たびたび大洪水襲来のある日本砂漠-4 「猿のスケ」の醜悪このうえない猿芝居的大団円!!! 〈9〉
For about 10 years after Ichikawa Ennosuke III fell ill and was unable to perform on stage, there was no actor to succeed him, and this is one of the many reasons for this mysterious incident(3代目市川猿之助が病に倒れ舞台に上がれないことがわかってから約10年間、跡目を継がせる役者が出なかったことが、今回の摩訶不思議な事件(?)の数々の要因になっている)!
■「歌舞伎」を必要以上に日本の伝統演劇と崇高化すると、勘違いし思い上がった歌舞伎役者どもが蛮行に走るのが、この21世紀!!
●歌舞伎役者どもに、本来、「普通ではない振る舞いや身なりのヒト」、つまり、軽挙妄動をしがちな「サイコパス」や「パラノイア」が多いのは、ごく当たり前!
○「スーパー歌舞伎」によって、歌舞伎界のサクセス・リーダーになった「澤瀉屋」。
その演目は、ほぼすべてが「新作初演」。
それゆえ、歌舞伎役者だけでなく、現代劇俳優やアクション俳優など、幅広い役者たちを必然的に増やすことになっていたはず。
ということは、それをスムーズにまとめるリーダーの存在、すなわち、「澤瀉屋」においては、その圧倒的な演技才能やディレクション能力で誰からも信頼される「市川猿之助」の大名跡の存在が絶対不可欠。
しかも、「澤瀉屋」は、その稽古の分量がメチャクチャ多く、自然と他の役までカラダに染み込むほどとか。
特に、復活初演のときは、最後の数日間は、ほとんど全員、楽屋に泊まり込みで稽古するとも。
また、立ち回りも一見複雑に見えても、振つけがきとんと考案されているために、すぐにできるとか。
ともあれ、2003年、突然、脳梗塞で大黒柱がほぼ人事不省に陥ってしまった3代目市川猿之助を担ぐ、「澤瀉屋」は、次の大名跡「市川猿之助」探し、すなわち、4代目市川猿之助探しに躍起。
それも、あくまで血縁者に継がせたいと、妻であった喜熨斗綾子こと藤間紫が暗躍。
そして、真っ先に白羽の矢を立てたのが、東京大学文学部社会心理学科卒業を鼻にかけた見目麗しくない演技ベタの3代目市川猿之助の嫡男である香川照之。
しかしながら、あまりにもその歌舞伎未経験の三流俳優ではムリなうえ、本物の審美眼を持つ藤間紫のお眼鏡にも適わなかった。
実は、この極めて打算的なアンポンタン、父親の七光りを利用として、1989年、俳優デビューした25歳のとき、3代目市川猿之助の公演先へ面会に出向いている。
もちろん、それをセッティングしたのは、藤間紫。
けれども、モノゴトは、アンポンタンの思いどおりには運ばなかった。
3代目市川猿之助、「大事な公演の前にいきなり訪ねてくるとは、役者としての配慮が足りません。すなわち、ワタシは家庭と訣別した瞬間から蘇生した(?)のです。だから、今のボクとアナタとは何の関わりもない。アナタは息子ではありません。したがって、ボクはアナタの父でもない。アナタとは今後、二度と会うことはありません」とケンモホロロの完全拒絶。
それでも、藤間紫は、2004年になってアンポンタンが嫡男であると香川政明を生んだことから、その孫に期待して、3代目市川猿之助父子の和解に尽力し続けた。
えっ、なぜ彼女は、「猿のスケ」をすぐに4代目市川猿之助にしようとしなかったか?って?
「猿のスケ」は、ずっと「女優藤間紫とは、イイ関係にある」と自慢していたというのでは?
藤間紫は、夫3代目市川猿之助の意志を尊重し、なんとか血縁者を跡継ぎにしようと思ってはいたものの、自分もやはり舞踊の師匠、花形歌舞伎役者になるには「声ヨシ、顔ヨシ、姿ヨシ」の三拍子が揃った眉目秀麗な役者でなければダメという考えを捨て去ることができなかった。つまり、見た目の不細工な「猿のスケ」では、どうしてもガマンできなかった。
それは、「猿のスケ」に酷似した外見の香川照之に対しても同じ気持ちだった。
それくらいだったら、孫の香川政明を一から叩き上げて、5代目市川猿之助にさせるまで、一時的に、美しい一番弟子の市川右近を4代目市川猿之助にした方がマシと考えていた。
そのうえ、彼女は、2002年から「猿のスケ」自身が主催する自主公演「亀治郎の会」などを立ち上げ、若手役者登竜門である「浅草歌舞伎」などに出演していて、夫が倒れるやいなや、市川右近が「市川猿之助」を襲名するかもしれないと知っただけで、脇役ばかりで不満だっただけで、父親の4代目市川段四郎とともに、市川猿之助一門を出て行った裏切りを絶対に許せなかった。
と、と、ところが、2009年、今度は、彼女が、肝不全で急逝してしまう…。
It must be certain that the death of Fujima Murasaki had a considerable impact on Ennosuke Ichikawa's succession problem(藤間紫の死は、市川猿之助の跡目相続問題に、かなり大きな影響を与えたことは確か)!
To be continued...
■「歌舞伎」を必要以上に日本の伝統演劇と崇高化すると、勘違いし思い上がった歌舞伎役者どもが蛮行に走るのが、この21世紀!!
●歌舞伎役者どもに、本来、「普通ではない振る舞いや身なりのヒト」、つまり、軽挙妄動をしがちな「サイコパス」や「パラノイア」が多いのは、ごく当たり前!
○「スーパー歌舞伎」によって、歌舞伎界のサクセス・リーダーになった「澤瀉屋」。
その演目は、ほぼすべてが「新作初演」。
それゆえ、歌舞伎役者だけでなく、現代劇俳優やアクション俳優など、幅広い役者たちを必然的に増やすことになっていたはず。
ということは、それをスムーズにまとめるリーダーの存在、すなわち、「澤瀉屋」においては、その圧倒的な演技才能やディレクション能力で誰からも信頼される「市川猿之助」の大名跡の存在が絶対不可欠。
しかも、「澤瀉屋」は、その稽古の分量がメチャクチャ多く、自然と他の役までカラダに染み込むほどとか。
特に、復活初演のときは、最後の数日間は、ほとんど全員、楽屋に泊まり込みで稽古するとも。
また、立ち回りも一見複雑に見えても、振つけがきとんと考案されているために、すぐにできるとか。
ともあれ、2003年、突然、脳梗塞で大黒柱がほぼ人事不省に陥ってしまった3代目市川猿之助を担ぐ、「澤瀉屋」は、次の大名跡「市川猿之助」探し、すなわち、4代目市川猿之助探しに躍起。
それも、あくまで血縁者に継がせたいと、妻であった喜熨斗綾子こと藤間紫が暗躍。
そして、真っ先に白羽の矢を立てたのが、東京大学文学部社会心理学科卒業を鼻にかけた見目麗しくない演技ベタの3代目市川猿之助の嫡男である香川照之。
しかしながら、あまりにもその歌舞伎未経験の三流俳優ではムリなうえ、本物の審美眼を持つ藤間紫のお眼鏡にも適わなかった。
実は、この極めて打算的なアンポンタン、父親の七光りを利用として、1989年、俳優デビューした25歳のとき、3代目市川猿之助の公演先へ面会に出向いている。
もちろん、それをセッティングしたのは、藤間紫。
けれども、モノゴトは、アンポンタンの思いどおりには運ばなかった。
3代目市川猿之助、「大事な公演の前にいきなり訪ねてくるとは、役者としての配慮が足りません。すなわち、ワタシは家庭と訣別した瞬間から蘇生した(?)のです。だから、今のボクとアナタとは何の関わりもない。アナタは息子ではありません。したがって、ボクはアナタの父でもない。アナタとは今後、二度と会うことはありません」とケンモホロロの完全拒絶。
それでも、藤間紫は、2004年になってアンポンタンが嫡男であると香川政明を生んだことから、その孫に期待して、3代目市川猿之助父子の和解に尽力し続けた。
えっ、なぜ彼女は、「猿のスケ」をすぐに4代目市川猿之助にしようとしなかったか?って?
「猿のスケ」は、ずっと「女優藤間紫とは、イイ関係にある」と自慢していたというのでは?
藤間紫は、夫3代目市川猿之助の意志を尊重し、なんとか血縁者を跡継ぎにしようと思ってはいたものの、自分もやはり舞踊の師匠、花形歌舞伎役者になるには「声ヨシ、顔ヨシ、姿ヨシ」の三拍子が揃った眉目秀麗な役者でなければダメという考えを捨て去ることができなかった。つまり、見た目の不細工な「猿のスケ」では、どうしてもガマンできなかった。
それは、「猿のスケ」に酷似した外見の香川照之に対しても同じ気持ちだった。
それくらいだったら、孫の香川政明を一から叩き上げて、5代目市川猿之助にさせるまで、一時的に、美しい一番弟子の市川右近を4代目市川猿之助にした方がマシと考えていた。
そのうえ、彼女は、2002年から「猿のスケ」自身が主催する自主公演「亀治郎の会」などを立ち上げ、若手役者登竜門である「浅草歌舞伎」などに出演していて、夫が倒れるやいなや、市川右近が「市川猿之助」を襲名するかもしれないと知っただけで、脇役ばかりで不満だっただけで、父親の4代目市川段四郎とともに、市川猿之助一門を出て行った裏切りを絶対に許せなかった。
と、と、ところが、2009年、今度は、彼女が、肝不全で急逝してしまう…。
It must be certain that the death of Fujima Murasaki had a considerable impact on Ennosuke Ichikawa's succession problem(藤間紫の死は、市川猿之助の跡目相続問題に、かなり大きな影響を与えたことは確か)!
To be continued...