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甘ちゃんアマチュア探偵団

情報化が模倣犯罪、劇場型犯罪を助長しているなら、犯罪抑止、犯罪摘発も、精度の高い情報がすべて。このブログは、人間通を自負するコピーライター東仙坊が迅速な犯人検挙のために、人間的プロファイリングをするものである。

Oh,my God! これこそ、C'est la vie-19 「エエコ」の代償?エコ大賞?

I wonder if the true Spring should never have come for ever to Japan(本物の春は日本に二度と来ないのかも)!

この国のインポテンツのような政治屋や官僚は、本当に無能で不能なのか?
そのぐらい情けなくてみっともない景気対策という名の現金バラマキを続けようとしていて、凄く惨めな気持ちになってくる。
花咲かじいさんの話しか知らないのでは?と疑いたくなる。
これだけの環境汚染、環境破壊、異常気候の中で、のんびり花びらを撒いているだけで、花が咲き誇ると思えるとは…いやはや、恐れ入谷の鬼子母神。
基本的なイノベーションが、もっと抜本的な改善にあたるアイデアが必要だと思うがどうだろう?

何でも来たる5月15日から、環境省、経済産業省、総務省の3省で、追加経済対策として省エネ家電の買い替えセールスプロモーション「エコポイント」プレゼントフェア(?)を、平成21年度補正予算成立を条件にスタートさせると発表した。
またしても、よくわかりにくいその場しのぎの景気対策だと思わないか?
少なくとも、これで恩恵を受けるのは、消費者よりも、大手家電販売チェーンと家電メーカー。
エコポイント対象商品となるのは、冷蔵庫、エアコン、テレビの3品目。
省エネ性能を星の数で5段階表示し、4つ星以上の優良エコ製品購入者にエコポイントをプレゼントするキャンペーンだという…。
冷蔵庫とエアコンで購入金額の5%分、地上デジタル放送対応テレビで最大13%分のポイントが付き(領収書や保証書を大切に保管しろとおっしゃられている…)、それらの貯めたエコポイントを次の家電購入時に利用できるのだという…。
これって、とっくに大手家電販売店が実施しているポイントシステムと何ら変わりないと思わないか?
物凄くバカバカしいと思うがどうだろう?
それにしても、優秀な政治屋や官僚の考えることって、かくも煩雑なのか?
東仙坊、改めて呆れている。
定額給付金の申請書だって、あまりに、あまりにわかりやすくて、ほとんどキレかかっていた。
「いい加減にしてくれ!」それが国民の本音だと思いたいが…。

さて、今回「ふざけろ! 何とはしたない! ウソだろ? またかよ」と悲嘆させられたのは、いくら落ち目でも家電メーカー大手の「日立製作所」の論外の行為、それと……。
4月20日、公正取引委員会は、景品表示法違反で、日立製作所子会社の「日立アプライアンス」に排除命令を出した。
日立アプライアンス側は、不当表示を簡単に認め(?)、2008年度経済産業省から「省エネ大賞」で、最新モデル冷蔵庫9機種が受賞した「省エネルギーセンター会長賞」を返上したと発表した。
リサイクル樹脂材料を利用し、CO2排出量を大きく削減したとしながら、実際はそのリサイクル樹脂材料を真空断熱材として使用していないばかりか、CO2排出量約48%削減の歌い文句も13%だというから、開いた口が塞がらない。
にもかかわらず、この2月から、冷蔵庫の製造工場の生産能力を20%引き上げ、月産6万台の増産態勢に入っていたというから、何をかいわんや。
それはそうである。
2008年9月発売以後、不当表示で1カ月当たり販売台数を従来機種比80%増に上げ、不況下でも大型化と省エネ化?を実現し、冷蔵庫市場を牽引していたというから、呆れないか?
いくら数少ない好調の大型冷蔵庫マーケット(2009年1月、501リットル以上の大容量冷蔵庫は41.3%増2万台)だからと言って、そこまでするか情けないと言いたくならないか?
日立アプライアンスは、リサイクル樹脂を使う計画だったが技術的な問題から遅れ、宣伝部門に伝わっていなかった???と説明し、性能・機能自体に問題はないので回収しないとのたまわっている。
本当に詐欺社会の我が国にぴったりの大手家電メーカーだと思わないか?
東仙坊、偶然、1ヶ月前に、大手家電店で、冷蔵庫を見ていて、日立製品の多いことに、エコ大賞受賞というPOP広告がなぜか気になってはいたが…。
どちらにしても、残念ながら大型冷蔵庫に無縁だから、東仙坊、ホッとしているけど、すでにお買い上げの方々は不愉快千万だと思うがどうだろう?

ところで、今回の「オー・マイ・ゴッド」は、その日立製作所も最低だけど、そんな会社のそんな製品に、オメオメとエコ大賞を授けた方の経済産業省。
結果的に、間違いなく大がかりな詐欺の手伝いをしたと思うのだが…。
そのことについての反省がないのは、なぜ?
これだけ日本版「グリーン・ニューディール」とか「エコ」と声高に叫ぶ以上、細かい配慮がいると思うがどうだろう?
つまり、エコ大賞なるものを授与する責任は相当あると思わないか?
もうそろそろ、エエコを装うヤツに、エコはいないことぐらい認識して欲しいと思わないか?
それにしても、マスコミは、そっちの責任はなぜ追求しないのか?
凄く変だと思わないか?
日立冷蔵庫を購入した百人が百人、エコ大賞受賞の表示を信じたと思うがどうだろう?
それを素直に、エエコに信じてしまった人たちは、どんな気分で今いるのか?知りたいと思うのは東仙坊だけではあるまい。
そこで、経済産業省にご質問。
もし、今後、エコポイント対象星の数4以上の商品で、日立冷蔵庫のような不謹慎千万の行為が起きた場合、そのエコポイントはもらえるのか?
つまり、何だか、こんな偽りのエコ商品がわんさかわんさある気がするのだがどうだろう?

Do you think the side to give an award is more responsible than the another to accept(賞をもらうより与える方に責任があると思わないか)?








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東仙坊 

東仙坊 tohsenboh.jp
コピーライター歴三十有余年。人間通の東仙坊が、人間の弱気と恥ずかしい業が生む、情けなくてみっともない犯行を、徹底的に追及、究明。

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