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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

ああ日本砂漠-116 2020東京五輪エンブレムに見る日本の文化度の凋落ぶり!?

I am convinced that this Tokyo Olympics emblem certainly gets an idea from the work of the another person(今回の東京五輪エンブレムは、間違いなく人の作品から着想を得ていると確信している)!

東仙坊、これでもかなりたくさんのロオタイプ制作に関わってきたし、極めて本当に卓越したロゴタイプを制作したグラフィックデザイナーとコンタクトを取ってきた実績がある。
それゆえ、トレメンダスな1964東京五輪のロゴタイプを制作した亀倉雄策と直接の面識はないもののそのレベルに近い卓越したグラフィックデザイナーたちの制作過程を熟知している。
その確固たる自負から明言させてもらえば、哀しかなこの43歳の佐野研二郎なる多摩美術大出身で博報堂を経て独立したというヤングデザイナー、間違いなくベルギーのデザイナーの劇場ロゴタイプをその基本的フィギュアでパクっているし、その配色においてはスペイン・バルセロナの「HEY・スタジオ」の東日本大震災の際に寄付を募るプロジェクトの壁紙としてスマートフォンアプリに公開されている「Rebuild Japan(リビルド・ジャパン;日本再建)」をパクっている。
その意味で、このヤンググラフィックデザイナーが、7月31日、大会組織委員会を通じ、「報道されている海外作品については全く知らないものです。制作時に参考にしたことはありません。この東京2020エンブレムは、1964年の作品へのリスペクトを持ちながら、日本らしさを自分のなかで追求してデザインしました。海外出張中のため、コメントを出すことが遅れてしまい申し訳ありませんでした。帰国後、皆様にご説明できる場を設定させていただきたいと考えております」とコメントしたことは、大きなミス。
「何らかのインスピレーションを得ていたかもしれない」とせいぜいコメントするのが、筋というもの。
それはそうだと思わないか?
仮に百歩譲って、ジオメトリックなシンプルなものだからそのアッセンブリングの仕方がベースのフォルムが似ることはよくあることと…彼の純粋なオリジナルだとしても、国際商標登録しなければならない段階で、そのチェックを適切かつ厳密にすべき。
では、東仙坊、彼の作品をパクリと断定する以上、その根拠を的確に挙げる責任がある。
①ベルギー東部リエージュ在住のオリビエ・ドビ(52歳)なるグラフィックデザイナーは、その「Theatre De Liege(リエージュ劇場)」から、その頭文字の「T」と「L」をデフォルメしている。
それだから、そのジオメトリックな基本的フィギュアは意味を持っているし、モノクロームだからこそ、そのテイストが強調されている。
つまり、「T」と「L」を見事なハーモニーにしてアレンジされているから、エフェクティブなのである。
では、「T」が東京五輪の東京の頭文字だとしても、「L」にいかなる意味合いがあるのか?
そもそも、中心のタテ棒をやや太めにし、左上と右下の三角型突起を接しさせたことが、ますます作為的にやった証拠だと思わないか?
②彼の一番の失敗は、そのデザインの下の「TOKYO 2020」のロゴの書体を同じ明朝系でまとめてしまったこと。
パクリがバレにくいようにするには、せめて書体をゴジック系にすべきだったはず。
どうだろう?
そのニュアンスをおわかりいただけると思うが…。
念のため彼が制作したという栃木県日光市の「江戸ワンダーランド 日光江戸村」のキャラクター「ニャンまげ」なるものを検証してみたが、率直に言って、その力量は丸見えなのでは?
何が104件の応募作品から選び抜かれた作品、ともに多様性を示す黒、鼓動を表す赤の円、目を引くシンプルなデザイン、平等を表す記号「=(イコール)」をイメージ、力強い表現、和のイメージだと思わないか?
チャンチャラオカシクて、鬼が笑うのでは?
そんなことなら、1964年の味わい深いジャパネスクのテイストいっぱいでそのまま世界に誇れるロゴタイプを、2020にして使用すればいいだけなのでは?
そして、ここでも、彼以上に問題なのは、またしても東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会なる奇怪な組織。
一体何のために、何をする組織なのか?
ビッグネームを並べた詐欺集団?
どこをどう見ても、単なる利権シェア組織?
事実、あのこのうえなく胡散臭い森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長、「東京を目指す世界中のアスリートの目標、大会を支える全ての人をまとめる旗印になる(?)」???
武藤敏郎東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会事務総長、「国内外の商標調査を行ったうえで発表している(?)。特に問題はないと考えている。IOC法務部門と適正な手続きを踏んで国際商標登録上、問題はないと結論づけた(?)うえで発表にいたった(?)。特に本件に関して懸念はしていない(?)」。
舛添要一東京都知事、「期待感を高め、大会後も人々の心に残るものになってほしい。デザインはいろんなものが世界中にある。似ているといえば似ているし、そういう感じのものがいくつもあるのかな(?)と思うが、組織委員会が責任を持って決めたと聞いている(?)。組織委員会からは特段、問題はないと説明を受けた。ベルギーのデザイナーから法的な訴えがあれば対応しなければいけないが、経過を見て行きたい」。
IOCマーク・アダムス広報部長、「通常の国際的な登録商標の確認が行われた(?)。ロゴのデザインで同じことはしばしば起きる。リオデジャネイロオリンピックのロゴマークも、多くの人が『ほかのロゴとデザインが似ている』と言っていた。問題はない。大会組織委員会は長期にわたる包括的で透明性の高いプロセスを経てエンブレムを選定した(?)。大会のビジョンを示す力強いシンボルで、日本だけでなく国際的にも大会の成功に寄与するだろう」。
どうだろう?
気がつくことは1つ。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、一体誰がいつどうやってそれを確認したのか?
どう考えても、IOCに丸投げしただけなのでは?
となると、IOCにそれをチェックする責任や代行する義務があるのか?
そんなスタッフが、イヤ、そんな面倒なことをIOCがやるのか?
そもそも、国際商標とは、スイスの「WIPO(世界知的所有権機関)」が管理しているのでは?
国際登録のための書類審査を通るのは比較的簡単で、一度登録された後、WIPOが指定の94ヵ国・地域に商標を保護するように通達。
そこで、初めて各国が国内の商標登録の状況を調べるのでは?
そして、異議があれば「拒絶」という手続きを取るだけなのでは?
つまり、「拒絶」が認めたられた国では知的財産権は保護されないだけなのでは?
そのすべての指定国の結果が出るまでに1年以上かかるのは常識なのでは?
ということは、これほどの世界的なイベントで国際商標を本当に取得するということは、まず東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会自身でも、その94ヵ国に自分たちで厳密な確認をすべきなのでは?
なぜなら、この五輪エンブレム、バカ高のライセンス料を支払ったスポンサーたちが今後、それぞれの広告などで使用するのだから、盗作疑念があるだけでも痛手なうえ、1ヵ国でも拒絶が出たら大ダメージなのでは?
実際、
東仙坊、個人的にその対応に感心している菅義偉官房長官だって、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会からそのへんのことを説明されていないから、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から、発表前に国内外の商標調査をしている(??)と報告を受けている」と応えてしまっただけなのでは?
どうあれ、こうなっただけで、すでにこのTOKYO2020の2種類の五輪エンブレムを使用することは、圧倒的にデメリットだと思うが…。
そうすべては、新国立競技場案と同じで、JOC、JSC、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、文部科学省、東京都にクレバーなプロフェッショナルなスタッフがいないということなのでは?
だからこそ、何かあるごとにワケのわからない有職者なるご仁どもを集めなければならないのでは?さて、その白紙撤回されたメーンスタジアムである新国立競技場に関し、電動式可動席を設置しない、練習用に使うサブトラックは常設せず仮設で対応する、フィールド部分を覆う開閉式屋根も断念する、収容人数は5~6万人で十分などと新方針が打ち出されているようだが、正直、そのデティールに全く興味ないのは、東仙坊だけではあるまい。
そもそも、大イベントによる集客、大きなハコモノ、経済効果…そんな時代遅れの発想で考えるあたりに、我が日本国の根幹的問題があるのでは?
それには、必ずラクして生きたい、メダルを取ってそれだけで残りの人生を日当たりの中で安穏と過ごしたい、スポーツで自分の国の威信が上がる…などとイージーに企てるヒトどもの打算が加わるのでは?
前回の新国立競技場案だって、それぞれのスポーツのジャンルのカラスの子どもどもが、こうしてくれ、あーしてくれと勝手な要望をしたことが一番の問題だったのでは?
それに無能極まりない文部科学省とJOCのド素人集団が振り回されただけなのでは?
第一、東京五輪で金メダル数世界3位という壮大な目標を何を根拠に掲げたの?
それもこれも、マッチポンプ的に税金を迂回されるための苦肉の偽装工作なのでは?
そのために、2011年スポーツ基本法を制定し、今年度のスポーツ関連予算は過去最高の290億円。
そのうち五輪強化費は63億円。
そして、10月にはスポーツ庁も設置し、またムダな税金の浪費。
まるで中国と変わりないのでは?
ともあれ、新国立競技場の年間維持費だけで、すでに約35億円と試算されているのでは?
もしスポーツ大会やコンサートなどで賄うというのなら、その具体案こそ最優先事項なのでは?
それこそ、1996年アトランタ五輪メーン会場をアトランタ・ブレーブスの本拠地にしたように、前回のロンドン五輪メーン会場をイングランドプレミアリーグ・ウェストハムの本拠地にするように…。
どちらにしても、今回、遅きに失した観を否めないが、我が政府が、その責任の所在がようやく示したことは、重要な一歩。
無能JSCを所管するダメ文部科学省を見限り、国土交通省に主導権を渡すというから、まだマシ。
何しろ、国土交通省には、他省庁が大型施設を建てる際に予算を預かり、設計段階から完成した建物の引き渡しまで全て請け負う大型公共工事のプロ集団(?)「官庁営繕部」という部署があるというのだから、当然至極。
ここで、反省の意味を込め、ダメ文部科学省のプロセスを詳細にチェック。
①2012年、旧国立競技場の改修に向けて調査費(?)を初めて計上。
耐震化工事を施し、7万席以上の規模に改修した場合の試算が800億円で、約7万2千席の横浜市の日産スタジアムが約600億円なのだから、建て替えてもあまり変わらないと取らぬ狸の皮算用。
②1級建築士資格を持ち学校建設(?)に携わる部署の職員らをJSCに派遣。
③業者から上がってきた独自試算は、3千億円。
それでも、JSCの要求に応じ、常設席の一部仮設化や開閉式屋根の設置先送りなどをして、2520億円。
④7月23日、やっとJSCは、アーチ構造の維持や開閉式屋根の設置を主張し、あの不気味なデザインは斬新なデザインは国際公約とほざいていた有識者会議を解散。
どうだろう?
少なくとも、これで責任の所在だけはクリアになったのでは?
そもそも、デザイン、設計、施工を一括した「デザインビルド」方式を採用しなかったことが問題なのでは?
ところで、その財源はどうするのか?
国がこれまでに確保した財源は、つまり血税は600億円あまりしか確保していないのに、胡散臭い東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、「トータルで7000億~8000億円」が必要とのたまわっているのでは?
東京都も、恒久施設の新設を担う支出が、当初予定1538億円から3倍近い4584億円になって、一部競技の会場建設を取りやめ、既存施設の活用することで、何とか2469億円に圧縮したのでは?
それを如実に証明しているのが、「海の森水上競技場」。
招致時の見積もりが69億円だったのに、後の試算で1038億円、慌てて精査して491億円というのでは?
どうだろう?
やはり、たかがスポーツのために、ここまでバブリーにするのはいかがなるモノか?と思うのは、東仙坊だけではないと思うが…。
そうなると、利権に目ざとい超党派スポーツ議員連盟が、5%でしかないtotoの売り上げの10%分を新国立競技場に回せるように法改正を目指すと言い出す始末。
確か、そのtotoの収益はスポーツ環境の改善のために活用するということだったのでは?
それより何より、あれほど東京・晴海の選手村から半径8㎞圏内に競技会場の85%が集中する「コンパクト」を売り物にしていたのに、実施28競技中、招致段階からの会場変更は10競技で、8競技が8㎞圏外ということこそ、問題なのでは?
また、これだけさまざまなテロの脅威にさらされている現代、警視庁を中心に過去最大となる5万人超の警備要員を動員すると言っているが、それで安全確保は万全なの?
それより何より、いから政治利用のためだったからといって、昨年2月のPuさんのソチ五輪開催費が5兆円を超えたということをどう考えているのか?
実は、東仙坊、せっかくボランティアたちが手作りの道案内サービスをしていたのに、東京都が始めた道案内人サービスに激怒している。
その理由は、その道案内人たちの格好。
全然似合わない山高帽のようなものを被っているコト。
しかも、それが舛添要一東京都知事がソウルで見た道案内人をパクっているというコト。
つまり、パクリ国家のやっていることをそのままパクるナンセンスに本当に呆れているから…。
本当に日本の文化度は相当劣悪になってきているのでは?

I am concerned when the culture degree of our country where the hoop loosened for peace-at-any-price mind-set certainly declines(平和ボケでタガの緩んだ我が国の文化度は、間違いなく衰退していると憂慮している)!










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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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