとある国際機関が、無用の長物でしかないと糾弾してきた。
そして、そう、間違いなく世界は、特に、中露や中東は、バカみたいに「人間の命は地球より重い」と信じている戦後の甘ったるい日本人が思い込んできた世界とは明確に違うとイヤというほど思い知らされている。
実は、それを極めてシンボリックに表わした事件がある。
そ、そ、それは、2013年1月16日早朝未明に発生した、「アルジェリア人質拘束事件」。
モフタール・ベルモフタール率いるアルカイダ系武装勢力「イスラム聖戦士血盟団」が、アルジェリア東部のリビア国境から60kmほど西にあるイナメナスから西南約40kmの位置にある、年間生産量90億立方m、アルジェリア国内でのガスの10%以上を生産する「天然ガス精製プラント」を急襲。
警備をしていたアルジェリア軍兵士が応戦したものの、UK人1人とアルジェリア人1人の計2人が殺害され、アルジェリア人150人、USA人7人、日本人10人、フランス人2人、UK人2人、アイルランド人1人、ノルウェー人13人などを含む外国人41人が人質として拘束されてしまったとか。
というのも、襲撃された施設が、アルジェリア国営企業「ソナトラック」、UK「BP」、ノルウェー「スタトイル」などによる合弁企業で、その建設に日本の化学プラント建造大手「日揮」も参加していたからである。
それに対し、アルジェリア軍は、すぐに現場付近に展開、施設を包囲。
日本を除く人質の出身地である諸国も、特殊部隊を現地派遣。
厳密に言えば、日本の対応は、次のようだったとか。
ちょうどハノイを訪れていた安倍晋三首相、「断じて許すことはできない」と、菅義偉内閣官房長官に対し、政府対策本部設置を指示。
菅義偉内閣官房長官、「政府として改めて人命救出優先で対応したい。とにかく全員の救出に向けて全力を挙げる」と言明。
川田司駐アルジェリア特命全権大使、「アルジェリア政府に、人質の生命を尊重した救出活動を行うように」要請。
天木直人元駐レバノン大使、「川田司駐アルジェリア特命全権大使が一度も前面に現れていない」と批判。
実のところ、ソマリア沖海賊対策部隊としてジブチに派遣されている陸上自衛隊レンジャー部隊をアルジェリアに展開する作戦案も出たが、法的問題から、防衛省は不可能と判断したとか。
また、同盟国USAのレオン・パネッタ国防長官が、「邦人が外国の脅威に晒されていて深刻な事態である。USA政府に要請があれば、必要かつ適切なあらゆる措置を取る」と、イタリアから声明を発表していたとも。
すると、犯行グループは、フランス軍による「セルヴァル作戦」の停止、逮捕されたイスラム過激派メンバーの釈放などを要求。
ここで、やはりそのバックグランドは絶対不可欠。
簡略化して説明しておきたい。
多くの民族が存在する、「マシュリク(日の昇るところ、東方)」地域に対する「マグリブ(日の沈むところ、西方)」地域、アルジェリア、モロッコ、チュニジア、西サハラ、リビア、モーリタニアでは、様々な紛争が勃発。
そもそも、そこは、イスラム教とともにアラブ人が入ってくるまでは、ベルベル人居住地域。
なかでも、アルジェリアでは、独立後続いてきた社会主義体制が終わり複数政党制となった1992年選挙でイスラム原理主義政党「FIS(イスラム救国戦線)」が勝利したものの、軍部がクーデターを起こし選挙結果を無効としてしまったために、反発した「FIS」の一部であった「GIA(武装イスラム集団)」によるテロが頻発。
その後、「FIS」は、政府と和解し「GIA」も弱体化。
「GIA」の人や組織は、アルカイダ系「AQIM(イスラーム・マグリブ諸国のアル=カーイダ機構)」に受け継がれ、北アフリカそのものが、アルカイダの後方基地。
The future of mankind should be likely to be an Islamic world that ignores the ability to live and continues to increase children(人類の未来は、おそらく生活力を無視して子どもを増やし続けるイスラムの世界になる)!
To be continued...
■893国家中国、マフィア国家ロシア、チンピラ国家北を蔓延らせているのは、建国以来、自国ファースト政策を貫いてきているUSAの世紀の不作為、怠慢の結果なのでは?
●人類は、今までに数々の国際機関を創設してきたが、一つでも本当に世界平和に貢献したモノがあるのか?
○世界に誇る世界で8番目の「日本文明」を開花させているのに、なぜ外交ベタの我が国は、他国同様の大ウソつき国家になりながら、国際貢献を世界のキャッシュディスペンサーとしての金配り、それを債務を増やしての金配りしか考えつかないのか?
東仙坊、過去にそうだったように、そして、未来永劫そうなるように、「世界は一つじゃない」、「世界は『ワンチーム』なんて、単なるフェリーテールでしかない」、「世界が利他的になったり、『性善説』に流れることなど、夢のまた夢」と言いたいために、このテーマをダラダラと性懲りもなく続けてきて、今、ようやくエピローグに入ろうとしている。
そして、その証左として、国連や「ユネスコ」や「WHO」をはじめとする、ゴマンとある国際機関が、無用の長物でしかないと糾弾してきた。
そして、そう、間違いなく世界は、特に、中露や中東は、バカみたいに「人間の命は地球より重い」と信じている戦後の甘ったるい日本人が思い込んできた世界とは明確に違うとイヤというほど思い知らされている。
実は、それを極めてシンボリックに表わした事件がある。
そ、そ、それは、2013年1月16日早朝未明に発生した、「アルジェリア人質拘束事件」。
モフタール・ベルモフタール率いるアルカイダ系武装勢力「イスラム聖戦士血盟団」が、アルジェリア東部のリビア国境から60kmほど西にあるイナメナスから西南約40kmの位置にある、年間生産量90億立方m、アルジェリア国内でのガスの10%以上を生産する「天然ガス精製プラント」を急襲。
警備をしていたアルジェリア軍兵士が応戦したものの、UK人1人とアルジェリア人1人の計2人が殺害され、アルジェリア人150人、USA人7人、日本人10人、フランス人2人、UK人2人、アイルランド人1人、ノルウェー人13人などを含む外国人41人が人質として拘束されてしまったとか。
というのも、襲撃された施設が、アルジェリア国営企業「ソナトラック」、UK「BP」、ノルウェー「スタトイル」などによる合弁企業で、その建設に日本の化学プラント建造大手「日揮」も参加していたからである。
それに対し、アルジェリア軍は、すぐに現場付近に展開、施設を包囲。
日本を除く人質の出身地である諸国も、特殊部隊を現地派遣。
厳密に言えば、日本の対応は、次のようだったとか。
ちょうどハノイを訪れていた安倍晋三首相、「断じて許すことはできない」と、菅義偉内閣官房長官に対し、政府対策本部設置を指示。
菅義偉内閣官房長官、「政府として改めて人命救出優先で対応したい。とにかく全員の救出に向けて全力を挙げる」と言明。
川田司駐アルジェリア特命全権大使、「アルジェリア政府に、人質の生命を尊重した救出活動を行うように」要請。
天木直人元駐レバノン大使、「川田司駐アルジェリア特命全権大使が一度も前面に現れていない」と批判。
実のところ、ソマリア沖海賊対策部隊としてジブチに派遣されている陸上自衛隊レンジャー部隊をアルジェリアに展開する作戦案も出たが、法的問題から、防衛省は不可能と判断したとか。
また、同盟国USAのレオン・パネッタ国防長官が、「邦人が外国の脅威に晒されていて深刻な事態である。USA政府に要請があれば、必要かつ適切なあらゆる措置を取る」と、イタリアから声明を発表していたとも。
すると、犯行グループは、フランス軍による「セルヴァル作戦」の停止、逮捕されたイスラム過激派メンバーの釈放などを要求。
ここで、やはりそのバックグランドは絶対不可欠。
簡略化して説明しておきたい。
多くの民族が存在する、「マシュリク(日の昇るところ、東方)」地域に対する「マグリブ(日の沈むところ、西方)」地域、アルジェリア、モロッコ、チュニジア、西サハラ、リビア、モーリタニアでは、様々な紛争が勃発。
そもそも、そこは、イスラム教とともにアラブ人が入ってくるまでは、ベルベル人居住地域。
なかでも、アルジェリアでは、独立後続いてきた社会主義体制が終わり複数政党制となった1992年選挙でイスラム原理主義政党「FIS(イスラム救国戦線)」が勝利したものの、軍部がクーデターを起こし選挙結果を無効としてしまったために、反発した「FIS」の一部であった「GIA(武装イスラム集団)」によるテロが頻発。
その後、「FIS」は、政府と和解し「GIA」も弱体化。
「GIA」の人や組織は、アルカイダ系「AQIM(イスラーム・マグリブ諸国のアル=カーイダ機構)」に受け継がれ、北アフリカそのものが、アルカイダの後方基地。
The future of mankind should be likely to be an Islamic world that ignores the ability to live and continues to increase children(人類の未来は、おそらく生活力を無視して子どもを増やし続けるイスラムの世界になる)!
To be continued...