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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

恒久不変な日本砂漠-46  本当に地球上の人間社会は「ワンチーム」なのか?

According to the common sense of the financial industry so far, the rise in interest rates not only benefits banks, but also has the effect of deterring inflation(今までの金融業界の常識では、金利上昇は、銀行にメリットがあるだけでなく、インフレ抑止効果があったのでは)!

■893国家中国、マフィア国家ロシア、チンピラ国家北を蔓延らせているのは、建国以来、自国ファースト政策を貫いてきているUSAの世紀の不作為、怠慢の結果なのでは?

●人類は、今までに数々の国際機関を創設してきたが、一つでも本当に世界平和に貢献したモノがあるのか?

○世界に誇る世界で8番目の「日本文明」を開花させているのに、なぜ外交ベタの我が国は、他国同様の大ウソつき国家になりながら、国際貢献を世界のキャッシュディスペンサーとしての金配り、それを債務を増やしての金配りしか考えつかないのか?

東仙坊、この「SVB」の破綻は、実に興味深いものと考えている。
なぜなら、銀行にとって、金利上昇は貸出金や有価証券利回りの上昇になるのだから、銀行にとって、本来は大歓迎すべきデキゴトのはず。
けれども、急激な金利上昇が、銀行経営に思わぬ打撃となる可能性があることを、この「SVB」の破綻が世界中に知らしめてくれているのである。
どういうことか?
そもそも、今回、「SVB」の貸出金に多額の不良債権が発生したワケではない。
投資していた債券の大半を占める「MBS」も、裏づけとなる不動産の担保価値は毀損していない。
金利上昇によって債券価格こそ下落したものの保有する資産そのものが劣化したワケでもない。
金利上昇にともない評価損が発生しても、満期まで保有すれば額面で償還されるので問題はない。
では、どこに問題があったのか?
取引先の多くのスタートアップ企業は、立ち上げた新規事業が軌道に乗るまで資金調達が絶えず必要なことは、承知の事実。
それゆえ、資金繰りが苦しくなれば、やむをえず銀行をアテにするのも、極めて自然。
そんなとき、コロナ禍で経済停滞している世界で、横暴なロシアのウクライナ侵攻が始まり、一気にインフレが進行。
何とかそれを収束させようと、FRBは、金融システムに及ぼす影響をできるだけ抑えつつも、利上げを止められないまま。
では、その金利上昇が、この銀行にどんな影響を直接与えたのか?
それには、この銀行の特殊性を理解しておく必要がある。
「SVB」の自己資本比率(CET1比率)は、2022年末時点で15.26%。
これは、貸出債権や有価証券といった資産信用力を数値化し、加重平均して算出するものだから、保有するUSA国債や「MBS」の信用力の高さから、多額を保有しても自己資本比率を押し下げない。
そのうえ、多くの有価証券が満期保有目的に分類されていたために、評価損が自己資本から差し引かれない。
つまり、数値上は好財務だったために、金利上昇に対する脆弱さが覆い隠されていたのである。
そう、FRBによる利上げのモロに受けた影響で、保有する債券価格が急落しても、その膨大な評価損が発生しているのに、表に出なかったのである。
実際、預金約17.3兆ドルのうち、満期保有有価証券約9.1兆ドル、残存期間10年超約8.6兆ドル。
そう、すでに詳細に指摘したとおり、「SVB」は、その預金をほとんど「超長期債」で保有していたのである。
しかも、「SVB」は、金利変動リスクを回避するヘッジ取引を行っていなかったので、評価損がそのまま売却損として財務に跳ね返り、資本が毀損してしまったのである。
そう、手元流動性の枯渇、すなわち、キャッシュ不足。
そのために、資金繰りに追いつかないスタートアップ企業に、その資金不足を補ってあげるキャッシュがなくなってしまったのである。
そこで、「SVB」は、通常は借り換えや自宅の買い替えにより満期を待たずして期限前償還を迎えることの多い債権なのに、廉価で叩き売ってキャッシュ作り。
もちろん、それによって大量の含み損が発生し、財務内容が急速に悪化。
これが問題視されたことで短期間に大量の預金が流出したために、業務停止に追い込まれてしまったというのだが…。
そもそも、海のものとも山のものともわからないスタートアップ企業に集まった預金を集中して貸し出すことは、銀行としてはかなりのリスクを背負うということ。
しかも、預金による十分な貸し出し先を確保できなくなったからと、資金を債券運用するようにするのも、これまたリスキー。
ましてや、それが債券ばかりになったら、債券が値下がりしたときに損失を出さないような手立てを組んでおくことが絶対不可欠。
それは、基礎中の基礎の準備のはず。
事実、USAでは、FRBがこの1年ぐらい金利を上げ続けてきた結果、債券が値下がりしまくり。
銀行として支払いを迫られたときに、そんな値下がりした債券を売ることは直接の損失になるので、なおさら資金調達ができなくなるはず。

Isn't there a lot of behind-the-scenes circumstances behind the fact that USA, a selfish and self-interested person who is stingy, said that he would guarantee the full amount of the unusual deposit(吝嗇なほどのガリガリ亡者のUSAが、異例の預金を全額保証すると言い出したのには、相当な裏事情があるのでは)?

To be continued...


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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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